さすらいの天才不良文学中年

さすらいの天才不良文学中年

Dangerousな忘年会考

Dangerousな忘年会考

 サラリーマン現役の頃は、年末ともなればほとんど毎日が忘年会であった。今思うと正気の沙汰ではない。

 現在は天下無双の遊び人であり、お座敷がかかれば断る理由がない。のこのこと出掛けて行くが、それでも本当に飲みたい人間としか飲まない。自由になっても、不自由を求めるのはバカだからだ。

 ところが、蒔かぬ種は生えぬのとおり、出不精は情報の入手を困難にする。その辺りの加減が難しいのだが、両方を求めるのは無理だ。やはり、好きな人間とだけ飲むことにする(写真は昨日の忘年会)。


忘年会


 ところで、気の置けない連中と飲み始めると、ついつい過ぎてしまう。

 思うのだが、食い合わせ(天婦羅と梅干は同時に食してはならぬ、が如し)と同じように、飲み合わせというのがあるのではないだろうか。

 特においらの周りを見回すと、N大先輩、K中先輩とO小先輩のメンバーとの飲み合わせは超dangerousで、実は昨日もそうであったのだが、このメンバーにおいらが混じると火を一気に注いでしまい、メートルがドッカ~ンと加速度的に上がってしまった。

 記憶に間違いがなければ、三軒ハシゴして、三軒とも店の酒を全部飲んだような気がする。こういう日の翌日は、大概昼まで死んでいる(冷や汗)。なお、この場合の情報は一晩寝ると全て忘れており、今回も同様である。困ったものだが、こればかりはどうしようもない。

 遠藤周作が酔っ払った翌日は、布団を被ったまま大声でワ~と叫び、自己嫌悪を呪うというのは、至言である。

 そうやって、どうやら今年もまた1年が過ぎる。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: