
『薄めたスープのように 物足りない。
空から注がれるこの光。
風が吹きつけるたびに 半袖じゃ少し心細くなる時もある。
駆け抜けたくなるような突き抜けた青は
もうそこにはなかった。
半透明の衣を纏ったような
はっきりとしないこの空の色は 今の季節を明確に表していたんだよ。
もう戻れない 帰れない。
いつか見たあの真っ青な大空には。
もう戻れない 帰れない。
いつか見たあの真っ赤な夕日には。
流れ流れ行く季節の中で
ぼくらは 何を残していく?
流れ流れ行く季節の中で
ぼくらは 何かを忘れている。
どうして寂しくなるんだろう。
「季節のせいだよ。きっと」
なんて
季節のせいにしたら 風がもっと冷たくなった気がした。
正確な区切りは ないはずなのに
ぼくらは どこかで区切りをつける。
今の季節は曖昧なはずなのに
この空の色味見れば 秋と言いたくなっちゃうな。
もう来ている 会っている
木々が色づく秋が ほら。
もう来ている 会っている
木の葉が舞う秋の 空。
流れ流れ行く季節の中で
ぼくらは ただただ感じるだけ。
流れ流れ行く季節の中に
ぼくらは 何かを見つけようとする。
太陽が暮れそうだ。
時計を見たら まだこんな時間。
早くなったなぁ つぶやいた。
明日はさらに 早く暮れていくんだろう。
今も季節は流れている。
確かに今も流れている。』
いつの間にか夏が終わって
いつの間にか秋が居た。
季節は4分割されているのに
変わり目は
至極曖昧。
半袖じゃちょっと寒いかも。
そう思えてしまったら
確実にもう秋なんだろうな。
って僕は思う。
そして
この詩を書いて10日経たないうちに
今度は
薄手の長袖でも寒くなってしまった。
秋なんかじゃない。
もう初冬としか思えない
そのくらいの寒さ…。
暗がりに 強がりに 2013/11/05
終わりから生まれる勇気 2012/07/18 コメント(2)