さすらいの天才不良文学中年

さすらいの天才不良文学中年

カープ頑張れ カープファン カープ優勝

カープが勝った日の夜

 昨夜、3連敗中のカープが久方ぶりに勝った。カープが勝った日のおいらの行動パターンを紹介する。


広島カープ


 ナイトゲームが終了するのが概ね9時。映像付きのスポーツニュースは、NHKが10時前。テレビ朝日が10時後半。続いて、日テレとTBSとが11時半。フジが12時前。テレビ東京が12時過ぎに放映される。

 これをチャネル・ショッピングしながら、同じ内容の、異なった映像をひたすら見るのである。

 アホだと思っていただいても結構。カープの勝利を反芻するのである。

 翌日は、インターネットで中国新聞のプロ野球欄にアクセスする。

 この記事が全ての新聞社に配信されている模様である。下手なスポーツ新聞より内容が詳しい。

 一粒で7度美味しいのである。

 この気持ち、カープファン以外には分からないだろうなぁ。いや、分かってたまるか。

 なお、カープが負けたら無論一切そのようなことはしない。ファンの行動はこのように分かりやすいのである。


 カープのユニフォーム

 本日からプロ野球の後半戦の再開である。

 そこで、オールスターの第2戦のことである。雨で中断している時間が面白かった。

 この日は所要で車に乗っていたので、ラジオでオールスター戦を聴いていた。テレビと違い、雨で試合が中断中でもアナウンサーは何か喋り続けなければならない。


新井


 そうしたら、セリーグのダッグアウトで「広島カープのヘルメットを他チームの選手がかぶっている」というのを、放送し始めるではないか。

 これは、中日の井端(優秀賞を受賞)がアナウンサーの質問に答えていたもので(レポーターがマイクを向けていた)、アナウンサーが

「何故、広島カープの栗原のヘルメットを他チームの選手が被るのですか? 栗原の頭が大きいからですか」との質問に対し、

「いや、カープのユニフォームがカッコ良いからですよ。栗原さんのヘルメットがでかいからではありません。それに、新井さんのヘルメットはもっとでかいですよ(笑)」

と答えたのである。

 これには成るほどと唸ってしまった。

 確かにカープのユニフォームは他球団に較べて洗練されている。今のユニフォームは昨年のブラウン監督の就任以来だと思うが、大リーグのユニフォームのようだ。

 もともとは昭和50年のルーツ監督時代にシンシナティ・レッズのユニフォームを真似て赤ヘルにしたのが最初(この年優勝)だと思うが、赤ヘルの歴史を守って、今のスタイルにしている。

 しかし、野球の中身ではなくて、ユニフォームがうらやましがられるというのも、変な話しである。

 今年のカープは、オールスターで最下位ながらファン投票によって黒田、栗原、前田の3人が選出されるなど、良い選手がいるのだ。後半戦は、ファッションだけでなく、実力で上位に食い込んで欲しいものである。


野球記事の見出し

 愚妻は、全くの野球オンチである。


カープビール


 その妻が、星野監督のことを許せないという。聞いてみると、キオスクの新聞の大見出しが、「星野『金』しかいらん」とあるという。

「お金しかいらない」って、人間性に問題があると思ったそうだ。

 無論、「金」は「金メダル」のことだが、世の中には「金」しか考えない輩が多い。家内が誤解するのも無理はないのだ。

 ところで、今年の見出しで多かったのは、カープとヤクルトの選手の流出である。

「広島カープ大阪出張所」

 阪神タイガースのことである。3番シーツ、4番金本、5番新井となれば、確かに「広島カープ大阪出張所」である。タイガース・ファンよ、文句があるならおいらに云って来たまえ。

「人材派遣球団」

 情けないことに、カープとヤクルトのことである。カープとヤクルトで大成した外人選手は皆年俸の高いチームに移籍するのである。カープが貧乏球団であることは周知の事実であるが、「金欠ヤクルト」とまで書かれるとは恐れ入った。

「五輪代表チーム」

 もちろん、ナベツネ氏率いる読売ジャイアンツである。

 しかし、読売も阪神も自分たちが野球を面白くなくさせているってことに気付かないのかねぇ。


今年もダメか、カープ

 3月6日(木)のことである。


広島カープ


 この日の広島カープのオープン戦の相手は、ノンプロ(社会人)広島選抜(オール広島)であった(広島市民球場で開催)。

 しかし、カープは社会人相手に苦戦したのである。

 先発の青木高は3回で4失点という惨憺たる結果。打線は1軍の7選手を起用しながら、8-7で辛勝という、信じられない“失態”であった。

 ネット配信によれば、マーティー・ブラウン監督(45)は試合後、一塁ベンチ前で説教し、次のとおり、チームを引き締め直したとある。

「試合後の一塁ベンチ前、ブラウン監督を中心に円陣が組まれた。鋭い眼光、強い語気。緊迫した空気が流れる。
『君たちは立派な給料をもらって野球をやっている。2軍だろうと、どこだろうと誇りを持ってモチベーションは高くないといけないんだ。カープのユニホームを着ている以上、全力を出さなければならない』
約10分間、厳しい言葉が飛び続けた」

 そりゃ、そうだろう。ハンデ戦ならノンプロに5点与えていても良かったはずだ(5-0で勝って当たり前という計算)。その計算でいくと、12-8でカープは負けている。惨敗である。

 まあ、カープも本気ならエースを立ててということになるかも知れないが、それは違うだろう。プロとアマの差は、海より深いはずである。それがあっさりと負ける。カープもとうとうここまで来たか。

 毎年、今年こそはと、開幕時には優勝を意識するが、例年、「悪女の深情け」は五月の連休までである。

 しかし、今年は開幕前からこの体たらくである。トホホ、遂に悪女の深情けまでなくなったか。

 と、思っていたのだが、今年のカープのオープン戦の成績がすごいのだ。

 これまで、6勝2敗1引分の好成績で、ぶっちぎり?の1位をキープしているのである(17日現在)。オープン戦の戦績とはいえ、こりゃ、期待出来ると考えるしかないではないか。

 だから、カープにはメロメロになってしまうのである。

 でも、こりゃ、やはり悪女の深情けだ。


絶好調カープ投手陣

 祝! プロ野球パ・リーグ、本日、開幕!!

 さて、先日に引続いてカープのことを書く。


大野


 カープがオープン戦の首位にいる理由を考えてみたら、防御率が2.14(18日現在)と、12球団中2位だと分かったのである。

 春の椿事であるが、実際には、今のカープ投手陣が安定していることが分かる。

<先発>大竹、ルイス、長谷川、前田健、宮崎、青木高、高橋建
 このうち、大竹2.25、ルイス2.27と両エースの安定が光る。

<中継ぎ>青木勇、林、梅津、上野、岸本(以上右)、広池、佐竹(同左)
 中継ぎも絶好調である。

<抑え>横山、コズロースキー、永川
 コズロースキー、永川ともに自責点ゼロである。

 1軍枠は13人、上記人数は17人、単純に計算すると4人は2軍落ちという計算である。ブラウン監督は、先発の枠を6人と考えているようだ。まあ、先発は何人いても良いのだが。

 しかし、冷静に考えれば、黒田の欠けた穴は大きい。大リーガーのルイスが入団したとはいえ、日本での実績はゼロである。しかも、オープン戦ではボークに苦しんだ。2枚抑えの一人、コズロースキーにしても同様である。所詮はオープン戦である。蓋を開けてみなければ分からない。実績は作るしかないのである。

 まあ、救いは、他チームも同様ということである。巨人の補強と中日の投手層の厚さ、阪神の抑えの充実を除けば、横浜はクルーンを放出、ヤクルトはグライシンガー、石井を放出した(ラミレスも)。両チームともその補強が成功しているとは思えない。

