たぬきぶたの日記

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2007.10.14
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カテゴリ: 追憶

30年ぶりに手紙を書いた。(いや、25年かな)

今みたいにメールやら携帯なんかない時代ですから、通信手段としては手紙しかない。

自分の気持ちを伝える手段としては最善、最高、そして究極の方法ですね。

でも、欠点があります。それが起きてしまったんですね。

二人の問題に解決できない事態が発生する。近くにいればなんとか解決の糸口を見つけたり、相談したりできるのですが、遠距離の場合はそれができない。諦めの気持ちになって、ついには破局。

気持ちの整理がつくまでに時間がかかりました。

手をつないだこともないくせに、この人と一緒に居られたらいいなあ、と思っていた硬派の俺。今の若者には分からない、信じられない心境かな。

それから25年の歳月が経ちました。

偶然にも彼女の消息を知ることになり、連絡をするべきか悩みました。

電話番号も分かっているんですが、やはり手紙ですよね。

文通していた昔を思い出しながら、一晩かかって書き上げました。

相手も結婚しているし、迷惑かなあと悩みながら、でも出さずにはいられないこの衝動。

わざわざ、便箋を買ってきましたよ。文房具屋にもあまり種類がありませんね。そりゃそうでしょう。このご時世ですから。

封筒に入れて、切手を貼って、いざポストへ。

あ~あ、出しちゃった。

30代、40代の頃は今を生きることに懸命で昔を振り返ることはあまり無かった。

時々、どうしているんだろうかなあ。と思うがそれだけ。行動を起こすことは無理。

でも、50を過ぎると昔のことをよく思い出す。死んだ親父も若い頃のことや海軍時代のことをよく話していた。

俺も同じ年頃になったんだなあって思う。

親父が病床にいたときに突然「海軍のセーラー服はどこにやった」と、

母親に詰問していた。

「そんなのずっと昔に捨てたやないの」

「ああ、九州に帰りたか~。」

死期を悟った親父がふともらした言葉。

俺も近頃、無性に九州に帰ってみたくなっている。せめて母親には思い出の炭坑町を

見せて冥土のみやげにして貰おうかな。

( 画家の中島潔さんと同じなんですよ。作品に描かれている、相知・岩屋・厳木の地名は中島さんも同じふるさとへの郷愁を強く持たれているからなんでしょう)

俺自身がふるさとへの郷愁を感じているのかもしれない。

第三のふるさとの信州の景色をもう一度見たい。






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Last updated  2007.10.15 00:11:48 コメント(4) | コメントを書く


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