さすらいの天才不良文学中年

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マケインとオバマ

おいらはマケインでいい

 全く民主党はバカではないか。


ワシントン


 黒人と女の戦いの決着がまだつかない。いや、泥仕合の様相になっている。これでは、喜ぶのは共和党だけである。

 不思議なのは、日本国内ではどのメディアも絶対に共和党が大統領を輩出することはないと断言していることだ。

 一様にしたり顔で「次は民主党しかありえない」とご高説を述べる評論家ばかりである。

 おいらは、民主党のヒラリーがここまで往生際が悪いとは思わなかった。ひょっとしたら、オバマと心中するつもりではないのか。

 それに民主党は何故いさぎよくオバマを選出しないのだ。心の底では黒人が嫌いなのか。ここまで民主党内部でオバマとヒラリーに支持が二分してしまうと、党内部での修復は不可能のはずだ。

 さて、マケインはWASPである。そして、ネオコンでもリベラルでもない。彼はマーヴェリック(=一匹狼)である。

 親日派であったルーズベルト大統領の再来だと説く人もいる(佐々 淳行)。日本の国益を考えた場合、日米同盟を尊重するマケインの方が良いともいえる。

 おいらは共和党のマケインでいい。

 ブッシュは好きではないが、今の民主党よりはまだましだ。民主党がこれほどまでにバカだとは思わなかった。


オバマ政権誕生

 オバマ政権が来年1月から誕生する。


ダリヤ


 これに対する私見。

 おいらがオバマは凄いと思うのは、暗殺されるかも知れないと思いながらも「この国を立て直すのは私しかいない」という強い使命感を持って立候補したことだ。「その過程で死んでも本望である」という死生感においらは心を打たれるのである。

 次に黒人が大統領になることについて。

 おいらがニューヨークで仕事をしていたとき、職場には黒人が多くはないがそれなりにいた。街を歩いていればそれこそ黒人はゴロゴロいた。黒人と職場で一緒にいて違和感があるかと問われれば全くない。仕事が出来るか出来ないかが問題であるからである。フィラデルフィアから来た黒人は優秀であった。仕事の手を抜かない。

 考えてみれば、パウエル元国務長官や後任のライス国務長官も黒人である。我々はビジネスの場合、やっていることは戦争とあまり変わらない。もし、政治やビジネスが戦争なら優秀な人物かどうかが大切であって、白人か黒人かが問題ではない。優秀な人物の下でないと、隊は全滅する。だから、優秀な人物が大統領を務める。それだけの話しである。

 もう一つは、アメリカが想像以上に傷んでいるということだろう。金融危機を含めてここまで病んでいなければ、マケインとは互角だったのではないか。今の自民党がオウンゴールで自滅している図式に近い。

 したがって、期待が高い分だけオバマにはプレッシャーがかかる。しかし、彼なら出来るだろう。CHANGEとはしがらみを捨てることである。彼にはしがらみや捨てるものがないからだろうと思うからである。




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