 おっと、これではカープはやはりBクラスということではないか。いやいや、この春の椿事が夏場まで続けば、カープのAクラス入り==>優勝も夢ではない。

 こうして、プロ野球は、開幕直前が一番楽しいのである。


代打ナガシマ

 日刊ゲンダイに長嶋清幸(元広島カープ)の「ツッパリ野球人生(悪ガキからMVPへ)」が現在連載中である。


大野


 毎回楽しく読んでいるが、7月16日(水)の記事には笑ってしまった(写真は大野)。

 長嶋清幸が広島カープに入団1年目(1980年)の巨人戦のことである。長嶋は当時の古葉監督から代打を告げられ、怪物と云われた江川と初対決となる。

「ピンチヒッター、ナガシマ」のアナウンスが後楽園球場で告げられた。

 すると、一塁側ベンチから長嶋茂雄監督が飛び出してきた。ホームプレートを挟んでカープの長嶋と巨人の長嶋監督の目が合う。長嶋清幸は長嶋監督に会釈をすると、監督は何故かベンチに引き返したのだ。

 長嶋監督は「代打、ナガシマ」のアナウンスに無意識の内にグラウンドに飛び出したのである。

 光景が目に浮かぶ。思わず大笑いしてしまった。

 長嶋茂雄、不世出のスターである。


緊迫した勝負

 久し振りに緊迫した勝負を(インターネット上で)見た。8月30日(日)のナイター、広島・中日戦である。


広島カープ


 勝負の時は、広島カープの8回表の攻撃でやってきた。ここまで広島が3対2と接戦である。広島は勝てば1ゲーム差となり、再び中日の喉首に迫る。

 その広島がノーアウト満塁のチャンスを作ったのだ。東出とアレックスが共にヒットで三塁・二塁、四球の栗原が一塁にいる。

 ここで、首位打者を経験している嶋が打席を迎えた。嶋は左打ちだから、落合監督はたまらず、浅尾に代えて左投手の小林をマウンドに送る。

 続けて三球のボールであった。

 四球となると押し出しで、この試合は広島が断然優位になる。ダッグアウトから「待て」のサインが出たのだろう、嶋は続けて二球を見送る。

 行き詰る勝負となった。ノーアウト満塁、ツーストライク、スリーボール。次の一球が勝負を決めるのである。

 ところが、ここからが凄い勝負となった。嶋と小林は死闘を繰り広げるのである。

 6球目ファール(スライダー)
 7球目ファール(スライダー)
 8球目ファール(スライダー)
 9球目ファール(ストレート)
10球目ファール(スライダー)
11球目ファール(ストレート)
12球目ファール(ストレート)
13球目ファール(スライダー)
14球目ファール(ストレート)
15球目ファール(スライダー)
16球目ファール(スライダー)

 11球、続けてファールとなるのである。この勝負、両者が譲らない。

 小林が17球目を投げた。

 これまで11球がスライダー。5球がストレート。小林に速い球はない。この日の最高はストレートの129キロ。120キロ台のスライダーを得意とするピッチャーである。

 そして遂にこの17球目、嶋は内角低目のストレートをボールと思い見送るのである。

 しかし、これがストライクと判定される(東海ラジオ放送の権藤は「ボールでもおかしくない」と解説していたが)。

 小林はガッツポーズを取る。嶋、不覚にも三振。しかし、一打者に対し、17球も放らせたのだ。勝負では小林が勝ったが、野球では嶋が勝ったと評価して良い。

 この日は、この死闘だけで金を払っても良い勝負であった。野球は、まだ充分オモシロイ。今シーズンは残り約30試合。楽しみはまだ続く。

 なお、試合の結果は、4対3で広島が勝った。ヨロシー!!


神宮球場でのカープ観戦

 今年初めてのカープ観戦である。


神宮球場


 時間がなかなか取れなかったのだが、カープの連日の奮戦を見ていると行かざるを得ない。今年のカープの活躍はそれほど出色である。映画通であるS氏と15日(月)のヤクルト対広島戦を観戦することにした。

 まず、切符の購入である。行き当たりばったりで当日券を買ってもよいのだが、意外とこれがバカにならない金額である。内野指定席Bが2,600円、外野自由席でも一人1,500円である。これに弁当代を加え、球場の中で生ビールを頼むと一杯が700円。内野席に入り、二人分だと合計で優に1万円を超える。これでは破産である(野球が廃れる理由の一面には、こういうこともあるのではないか)。

 そこで、ネットで企画切符を探すと、「内野指定席B2枚、ボブルヘッド人形一体付きで3,000円」というのがあった。難点は、席がヤクルト側ということだが、おいらはこれまで一塁側で見ると必ずカープが勝つというジンクスを持っている。苦にならない。

 さて、申し込んだのはam.pm.店である。ところが、ここで問題が発生する。am.pm.店内部の電話のオペレーターに2枚頼んだら、6,000円請求されたのである。2枚で3,000円ではなかったのか。話しが違うと主張したのだが、既に発券済みだから払い戻しに応じられないという。

 止む無く6,000円を支払ったのだが、券を見ると、券一枚で2枚の指定席が貰えることになっている。つまり4人分の席を申し込んだことになったのである。だったら、オペレーターが最初からそう云えば良いではないか。オペレーターもオペレーターである。「2枚といえば、券一枚ですね」と何故云ってくれないのだ。

 結局、他の日にも使えることが分かったので、日を改めて後日もカープ戦を観ることにしたのだが、不親切としか云いようがない。

 神宮におもむく。指定された窓口で石川投手のフィギアを貰い(結構でかく、プレミアが付きそうである。ただし、カープファンにとっては無用の長物)、入場する。球場は、今春、改装されて広くなっていた。外野席が遠くなったのである。これではさぞかしホームランが出にくいだろう。

 次に驚いたのは、カープファンの方がスワローズファンより多かったことである。三塁側のカープファンの声援が神宮の杜にこだまするのである。ど迫力の応援である。

 戦国時代の合戦もこうだったに違いないと思うほどの興奮を覚える。戦う相手を、声と音で圧倒してしまうのである。おいらはこれまで数え切れないほど神宮でカープの応援をしてきた。しかし、おいらの一生でこのような盛り上がった応援を見たことは一度もない。観戦して良かったと心からそう思った。一生涯記憶に残るエクスタシーである。それほどまでの応援である。カープファンよ、ありがとう。

 しかも、当日は神宮には珍しく2万人以上の入場者数である。これでは、カープ、絶対に負ける訳にはいかない。

 それに投げているピッチャーはカープの不動のエース、ルイスである。少々の点なら、負けていても負ける気がしない。案の定、栗原の二塁打で2対1と逆転し、最後は永川で締めて快勝である。

 ビールも旨いのぅ、カープも連勝街道じゃ。目出度し、目出度しじゃのぅ。
(なお、カープは翌日も勝ち、連勝を3と伸ばす。しかし、昨夜は残念ながら星を落としたが、依然三位の座を死守している)

 眠れるカープファンよ。神宮を目指せ! 横浜球場を目指せ! そこは今やカープのホームグラウンドじゃ! 嘘じゃないけぇのぅ!


