さすらいの天才不良文学中年

さすらいの天才不良文学中年

吉永小百合 吉沢京子 浅田真央

 吉永小百合様に会ってきたぞ~(前編)

 吉永小百合の今やライフワークとなった「平和へのメッセージ」朗読。彼女が原爆詩の朗読を始めて、早20年となった。ほとんどボランティアとしての活動である。しかも、彼女の朗読は、聞くものに詩以上の感銘を与える。聞いている方も彼女同様、その詩の世界に入り込んでしまう。詩の力、朗読の力である。


小百合1


 おいらは広島出身なので、原爆の悲惨さを身に沁みて知っている。叔父(父の兄)は広島県庁に勤務していたので、原爆で即死した。戦争とはいえ、原爆の使用は、非人道極まる無差別殺戮である。核の絶滅は、世界各地の地雷の撤去同様、人類に課せられた命題である。

 衛星放送の「アメリカで原爆を読む」を観たところ、その吉永小百合がシアトルでも朗読会を実施していた。吉永小百合のライフワークにかける情熱は只者ではない。

 かねてより機会があれば、彼女の朗読を一度聞いてみたいと思っていたところ、その「平和へのメッセージを語る」朗読作品シリーズ、広島編・長崎編に続いて沖縄編CD「第2楽章沖縄から『ウミガメと少年』(野坂昭如作)」が今月発売されることになった。この「完成報告イベント」が、6月25日(日)午後1時から南青山のスパイラル・ホールで開催されるという。

 参加者には吉永小百合が直接このCDを手渡す(CD代金2,940円は自己負担)のだが、参加者は抽選でわずか50名ということである。まあ、当選は無理だろうと思ったが、往復はがきで申し込んでおいたところ、幸運にも当たってしまった(写真)。


小百合2


 と言うことで、昨日、憧れの生(なま)吉永小百合様に会いに行ってきた♪(続く)。


 吉永小百合様に会ってきたぞ~(後編)

 会場は南青山のスパイラルビルである(表参道駅下車)。会場受付は12時丁度、開演は午後1時である。お昼前の午前11時45分に会場に到着。


表参道


スパイラル


 入場しようとしたら、既にかなりの人が並んでいる。84番の整理券を手渡された。会場内は撮影・録音禁止なので、写真はここまでである。


整理券


会場


 参加者は、おいらより年配の方々がほとんどである。男女比率は、6:4だが、意外と女性が多いのに驚く。吉永小百合は女性にももてるのだ。係りの人が傍に来たので、本日の定員は何人かと聞いたら、200名だと言う。なるほど、おいらの応募した先の入場枠が50名であったのかと納得する。

 1時丁度に開演。吉永小百合様がご登場。割れんばかりの拍手であった。おいらは前から5列目の席に座る。肉眼ではっきりと識別出来る。やはり美人だ。

 CDの完成報告会ということで、ゲストの白鴎大学福岡政行教授と対談となった。二人とも早稲田の同窓生で、同い年の昭和20年生まれである。

 二人は、かって野坂昭如が衆議院新潟3区から田中角栄に対抗して出馬したときの参謀が福岡政行で、応援に駆けつけていたのが吉永小百合であったという。その二人の30分間に渡る、平和運動への取り組み等についての話しが弾み、その後、CDに参加した沖縄(宮古島)出身の夏川りみ(「涙そうそう」の歌手)が話しに加わった。1時40分ごろトークショーが終了、マスコミ各社の撮影会が終了後、2時からメインイベントである「CDの参加者への手渡し」が始まった。

 参加者は一人ずつ壇上に上がり、彼女からCDとサイン入り色紙を手渡してもらう。おいらの番だ。吉永小百合様は、おいらの目を見ながら「ありがとうございます」と言って手渡してくれた。おいらとは、約30センチの至近距離である。初めてアップで拝見するご尊顔。少々お疲れの様子であったが、おいらが思わず「宝物にします」と返事したら、にこっと笑ってくれた小百合様であった。


小百合様


 いやはや、一生忘れられない思い出となった一日である♪


 小百合様にお会いする話し、異聞

 先月、吉永小百合様にお会いした話しを述べたので、その話しを関ネットワークスの「情報の缶詰8月号」に掲載した。本日は、そのマクラに使った話しを転載する。


情報の缶詰


 「若い頃からミーハーである。有名人にお会するのが好きである。中でも作家や画家が好きである。今までお会いした有名人を思いつくままに列挙すると、阿川佐和子、桐野夏生、岸恵子、東郷たまみ、嵐山光三郎、原 リョウ、横尾忠則、吉行淳之介、手塚治虫、林真理子、桂文珍、春風亭柳昇、立川談志、古今亭菊千代にお会いしている。海外ではミワ・ファーローにも会った(以上、順不同、敬称略)。

