アインス宗谷の雑記ノート

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2009.04.18
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カテゴリ: 時事放談
講談社現代新書で、著者は、外務省に入省後、アメリカやイラク、カナダで勤務し、駐ウズベキスタン大使、駐イラク大使などを歴任した孫崎亨氏。

現在のアメリカ追従の安全保障のあり方に、非常な危機を感じ、考えさせらます。


日本が戦略思考に弱いということに始まり、911テロのことをアメリカが「真珠湾攻撃」と言った理由、アメリカのイラク戦争、駐留の真の目的、日本外交の変質と失敗、冷戦後のアメリカの思惑など、マスコミや政治家達が正面から取り上げないことが書かれています。


日本にとって、安全保障や外交の中心が対米政策にあることは、異論のある人はいないと思いますが、日本の首脳や政治家たちは、必ずしも、アメリカの政策を読み取っているとは、限らず、それどころか、アメリカの対外政策を読み違え、失敗を犯していることが、よくあるとか。

2002年、小泉首相は、電撃的に北朝鮮を訪問しますが、これは、アメリカとの事前交渉の上に行われなかったため、当時、対北朝鮮で強硬策をとっていたブッシュを怒らせたようです。
そのために、以降、小泉首相は、アメリカから見捨てられ、当時、官房副長官だった対朝強硬派の安倍さんがアメリカの期待を受ける形になったとか。

後、安倍さんが首相になったころは、ブッシュは、北朝鮮に対しての政策を一転させていて、逆に強硬的な安倍さんが疎まれたとか。


それよりも前、細川護熙内閣の頃は、アメリカの一言で、武村官房長官のクビが飛んだとか。


日本は、中国や韓国などを除き、世界の主要国で、高い国際評価を受けていて、それは、アメリカなどよりも、遥かに高いものだそうです。

しかし、日本は、その郵貯を民営化してしまいました。

以前、アフガニスタンで活動しているNGO、ペシャワール会の代表、中村哲氏が、自分が日本人であることで、命が助かったことが何度かあったと言われていましたが、それは、日本という国が、日本人が思う以上に国際的評価が高いことにも、一因があります。

しかし、今、アメリカと一体化した対外政策は、その評価を、嫌われつつあるアメリカ並に落としていくことになります。

それこそ、安全保障上、危険なこと。


また、今、日本で議論されている「核保有化」「敵地攻撃論」それにアメリカのミサイル防衛構想が、いかに安全保障にマイナス、または、役に立たないかということも、明確に書かれています。


核を保有し、日本が敵国を核攻撃できる能力を持ったとしても、たとえば、ロシアや中国は、現在でも、日本を核攻撃できる能力を持っているわけですが、狭い国土で、東京に経済や政治の機能が集中している日本は、中露から東京を攻撃されれば、ひとたまりもない。

核攻撃に限らず、攻めてくる敵国から、国土を守るためには、その攻撃力の9割は、破壊できないと、自国には、多大な被害が出てしまいますが、日本には、広大な中露の9割の核攻撃能力を破壊できる装備は、持つことは、まず不可能。
従って、日本が核保有しても、敵地を先制攻撃しても、国土を守ることは、できない。

先制攻撃は、最初の時点で、相手の攻撃力を大きく削がないと、報復攻撃を受け、その被害が相手に与える以上のものになってしまいます。

ミサイル防衛にしても、襲来する爆撃機を撃墜できる割合は、3~30%で、増して、高速で飛んでくるミサイルに対し、それを撃墜するなんてことは、まず不可能。

巨額の資金を投入しても、ミサイル防衛構想には、安全保障上には、何の意味もなさない。




そして、アメリカのいう国際貢献、アメリカに言われるままに自衛隊を出す危うさに、警鐘を鳴らしています。


安全保障やアメリカの軍事戦略、北朝鮮政策に興味のある方に限らず、日本人なら、一読してほしい本です。





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Last updated  2009.04.18 20:58:05
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