完敗宣言

 カープが二夜連続の大敗で3連敗である。これでクライマックスシリーズの目は事実上なくなった。


完敗


 昨夜の試合が残り試合5で、もう一つの試合も落とせないというトーナメントと同じ位置付けの試合である。それが、まさかの3対13。歴史的な大敗である。

 この試合、おいらが応援しなければと再び神宮の杜に出向いたのだ。ピッチャーは今季3勝負けなしの斉藤。試合前のブルペンの投球を拝見したのだが、腕がよく振れていて球の速さは上出来である。しかも、3回始めまで被安打1で、試合はカープが先行している。

 ところがその回ホームランを浴びて同点とされ、4回になってから全くおかしくなった。先頭の福地(カープ出身)に四球を出してからストライクが入らなくなったのだ。4者連続四球の押し出し。しかも最後のボールはおじぎをするボール。それを皮切りに怒涛の9点が入り、あっけなく完敗である。

 観戦していて、斉藤は負けることが出来ないという重圧に負けたのだとはっきり分かった。経験がないということは、怖い。考えてみればカープはもう10年間もAクラスに入ったことがないのだ(97年の3位がAクラス最後。三村監督)。負け犬根性が染み渡っているのである。優勝に至っては16年前(山本監督)の遥か昔のことである。

 選手全員がガチガチで試合をやっているのである。これでは勝手に負けたと云われても仕方がない。貧すれば鈍する。しかも試合後半、中日が横浜に勝っているという場内案内が行われ、万事窮す。

 中日は残り6試合でCSのマジックが3。巨人とは2試合、阪神とは1試合で、対戦相手は優勝争いから共に負けることが出来ない。しかし、中日がその3試合に敗けたとしても、残された横浜2試合とヤクルト1試合に勝てば良いのである(広島はヤクルト1試合、横浜3試合)。

 球場を後にしながら考えたこと。ここまで完敗すれば、返ってサバサバである。後は残り試合を悔いの残らないようにして闘ってくれればそれで良い。そうでなければ、おいらの好きなカープではない。

 それにもう一つ。昨夜も神宮は赤一色のカープファンで埋まった。そのカープファンはカープが大敗していても、試合の最後まで勝利を信じて応援をし続けたのである。皆、やさしい人ばかりじゃのぅ。カープはこのファンを大切にしなければいけない。


広島カープ不振の理由

 とにかく点が入らない。珍しく投手陣が踏ん張っているのに、打線が不振の極みである。


新広島市民球場


 この原因として、昨日の中国新聞(ネット版)は「5番が機能していない」ことを挙げていた(「影を落とす5番の不振」)。

 そのとおりだと思う。敵のピッチャーは、カープの4番栗原と勝負をしなくても済むからである。最悪の場合、四球でも良いと思えば、無理をしない投球が可能となる。無論、敬遠してもよい。

 広島の4番栗原は、宝の持ち腐れになるのである。

 ブラウン監督もこれで苦労している。

 シーボル、マクレーン、嶋と日替わりで5番を据えるのだが、皆打率が低い。

シーボル  .225
マクレーン .133
嶋     .187

では、如何ともし難い。

 考えてみれば。今年、弱いターガースも5番新井が .213で不調である。しかし、他のチームは巨人を含め、5番の打率はいずれも .250以上。

 巨人の李( .270)はまだしも、中日の和田( .280)、ヤクルトのガイエル( .283)、横浜の吉村( .275)は怖い存在だ。

 以上の記述は昨日の午前中に書いていたものであるが、泣きっ面に蜂とはこのことで、昨日の夕方、カープの3番に定着していた天谷の骨折を知った。

 カープには3番も不在になってしまったのである(シーボルが3番となった)。

 こりゃ、カープは一大事じゃ(打率はいずれも5月13日現在)。


カープファンはもう止めた

 これまでは、どんなにカープが負けても、それは宿命だと思い、ファンを押し通してきた。


新広島市民球場


 しかし、最近のカープは酷すぎる。

 胃に悪い。新聞のスポーツ欄はもう見ないことにした。負け方が最低だからだ。

 ほとほとカープには愛想が尽きた。打てない、守れない、点を取れば投手が打たれる。絵に描いたようなヘボ野球の連続である。

 冷静に考えると、今年は新しくマツダスタジアムが出来た。昨年はクライマックス・シリー進出を賭けて善戦した。ブラウン采配も定着した。しかも、珍しく金をかけてマクレーンとフィリップスを獲った。

 これで、カープファンは舞い上がったのである。

 おいらもオールスター前までは、その気になったのである。実際、オールスターゲームのファン投票では、栗原、大竹、石原、東出、赤松と12球団最多の5選手が選出されたのである。

 しかし、12球団一の最貧打線であり、12球団最悪の防御率に近いチームにAクラス入りを望むのは、やはり無理なのである。

 これを冷静に分析すると、構造的な問題が浮き上がってくる。

 嘗てのプロ野球での新人加入はドラフト制度が機能したこともあって、カープにも人材が集まった。これが70年代後半からの広島カープ黄金時代を築いたことは間違いない。

 ところが、その後、ドラフト制度は骨抜きにされ、止めはフリーエージェント制度の浸透である。フリーエージェント制度で、金のあるチームに力のある選手が集中したのである。

 要するに、金がないからカープは主力選手を引き止めることが出来なかったのだ。金本や新井のような4番打者が平気で他チームに引き抜かれる。これでは、田舎の弱小球団は人材派遣チームになるしかない。

 とどのつまり、何時まで経っても、貧乏球団の主力戦力は給料の安い若手に頼らざるを得ないのである。


 しかし、ここまで書いて、おいらはそれでお天道さまが許すのかと思い直した。金にまかせるだけで日本のプロ野球に未来があるのかと考え直した。

 若手だけで勝つことが出来るチームがあっても良いではないか。二流が一流を破る。貧乏球団が金満球団を打ち負かす。それが男のロマンではないか。判官贔屓で何が悪い。それでこそ、日本人じゃわい。

 どんなに負けてもカープはおいらの心のふるさとなのである。やはり、おいらは心底からカープが好きなのである。田舎の貧乏球団でよい。ちばあきおのキャップテンのような、走って、守って、カッコ良かったカープ野球の原点をもう一度見せてくれ。


 トホホ、これでは一生、カープ地獄みたいじゃのぅ~。


ブラウン監督は野球を知らない

 昨日のカープ対スワローズ戦は、4対1でカープが敗れた。最悪の連敗である。


新広島市民球場


 おいらは外出していたので、携帯のウエブで戦況を知るしか手はなかった。節目節目で携帯を覗いていたのだが、試合は投手戦となり、8回裏の時点で、カープはスワローズに1対0で後塵を排していた。

 しかし、1点は最少得点差である。それに、カープは後攻である。9回表のスワローズの攻撃をゼロで凌げば、1点差だから追いつく可能性は残されている。サヨナラの可能性もなくはない。野球は後攻が心理的に有利である。しかも、球場のほとんど全てがカープファンだ。

 当然、9回表は抑えのエース永川である、と思ったが、携帯を覗くと何とシュルツではないか。

 おいらはのけぞった。椅子から転げ落ちるかと思った。

 案の定、シュルツはノーアウトで安打を打たれ、運良く盗塁失敗でワンアウトにし、続く二人目でツーアウトにしたのだが、その後つるべ打ちにあい、一挙3点を失ったのである。

 試合は、結局4対1で完敗である。

 ここで何が云いたいか。

 ブラウン監督は、野球を知らないのではないか。

 ブルペンで永川が投げることが出来ない何かの事情があったのかも知れないが(そのような事情は監督とコーチしか知らない)、野球の鉄則は、その時点でベストの投手を出すことである。

 二番手を先に出してどうするのだ。9回裏で同点になったら、延長があるとでも考えたのだろうか。

 永川は確かに不安定な投球をする。しかし、6敗していても3勝33セーブである。セリーグを代表するストッパーだ。三日前もヤクルトはこの永川を打つことが出来なかった。

 永川でゼロに抑えて、相手にプレッシャーを与える。それが、相手の一番嫌がる起用方法だ。万が一、永川で失点したら、それはそれで心中したと思えば仕方がない。

 それが、どうして、シュルツなんだ。

 負けるべくして負けた試合であった。今シーズン、クライマックスシリーズにカープが残れなかったとしたら、昨日の采配ミスがその原因であると断言する。逆に残ったら、初戦のヤクルトで大逆転した試合が起爆剤だったと考えて良い。