 まあ、しかし、お会いしていると言っても、そのほとんどが著者サイン会である。サイン会で憧れの著者と交わす会話や握手はことのほか楽しい。阿川佐和子さんとはツーショットまで撮ってもらった。お気に入りの写真である。彼女とは、結構会話を愉しむことが出来た。おいらのことを「○○く~ん」(本名)と親しく呼んでくれた。爺殺しであった。

 林真理子さんと桂文珍師匠とは、おいらのテレビ出演(TBS)でご一緒した。一昔前だが、当時一世を風靡したタモリの「今夜は最高」の裏番組に出演したのである。楽屋で二人と馬鹿話しをした。おいらには芸人の素質があると思っていたのだが、文珍師匠の芸達者を目の辺りにして、おいらの吉本興業入りは無理だと諦めた。流石にプロは凄い。馬鹿に成りきれるのだ。このテレビ出演については、別の機会に譲る。

 春風亭柳昇師匠とは、新宿歌舞伎町の酒場で一緒に酒を飲んだ。師匠と向かい合って座ったので、師匠の前で小噺までやってしまった。褒めてくれたが、勿論お世辞である。今から考えると、冷や汗ものである。師匠は好々爺であった。まことに惜しい人を亡くしたものである。立川談志師匠には目の前で色紙を書いてもらった。テレビで観るままのお人柄であった。

 横尾忠則さんとは何回かお会いしており、握手までしている。横尾氏は「男とは握手をしないのだが」と言いながら、嫌がらずに握手してくれた。感激したのを今でもはっきりと覚えている。手塚治虫氏とは、六本木の上海料理「楼外楼」飯店で偶々近くの席に座った。氏はトレード・マークのベレー帽を被り、女性と会話の弾む食事中であった。おいらは、礼を失することなく、しかし、無謀にも割って入り、ひょうたんツギの絵(サイン付き)まで描いてもらった。今でも感謝しているとしか言いようがない。」

 以上、おいらがミーハーを止められない理由の一端がお分かりになられたと思う。


本日と明日はお休み

 本日と明日は休日につき、お休みです。


平凡パンチ


 写真は、昭和60年3月の平凡パンチ。今から25年前の週刊誌です。


吉永小百合


 暑い日はこういう雑誌を手に取り、時間のたゆたうのを味わう。


 それでは、皆様よろしゅうに。


平成22年7月24日(土)


 謎の不良中年 柚木惇 記す


テレビ東京は偉い

 7日(土)までが松の内だから、まだ正月ネタでも許されるだろう。


吉沢京子


 4日(水)の番組欄を観ていたら、テレ東の昼間の番組「スペシャル歌謡祭」欄に目が止まった。出演者に「園まり」(1944年生まれ)とある。録画しておいた。

 再生してみて驚いた。

 何と「吉沢京子」(1954年生まれ)さまがご出演なさっているのである。いや、これには驚いた。

 たまに彼女がCMで映っているのを観たことがあるが、ライブ同様に観ることは珍しいことである。

 何を隠そう、おいらは吉沢京子の大ファンだったのである。やはり、「柔道一直線」のヒロインを思い出す。神田神保町を歩くと希に吉沢京子の写真集が出ることがあるが、目の玉が出るほど高価である(そうでもないか)。おいらの世代にとっては、彼女が未だにカリスマ的存在でもある。

 しかし、こういう番組を創るテレビ東京は、偉い。そんなに金をかけないでも視聴者を満足させる番組を創ることは可能だという証明でもある。

 なお、ネットで吉沢京子を検索すると、「吉沢京子と松原智恵子(1945年生まれ)は似ているか」というものまである。むベなるかなである。おいらは松原智恵子のファンでもあるのじゃ(何のこっちゃ)。

 ところで、哀しいこともある。寄る年波には吉沢京子さまも抵抗できないようである。HDDを観ながら、彼女もやはりお年を召されたのかと思うと哀しくなった。

 松原智恵子は背中の線に老いを感じるようになったとおいらの旧友Kくんが数年前に帝国劇場(だったと思う)で彼女を観てそう思ったと報告してくれたことがある。今回の吉沢京子は、顎から首の線にかけてそれが出ていた(京子さま、ゴメンナサイ)。

 万人は老いて死ぬ。分かり切ったことだが、年を取るとそれが他人事ではなくなる。往年のスターも、おいらも老いて死ぬのである。

 死に支度 早く急げの 寝正月


本日から3日間はお休み

 本日は秋分の日につき、特別に今日から3日間はお休みをいただきます。


浅田真央A.JPG


浅田真央B.JPG


  写真上は、日本橋高島屋で今月25日(月)まで開催中の浅田真央展(会場入り口と会場内メインステージ。メインステージ中央で写真撮影可)。

 浅田真央さんがなぜおいらの心を惹きつけるかと云うと、純粋無垢のひたむきな心だからだ、と思います。人間は、努力する姿やひたむきな心に感動を覚えるものです。

 それを裏返すと、「努力し、ひたむきに生きなさい」と真央さん自らが実践して教えてくれているからです。


 それでは、皆様、また火曜日に。


平成29年9月23日(土)


 謎の不良翁 柚木惇 記す


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