 おいらは来シーズン、ブラウンはいらない。監督が負ける試合を作ってどうするのだ。


 と、ここまで書いて考えたのだが、これは、外人とおいら達との考えの差ではないかと、ふと思った。

 それは、合理主義である。

 おいらは、西洋人の素晴らしい点はその合理性にあると思う。少なくとも情緒やしがらみに左右されない。

 昨日の試合の場合、データや相性、それに永川を休ませるという考えもあった可能性はある。

 しかし、実力が紙一重の勝負の場合、合理性だけで勝負に勝てるとは思えない。勝負しているのは、所詮人間なのだ。メンタル・スピリットが重要だというのは、外人が一番良く知っているはずではなかったのだろうか。

 バレンタインも駄目だったが、ブラウンもそこを理解しないと一流ではない。ブラウン監督よ、日本人の嫁さんと再婚したから来季も日本に残れるという程、日本の野球は甘くない。


明日はお休み

 明日は休日につき、お休みです。


神宮スコアボード


 クライマックス・シリーズに首の皮一枚が残っているカープ応援のため、昨日、雨のそぼ降る神宮球場に行って参りました。

 先制点を取っては追いつかれ、中盤までは緊迫したムードでしたが、何故か今のカープは負ける気がしません。昨日は栗原のスリーランが飛び出し、久し振りに8回、9回を余裕で観戦することが出来ました。


栗原


 これで広島は歓喜の4連勝、残り試合を全勝(5試合)するしかないシナリオが進んでいます。

 毎日が鬼門で、本日はジャイアンツ戦です。

 奇跡は起きるか!?


 月曜日よりブログを再開いたしますので、皆様よろしゅうに。


平成21年10月3日(土)


 謎の不良中年 柚木 惇 記す


本日はお休みでしたが

 本日は休日につき、お休みでしたが…。


ダリヤ


 奇跡は起きませんでした。昨日、ジャイアンツにいわば圧倒され、カープの今シーズンは終了となりました。

 惜しむらくは大竹が巨人打線を3点以内に抑えてくれればということでしたが(6対4で敗戦)、今年の前半は大竹の活躍でカープが躍進したので、文句を云うのは、なし。

 良い夢を見せて頂きました。

 来年の野村新監督?に期待しませう(野村謙二郎が本命ですが、楽天の野村監督が下野するのであれば、狙い目と密かに考えています)。

 それでは皆様、よろしゅうに。


平成21年10月4日(日)


 謎の不良中年 柚木 惇 記す


  セリーグ開幕戦

 いよいよ本日からセリーグが開幕する。

新広島市民球場


 パリーグは既に始まっているが(楽天開幕3連敗はブラウンの采配ミスだろう)、カープがいないと今一つ気合いが入らない。

 そこで、おいらの今年のペナント予想である。

 優勝は、ずばり広島または巨人。

 Aクラスの残り1枠を中日とヤクルトが争い、中日が3位に滑り込む。

 5位と最下位を阪神と横浜が争うという予想である。

 今年の広島は投手王国になる可能性を秘めている。だから、投手陣がペナントの終盤まで持ちこたえることが出来れば、優勝の可能性は充分にある。

 今年の野球評論家の予想は、カープが5位または最下位である。

 理由は簡単である。ルイスが抜けて、大竹が開幕に間に合わない。しかも、中軸打者がいないと予想している。

 しかし、彼らはカープの本当の怖さを知らない。皆、節穴である。

 投手陣は、先発に前田健、ジオ、青木高、斎藤、篠田、高橋健とベイル(二人は大リーグからの出戻り)がいて、これに少し時間が経てば大竹が加わる。中継ぎには鉄壁の横山、梅津、シュルツがいて、押えは永川である。

 カープは先発投手陣の年齢が若いのが良い。嘗ての投手王国の再来の予感がする。

 今年の打線も頼もしい。天谷が念願の3番に成長した。課題の5番もフィオが務めそうだ。切り込み隊長の東出も絶好調である。ソヨギも今年はしぶとそうだ。それに、圧倒感のある4番栗原。代打の切り札、前田の活躍も期待される。

 今年の目玉は、横浜だろう。とにかく補強が凄い(実は巨人もしっかりお家芸である補強をしている)。横浜はオープン戦での結果が出ていないが、シーズンは長い。もともと協力打線だから、このチームが軌道に乗ると怖い。横浜に食われたチームは戦線を離脱するだろう。

 さて、これだから、シーズン開幕日は良いのである。試合が始まるまで、こういう夢を見させてくれるからだ。

 今年のカープの開幕の相手は天敵の中日。現実に立ち戻ってこの3連戦、2勝1敗で凌げれば、カープの優勝も夢ではない。


  カープは弱くない

 開幕1勝後7連敗であったが、一昨日のヤクルト戦でやっと両目が明いたカープ。カープは優勝争いどころか、横浜と最下位争いである。まったく、おいらの予想は大はずれ。これでは、切腹もんである。


栗原


 そこで、この成績が本当のカープの実力かどうか、おいらの目で確かめてみようと、映画界の鬼才S氏と神宮球場に赴いた(写真は昨日のカープ戦。打者栗原)。

 雨男の本領発揮である。そぼ降る雨。

 試合開催中はずっと雨。しかも、神宮球場特有の風が吹き荒れ、体感温度は真冬並みである。

 ところが、試合が終われば雨は上がる。ひどい話しだねぇ~。

 ただし、運良く2階バックネット指定席であったので、雨にたたられることはなかった(それでも横殴りの風による雨だけには曝された)。

 さて、試合は7対1でまたしてもカープの圧敗。

 負け惜しみと云われても仕方がないが、これ程差がつくと、敵の天晴れさが目立つだけで、何とも思わなくなるのは不思議であるが…。

 何が云いたいのか。この試合では絶好のチャンスにカープの4番(栗原)が三振し、スワローズの4番(デントナ)がホームラン(満塁)を打った。昨日の勝負は、その差だけである。

 つまり、彼我のチームにそれ程の差はない。実際、試合は接戦であった。逆の結果も充分にあり得たのである。繰り返すが、得点差ほどにカープは負けていなかった。

 諸兄よ、ペナントレースはまだ長い。だから、おいらは断言する。カープのことを心配する必要はない。

 それがおいらの昨日の結論である。

 でも、今日も負けたらどうするかって?

 勝負は時の運…。


  横浜ベイスターズ戦初勝利

 広島・横浜戦のタダ券が二枚手に入ったので、再び熱烈なカープファンである映画界の鬼才S氏と横浜スタジアムに観戦に行ってきた(4月10日土曜日)。


チケット


 自分が観に行った試合で贔屓のチームが負けると云うのは、ファン心理ならずとも悔しいものである。今季の観戦での戦績は既に神宮で星を落としており、0勝1敗である。

 で、土曜日の結果は7対3でカープの快勝。ベイスターズ戦初勝利で、今季のおいらの観戦試合も片目が明いた。


フィオ


 カープ打線が上向いているところも頼もしい。

 それにしても、カープの応援は凄いわ。神宮の応援も凄いが、横浜スタジアムのレフト側外野席は赤色一色(写真下)。首都圏のカープファンが大挙して結集しているのである。恐らく、球場全体では6対4でカープファンの方が多いと思う。最早、ホームグラウンドである。


カープ応援団


 さて、観戦しての結論。

 野村野球の形が見えてきた。往年のカープ野球の復活である。走る野球だ。足でかき回して相手のミスを誘い、四球で一点取る緻密な野球である。

 それを支えるのがカープのお家芸である猛練習である。今でも西区三篠にカープの宿舎があるのだろうか。かつてはそこの入り口に、「練習は不可能を可能にする」という名文句が刻まれていたことを記憶している。

 先週、ドジャースから黒田が推薦する左腕スタルツ投手も来日した。制球が良く、日本向きのピッチャーだと云う。若手投手が育っているので、大竹が復活すれば投手王国カープの誕生も夢ではない。

 カープの第三期黄金時代(第一期が古葉監督、第二期が山本監督)よ、来たれ。

<追伸>

 残念ながら、昨日のベイスターズ戦はカープが星を落とした。しかし、前田に待望の代打ホームランが出た。良しとすべきか。


ここまで崩壊するか、カープよ!

「祐天寺探検隊」を中断してまで、本日はカープに言及する。


野村カープ


 おいらがこれ程弱いカープを見るのは、高校生以前に遡る。

 ざっと、45年以上前だ。

 今年のお盆に広島県F市で開催されるおいらの高校の同窓会に参加する予定である。

 思い出すのぅ~、高校時代のカープを。

 万年5位だった。

 国鉄(現ヤクルト、ほぼ最下位)と大洋(現横浜、ほぼ4位)と毎年最下位を争っていた。

 しかし、おいらが高校生になってカープには外木場と安仁屋がいた。しかも、昭和43年に監督が根本になった。当時、広島では根本監督はヤクザ顔負けだと云われていた。事実である。

「ありゃあ、やくざじゃけ~」

 無論、褒め言葉である。

 その年、カープが初のAクラス入りしたのは云うまでもない。高校三年の秋であった。

 その後、ご存知のとおり、昭和50年、カープは初優勝し、黄金時代を迎えた。

 カープを語ると、おいらの青春時代は暗黒時代であったが、社会人になってからはわが世の春を経験させてもらったのである。

 それが、この10年以上、万年Bクラスとなり、指定席はいつまで経っても5位である。

 しかし、筋金入りのカープファンの本心は、「ボロは着てても心は錦」であった。

「充分、優勝する力量は持ち合わせているのだが、たまたま運が悪くてBクラスだ」と心の底では思っていたのである。昨年までは…。

 だが、違うのである、今は。

 カープは弱い。試合自体が作れない。これじゃあ恥ずかしゅうて、ほんまにいけん。

 今の気分は、おいらの高校生時代に逆戻りである。昔と同じだ。カープは勝てない。夢なのだ、カープが勝つのは。

 繰り返す。おいらが云ってるのは、優勝ではない。「勝つのが」である。

 この責任は、野村監督だけにある訳ではない。野村采配の無策にはうんざりしているが、カープの投手力と打撃力が本質的に劣っているのを見逃していたフロントや上層部に構造的な責任があるのではないか。

 横浜が盛り返さなくても、恐らく今年のカープは最下位になるだろう。それ程、事態は深刻である。

 ファンが離れるのが、一番、怖い。


広島カープの不甲斐なさ

 あきらめを通り越して、哀れである。またしても広島カープは巨人に3タテを喰らった。そして、勝率は3割台。


カープ60周年1


 投手陣は相変わらず弱体。攻撃もヘボの見本。

 見るべきものは何もない。あの熱狂的なカープファンである中国新聞でさえ、もう見捨てている。

 おいらももう広島カープの応援はやめだ。

 しかし、こんな気持ちになったのは、初めてではないだろうか。

 それほど今の広島カープはヒドイ。明るい材料が何もない。

 セ・リーグのお荷物だねぇ。横浜ベイスターズよりは良いと云えば済む話しではない。

 これじゃあ、野球の神様への冒涜だろうねぇ。

 野村監督、大野ヘッド(ピッチング)コーチ共にクビだろうねぇ。この二人では野球にならんからなぁ。それでも野村は来年もやるんだろうねぇ。来年も今年と同じになるんだろうねぇ。

 それでもカープを応援するファンは根強くいる。不憫だねぇ。


 広島カープの問題点と課題

 昨日既報のとおり、敬老の日が絡んだ三連休の中日、横浜スタジアムに行ってきた。

「カープ・ベイスターズ戦」観戦である。


カープファン


 消化試合とはいえ、しかもファンを辞めたとはいえ、やはり、カープを見捨てることは出来ない(写真は当日のレフト側外野席のカープファン)。

 地元横浜にカープが来るのじゃ。応援に行くしかないのぅ。

 今のカープの問題点と来期カープの課題を分析せにゃぁいけん、と自分の目でカープを観るために横浜は「関内」に足を運んだ。

 と、横浜スタジアムの入り口付近でカープファンらしき若いお兄ちゃん数名がチラシを配っている。

 おいらはこういうときには目ざといのである。A4のチラシをゲットする。

 手に取ると、

「赤ヘルファンに告ぐ!! 今こそ声を上げよう!!」

 とある。

 ん? 何じゃ、こりゃ?

「これでいいのか!? カープ球団」

 という見出しが目についた。


カープチラシ


 これは穏やかではない。しかし、内容を読んでみると、その内容はまともである。

 要は、広島カープは松田家の所有物ではなく、ファンのものであるということ(オーナーの世襲化に疑問)、球団経営に疑問があるということ(抜本的な見直しが必要)を指摘しているのである。

 そのため、10月6日(水)のスワローズ戦を「ファンが立ち上がる日」とし、抗議メッセージボードを各自持ち寄って、カープ球団に抗議をしようという内容である(「カープ球団の現状を憂う会」作成チラシ=写真上による)。


 カープの問題点と課題を考えようと横浜スタジアムに来たのだが、強烈なパンチを食らってしまった。

 確かに、球団を強くしようという素振りは見せても、金はかけない、選手は育てるだけ(実力がつくと年俸が払えないので他球団にトレード)、成績が悪いと監督のクビを変えるだけでは、球団経営に無能の烙印を押されても仕方がない。

 こういう運動が起きるという背景には、松田家の球団経営以外にも何か問題があるという可能性も否定はできない(実際にはそういう事実はないかも知れないし、逆においらが知らないだけかも知れない)。

 チラシにはそういうことは書いていないので、カープの球団運営方針だけに限定しておいらの意見を述べれば、カープを現状のまま放置して置くのであれば、100年経っても最下位争いをしているチームのままだということである。

 優勝を狙わないチームに生きている資格はない。口先だけで優勝を狙うと云っても、来期も現有勢力では5位が精一杯である。

 オーナーである松田家は、問題点を指摘する視野の範囲外であったが、球団作りの弊害が本当に松田家にあるのであれば、おいらも一ファンとしてこの動きは注視しなければならないだろう。

 つまり、カープファンにとっては見過ごすことのできない重要な問題の提起と見受けたのである。

 カープファンの応援の凄まじさは今更のことではない。ファン一人一人の力は弱いかも知れないが、ファンが集まると力は強くなる。広島は「三本の矢」の凄さを知っている(ただし、こういう運動は過激なものではなく、穏当なものにしなければならない。そうしないとファンも離れる)。

 10月6日(水)のスワローズ戦は見ものである。


 本日と明日はお休み

 本日と明日は休日につき、お休みです。


カープ中国新聞


 写真は、5年前の中国新聞。来週から今年もプロ野球のキャンプが始まります。この時期は、一番いいなぁ~。カープの優勝を妄想できるから。


 それでは、皆様よろしゅうに。


平成23年1月29日(土)


 謎の不良中年 柚木惇 記す


 広島カープの連敗記録

 それにしても負けすぎである。


マツダスタジアム1


 昨日までのカープの成績は、10連敗である。縁起でもないが、今日の西武戦でも負けてしまえば11連敗。

 調べてみると、カープの球団記録は13連敗が最高で、過去2回も経験(昭和25年、平成11年)している。

 日本記録は千葉ロッテマリーンズの18連敗(平成10年)だそうである。

 原因は貧打に尽きる。

 先日はソフトバンクに17対2と大敗したが、投手陣は悪くはない。

 10連敗中、50回の連続無得点記録を更新したのだ(プロ野球記録は、大映スターズの59回(昭和28年))。

 連敗中の1対0での完封負けは実に6試合。プロ野球で完封負けをすることは(もちろんあるが)そうそうあるものではない。投手の防御率に0.00がいないことを考えれば、直ぐに分かることである。


 最早、何も語ることはない。

 おいらは野村監督の采配に疑問を持っているので、カープ復活のカギは監督を変えるのが一番だと思う(投手起用、代打の送り方など、枚挙に暇がない)。

 だが、それよりも真弓監督の方が先に辞めるのかもしれない。阪神もカープ同様重傷である。

 カープ、何時まで負け続けるのじゃろう。

 実は、この間、困るのはスポーツニュースや新聞のスポーツ欄を見たくなくなるので、スポーツ情報に疎くなってしまうことである。

 早く勝ってくれ…。



今年のカープは期待できるか

 今年、2012年のカープは期待できるか。


マツダスタジアム1


 答えは、毎年同じである。もちろんイエス。

 しかし、そうは云っても昨年と比較して今年は補強が少ない。ピッチャーは明治のエースであった野村一枚である。外人はジオを横浜に出して、中継ぎのミコライオ(ユタ・バレー大)を加入させたが、未知数だ。

 一時、黒田の出戻りが報道されていたが、結局ヤンキースに取られてしまった。これは残念。

 打つ方では、ニック(ルイジアナ州立大)である。大砲として期待されているが、これも同様に未知数である。

 と、云うことは昨年と同じ駒をベースに底上げを図るしかないということである。

 ここで、おさらいをしてみよう。

 投手陣のメンバーは、先発が前田、バリントン、福井、篠田、大竹、斎藤、野村、中継ぎが今村、上野、横山 青木、抑えがサファテ、永川などが考えられるが、やはり、野村が活躍するかどうかがカギである。

 打つ方は、4番栗原とその前後である3番と5番を誰で固めるかだろう。広瀬、嶋、岩本、天谷などがいるが、誰が一皮剥けるかである。

 近代野球は、投手の力と監督の采配である。今年のカープが上位を狙えるか否かは一重にこの二つにかかっている。出でよ、孝行息子。


 本日と明日はお休み

 本日と明日は休日につき、お休みです。


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 写真は、先週土曜日の神宮球場内部の一こま。

 カープ対スワローズ戦の9回裏に入ったばかりでした。突然の猛雨で、観客は皆スタンドから屋根のある球場内部へ殺到、ごった返していました。

 待つこと15分。結局、コールドゲームでカープの勝利でした。ま、良いか。今年のおいらのカープ観戦成績は、3勝1分け。終わり良ければすべて良し。


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 それでは、皆様よろしゅうに。


平成24年10月13日(土)


 謎の不良中年 柚木惇 記す


本日と明日はお休み

 本日と明日は休日につき、お休みです。


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 本日は、広島カープが25年振りの優勝を果たす(可能性が限りなくある)日です。

 おいらは早朝から斎戒沐浴(さいかいもくよく)し(うそつけ)、カープ優勝に備えます。

 今、諸般の事情があって衛星放送が映らないので、今日は国営テレビがオンエアしてくれるのはありがたい限りです。

 試合開始からテレビの前で一升瓶を抱いて、カープの応援をします。果たして美酒となりませうか。


 それでは、皆様よろしゅうに。


平成28年9月10日(土)カープ優勝の(可能性が限りなくある)日


 謎の不良翁 柚木惇 記す


遅ればせながら広島市内の表情

 カープが優勝して(9月10日)遅れること6日の、9月16日(金)に広島駅に到着した。


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 駅のコンコースに上の掲示板がある。おいらも思わず、「NO CARP NO LIFE」と書く。

 その後、伯父の三回忌の法要などがあったので、広島の旧市街に入ったのは20日(火)である。

 10日経っているので、もう優勝の余韻はあまりないかと思いながらも、やはり、こういうときに訪問したいのは本通り商店街である。

 しかし、本通り商店街に祝カープ優勝の目立った垂れ幕はない。残念である。

 まぁ、こんなもんだろうと思っていると、商店街の中心にあるアンデルセン(タカキベーカリー)店では大きな看板が展示してある。


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 貼り紙もある。


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 恐らく本通り商店街は人、人、人だったのであろう。ごった返して人の波が本通りを襲った光景が目に浮かぶ。

 そう思って、気を付けて本通り商店街の店を見ると、優勝セールを未だにやっている店が多い。下は福屋百貨店の一コマ。


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 金座街には旗が出ている。


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 廣文館書店もこうである。


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 恵比寿通りも旗。


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 信用金庫だって頑張っている。


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 鯉城通り(市中心部を縦貫する電車通り)ではこういう店も並ぶ。


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 背広が安いのぅ。

 CSに勝つと、また、盛り上がるのだろう。


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 こうしてみると、広島の熱気はまだ続いているので安心する。おいらは旧市内を観て再び嬉しくなった。

 こういうのを「一粒で二度美味しい」と呼ぶのである。


あなたに見せたかった~25年間に亡くなったカープファンの関係者をご招待

 カープは、明日(11月5日)、マツダスタジアムで優勝報告会を開催します。


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 その報告会に、おいらがカープファンだった亡母の息子として兄弟ともども招待されましたので、本日より再び広島に帰省します。

 そのため、このブログを来週火曜日までお休みします。ご容赦ください。再開は、11月9日(水)からの予定です。

 なお、この優勝報告会の趣旨は、次のとおりです。

「広島東洋カープは25年ぶりのリーグ優勝を果たしました。

 前回優勝した91年以降に亡くなったファンにも晴れ姿を見ていただきたいと、11月5日(土)にマツダスタジアムで催す優勝報告会に200組1,000人をご招待します。

 故人の写真を持ってご参加ください。」(広島東洋カープ、中国新聞社)

 なお、これに伴い、明日の中国新聞に母の写真が掲載される予定です。


 それでは、皆さんごきげんよう。


平成28年11月4日(金)


 謎の不良翁 柚木惇 記す


母の遺影を抱いて広島東洋カープ優勝報告会に(前篇)

 カープは11月5日(土)広島市内で優勝パレードを行った後、マツダスタジアムで優勝報告会を開催した。


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 その報告会に、おいらがカープファンだった亡母の息子として兄弟ともども招待された。今回はその顛末記である。


1.優勝していなかった25年間に亡くなったカープファンを招待

 持つべきものは友である。気の置けない友人からカープ優勝報告会が広島のマツダスタジアムで開催されるという情報をもたらしてくれたのである。

 今年のカープは実に25年ぶりにリーグ優勝をした。

 思い起こせば、前回優勝したのはおいらが41歳のときであった(91年)。仕事に脂が乗る年齢で、当時は某企業の管理職であったことを思い出す。カープはそれ以来優勝から遠ざかっていたのである。

 おいらも死ぬまでカープの優勝を見ることはできないと諦めていたほど25年間という期間は長かった。

 だから、カープの優勝を見ないまま亡くなったカープファンは多い。

 そこでカープと中国新聞社は粋な計らいをしたのである。

 その25年の間に亡くなったカープファンにも晴れ姿を見て欲しいと優勝報告会に遺族200組をマツダスタジアムに招待するとしたのである。

 おいらは7年前、広島でアラーキー(写真家、荒木経惟)に母とおいらと弟の4人で写真を撮ってもらったことを思い浮かべた。


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 2009年、広島市現代美術館で開催されたアラーキー「広島の顔」展でおいらは当時まだ闘病中だった母のことを菩薩さまと表現して被写体に応募していたのだ。運よく選ばれたので母はとても喜んでくれたことを覚えている。


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 そこで、今回もおいらはカープファンであった母のことを書き込み、応募したのである。

 応募要項は故人名、亡くなった日付、当時の年齢、申込者との関係などを明記、故人のカープに関するエピソードと写真を添えるとある。

 おいらは、エピソードを次のようにして応募した。10月初めのことであった。

「カープが大好きな太陽のような母

 カープが大好きな太陽のような母でした。脳梗塞を発症し、病院と施設での9年間にわたる闘病中での大きな楽しみはカープの応援でした。

 カープが勝つと母は無条件に嬉しそうな顔をしていました。今から思うと、カープが負けても負けても応援し続けた母は、元祖カープ女子でした。

 車椅子の母と一緒にマツダスタジマムに応援に行ったことを昨日のように思い出します。今年のカープの優勝は、天国の母が一番喜んでいます」(この項続く)


母の遺影を抱いて広島東洋カープ優勝報告会に(中篇)

2.応募は約1,500人

 招待されるのはわずか200組。しかも、今年のカープフィーバーは尋常ではない。


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 それに25年間に亡くなったファンは数知れない。応募しても当たるのは難しいと思っていたら、10月末に当選通知(指定席入場券)が来た。


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 応募者数は約1,500人で競争率は約7倍。

 よくぞ当たった。母の引きだと思った。


3.優勝報告会

 優勝報告会当日の中国新聞に母の写真が掲載された。

 新聞紙上には、応募した人全員の写真約1,500人分が掲載されていた。当日参加できなかった人の写真も掲載されている。中国新聞も粋である。

 おいらは新井のユニフォーム、弟二人はジョンソンと大瀬良のユニフォームの出で立ちでマツダスタジアムに入場した。母の遺影のほかにアラーキーに撮ってもらった写真も胸に抱えた。

 当日は午前10時半からカープ優勝パレードが平和大通りで開催され(バックスクリーン上の電光掲示板で放映)、12時過ぎにカープ選手団がマツダスタジアムに入場して優勝セレモニーが行われるという段取りである。


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 この優勝パレードがすごかった。広島市内はカープ一色である。

 前回の優勝パレードはカープが初優勝の41年前である。そのとき沿道を埋め尽くした数は30万人。

 今回はそれを上回る31万3千人が広島の街を真っ赤に染め、オープンカー4台、2階建てオープンデッキバス5台に選手と球団関係者が分乗し、約3キロのコースをパレードしたのである。

 テレビもNHKを含め全チャンネルがこの模様を生中継である(この項続く)。


母の遺影を抱いて広島東洋カープ優勝報告会に(後篇)

4.日本一にはならなかったが

 カープは残念ながら日本シリーズで日本ハムに負け、日本一になることができなかった。勝負の世界では、2番ではダメなのである。


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 実際、県内福山市の某企業では取引先にカープが勝てば1割引き、負ければ2%増しの請求書を送るというところがあったようだが、顧客もそれを受け入れているというから広島は面白い。

 だが、冷静に考えれば、カープは25年ぶりに優勝したのである。一気に日本一に駆け上って一度に夢を叶えるよりも、これから臥薪嘗胆して再び日本一を目指せと野球の女神が云っているのである。

 カープは来年、横綱野球を見せればよいのである。


5.黒田引退セレモニー

 特筆すべきは、この優勝報告会が黒田の最後のユニフォーム姿になったことである。


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 黒田を見て思うことは、人生で大切なことは自分に忠実に生きることだということである。

 言葉を変えれば、人生の財産とは生き甲斐(美学)であり、仕事であり、友(パートナー)であり、決して金ではないということである。

 おいらは黒田に日本人の鑑を見たのである。将来はカープの監督どころか市長、いや総理になってもらいたい器の人物だと思うのである。

 優勝セレモニーの終わりに黒田はマウンドにひざまずき、マウンドに最後の別れを告げた。黒田の目には涙。おいらも思わずもらい泣きをした次第である。

 その優勝報告会も無事に終り、一番喜んでくれたのは天国の母であったと思う。

 広島カープ、ありがとう。黒田、ありがとう(この項終り)。


2017年のセ・リーグ優勝予想

 プロ野球各球団のキャンプが終わり、オープン戦情報がマスコミをにぎわす時期になった。


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 毎度のことだが、この時期のスポーツ新聞を見るのは愉しい。なぜなら、どのチームも優勝しそうな記事であふれているからだ(写真は、カープの鈴木誠也)。

 今年も巨人を筆頭に新戦力の紹介が毎日続き、また、マスコミ情報によれば中日、阪神も優勝しそうな勢いである。

 だけどね、これって、今の時期だから書き放題なのだよねぇ。

 球速160キロや柵超え140メートルの大ホームランと書かれても公式戦でその結果を残すとは限らないのは例年のことである。

 さて、おいらの今年の優勝予想。

 無論、カープの優勝は堅いといいたいところだが、今年も広島、巨人、横浜の横一線とみた。

 怖いのは、横浜。投打がしっかりとしている。

 巨人は、今年も外人部隊次第で、1年を通じて戦える戦力ではないと考える。

 結局、最後に笑うのは、投手王国再来の広島と予想する。カープ黄金時代の到来である。

 阪神、中日、ヤクルトは、良くて3位。

 つまり、今年のセ・リーグはずば抜けて強いチームがいないということである。極論すれば、6チームが横一線。

 だから、どのチームにも優勝の可能性があるのだが、裏を返せばどのチームも最下位になる可能性があるということである。特に、主軸に故障の出たチームは危ない。

 なお、最近のプロ野球選手のインタビューの中で秀逸だったのが恐怖の6番バッターである鈴木誠也の記事である。

「目標は打率10割、ホームラン200本、1000打点」。

 これでカープの優勝間違いなし。カープ黄金時代、頼むよ。


球春開幕

 いよいよ本日より球春が開幕する。


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 地上波では巨人・中日戦が、BSでは日ハム・西武戦しかオンエアされないが、恐らく広島では広島・阪神戦がオンエアされているだろう。

 まったくテレビ局は、バカの集まりである。WBCでどれだけ野球ファンがテレビを観たのだ。しかし、これ以上は云わない。


 ネットのスポニチ情報によれば、9人の解説者が今シーズンの順位を予想しており、セ・リーグでは巨人の優勝が6人、広島の優勝が3人である。

 ま、巨人はあれだけの補強をしたのだから、優勝して当たり前だが、陽も吉川も故障で開幕にはいない。

 野球は点ではなく線だが、未だに巨人の野球は点である。それに対し、広島はタナキクマルと線は健在である。

 では、今年のカープも安泰か。

 連覇を占うカギは、黒田の穴と4番を誰に任せるかである。

 黒田の穴は、大瀬良と久里だろう。それに床田(ドラフト3位)も期待できそうである。

 ジョンソン、岡田、久里が表で、野村、大瀬良、床田が裏の6枚看板。それにヘーゲンス(インフルエンザで休養中)、福井、ドラフト1位の加藤(二軍スタート)も加わるので、投手王国の再来と予想する。

 問題は4番だが、これは、鈴木誠也で決まりである。

 前にもこのブログで書いたが、今シーズンの目標は「目標は打率10割、ホームラン200本、1000打点」である。

 こういう選手が過去にいたか? 世界にいたか? 長嶋監督も真っ青である。

 長嶋を超えるね。実際、槇原(巨人)によれば、鈴木誠也のパンチ力は他の追随を許さないそうだ。

 これでカープは今年も王者じゃのぅ。


今のところ、広島が中日よりも野球が上手いようだ

 国営衛星第一放送で中日・広島戦がオンエアされた。


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 所用でライブでは観られなかったのだが、広島が勝ってから帰宅したので、録画した内容を深夜までフルに観た。

 結論。

 カープは初戦のカードが阪神、次のカードが中日で良かった。

 阪神戦は紙一重の勝利である。中日戦も見ようによっては同じだが、中日の野球は残念ながらザルのように見えなくもなかった。

 その典型が、先月31日の巨人・中日戦4回表の無死一塁でビシエドが坂本の頭脳プレーによって併殺にされたことである。

 これには解説が必要である。

 ビシエドの打球は二塁後方に上がり、誰もがフライアウトを確信した。ビシエドも、だから、走らなかったのである。

 だが、坂本はわざと捕球しない。目の前でワンバウンドさせて捕球し二塁ベースに入った中井に「ファーストに投げろ!」と声をかけ、トスしたのである。

 これで併殺。

 坂本はビシエドが走っていないのが見えたので、このクレバーな処理をしたのだが、ビシエドはこれでは二流である。

 ここで、おいらも気になったのが内野に上がったフライへの「インフィールド・フライ」ルールである。

 実は「インフィールド・フライ」は、無死または1死で、走者が一・二塁または満塁の時にしか適用されない(だから、無死一塁は適用外)。また、一度グラブに当ててから落としたわけでもないため、故意落球にも該当しないのである。

 ビシエドへの罰金は当然だ。

 そして、昨日もビシエドは緩慢な走塁によって本塁死であった。

 中日にこういうプレーが満載とは云わないが、野球の神様がいるとしたら怒るかも知れない。

 野球をなめてはいけない。人生と同じである。打って打って打ちまくってもエラーばかりでは負けるのである。

 今のところ、広島が中日よりも野球が上手いようだ。


カープ優勝ならやっぱりカキコしたい(前篇)

 37年振りのセリーグでのカープ連覇である。


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 昨年は25年振りの優勝でおいらは悶絶したのである。昨年のこのブログでも書いたように、おいらはもう生きている間はカープの優勝はないと思っていた。

 しかし、それが今度は連覇である。セリーグで2度連覇したチームは、ジャイアンツ以外はカープしかいないのである(連覇はカープと巨人のほかに、野村ヤクルトと落合中日)。

 だって、6チームで野球やってんだよ。連覇するということがいかに難しいかということである。

 だからではないが、今年は黒田が抜け、巨人が大型補強したこともあってか、シーズン前のペナント予想では圧倒的に巨人優勝であった。

 かの張本氏は、巨人、広島、阪神、横浜、ヤクルト、中日の予想としていた。

 AI(人工知能)の予想も巨人である。笑っちゃうが、この予想が、巨人、横浜、広島、ヤクルト、中日、阪神である。阪神最下位の予想は、よくぞしてくれたのぅ。

 しかし、カープ優勝を的中させた解説者もいる。石井一久氏は広島、巨人、横浜の予想。

 牛島和彦氏も同じく、広島、巨人、横浜の予想。巨人出身の槙原氏も巨人を1位にさせないプロ魂で広島、巨人、横浜の予想。

 安仁屋氏はもちろん広島優勝だが、おいらと同じで毎年広島優勝しか予想していないので、これは予想とは云わない。

 だけどねぇ、連覇だよ、連覇。

 思い出すと、前回の連覇は昭和54年、55年である。おいらが20代後半だった年だ。

 このときのスタメンはすごかったよ。カープが第1期黄金時代だった理由がよく分かるわ(この項続く)。


カープ優勝ならやっぱりカキコしたい(後篇)

 このときのスタメンは忘れられないよ。


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1番 ショート 高橋慶彦

2番 セカンド 木下

3番 ライト ライトル

4番 センター 山本浩二

5番 サード 衣笠

6番 ファースト 水谷

7番 レフト デュプリ

8番 キッチャー 水沼

9番 ピッチャー 福士、山根、高橋里、池谷、北別府、大野

抑え 江夏

 というすごい布陣である(写真上は、日刊スポーツ97年9月19日付)。

 1番から6番まで気が抜けない打順である。高橋も木下も足があって、今のタナキクマルに匹敵する。

 目立たないが、特筆は6番の水谷である。あの林真理子のような顔で、打つ、打つ、打つ(林真理子さん、ごめんなさい)。巨人の柳田と同じで史上最強の6番バッターだったのである。

 では、カープの3連覇はあるのか。

 あると云いたいが、前回のカープの連覇後の成績は2位、4位、2位、その翌年再び首位という結果であった(カープは連覇の翌年、江夏を放出するという愚挙があった。しかし、これにはドラマがある)。

 さて、カープは確かに第2期黄金時代に入ったが、他球団、特に巨人は優勝しかレゾンデートルがない球団である。また、金本阪神も手ごわい。横浜の強力打線はあなどれない。

 こうしてみると、やはり、競争原理は素晴らしい。常に努力しているチームが優勝するのである。

 だが、カープも競争原理は一枚看板である。そのスローガンは、「育てて、勝つ」。

 野球、バンザイ!!

ところで、おいらの今の悩みは今年のMVPを誰にするかである。

 不動の3番丸か、投手陣救世主の薮田か、誠也の穴を埋めたマツコ(松山)か?

 クライマックスシリーズや日本シリーズまで分からない。結局これも競争原理で決まるんじゃろなぁ(この項終り)。


本日と明日はお休み

 本日と明日は休日につき、お休みです。


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 写真上は、カープの聖地マツダスタジアム。

 カープ2軍も2017年の今シーズン、1991年以来、26年ぶり9度目のウエスタン・リーグの優勝を決めました。

 セリーグを制した1軍との同時優勝は同年以来、2度目ということです。

 なお、順位は、広島、中日、ソフトバンク、オリックス、阪神でした。

 カープ2軍も云うことなし!


 それでは、皆様よろしゅうに。


平成29年9月30日(土)


 謎の不良翁 柚木惇 記す



緒方監督辞めるなよ


 カープが負けたので、広島は葬式のようだろう。


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 素朴に思うのだが、広島でカープが優勝すると県内の街中の至る所で盛り上がり、広島市民のみならず県民は狂喜乱舞する。

 しかし、横浜が今回CSで勝ち上がり、横浜市内や神奈川県内の街は燃えるだろうか?

 無論、横浜にも熱狂的なファンがいるのは間違いない。それを否定するものではない。

 おいらが云いたいのは、横浜中がいや、県内が盛り上がるか?である。

 おいらは横浜市民になって12年、神奈川県人になって13年目である。

 しかし、今回のCS突破で横浜が燃えているとは思えない。少なくとも、神奈川県某市にいて盛り上がりはない。

 何が云いたいのか。

 ベイスターズのファンが少ないなどというつもりではない。改めて、カープが広島県民のチームだということを再確認したからである。

 だから、おいらは云いたい。

 緒方監督、辞めろ!!

 だけど、これは云い過ぎかも。しかし、真のカープファンだったら云ってもよいと思う。

 実は、おいらは緒方監督の采配を評価している。あれは王道の采配である。彼は選手を信じている。強いチームの采配である。

 ただ、今回は日程の関係で試合勘が薄れた。結果、B級チームの戦いになった。絵に描いたような「笛吹けど踊らず」=貧打である。二年前のカープを思い出した。でも、誠也やエルド、安部が怪我というのは言い訳にしか過ぎない。

 良く聴け、カープファンよ。

 カープはセ・リーグ優勝でよく頑張った、お疲れ様など、と褒めたり慰労してはならない。褒めたりするファンはアホじゃ。

 カープはまだ二流なのじゃ。

 だから、ここはカープが二流と目覚め、真の一流になるしかないのである。

 だが、それを実行するのは、今はやはり緒方しかいない。緒方、本気になれよ。お前とカープのメンバーなら再びやれる。おいらはそれを信じている。

 来年こそ日本一だにゃぁ。


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