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2011.01.23
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カテゴリ: SEO、SEM
映画は40%ぐらいが真実!

── 映画「The Social Network(邦題はソーシャル・ネットワーク)」が描くマーク・ザッカーバーグは本物と近いですか。

映画は40%ぐらいが真実といったところかな。危険な比率だね。40%が真実だとすると、観る人に全部本当のことのように思わせられる。しかし、ほとんどはフィクションだ。フェイスブックの歴史やマーク・ザッカーバーグという人物を知ろうとして映画を観るとすればかなりミスリーディングだね。

 あれがフェイスブックの歴史じゃない。映画の中には真実がいくつも描かれているが、マーク・ザッカーバーグという人物については完全に間違っている。彼のモチベーションを描いた部分も間違っている。彼の大志を描いていないし、彼のビッグ・ピクチャーも、彼のすごく楽観的なところも抜け落ちている。彼の前向きなビジョンも描かれていない。

 映画では彼をちょっと恐くて、怒りっぽくて、目立ちたがり屋で、妬みっぽい人間として描いているが、本当のマークは違う。彼は他人が持っているものを見て妬んだりしない。必要なら自分で作り出そうとする人間だよ。

 女の尻を追っかけたりもしない。女のほうがマークを追っかけるんだ。彼にはずっとガールフレンドがいたしね。マークは面白いやつだし、自信家だし、世界一のハンサムじゃないかもしれないが不細工じゃない。背はちょっと低めで、オタクだが、女を引きつける魅力を持っている。映画ではそう描いていないね。

―― 日本でも映画が封切りになりましたが、あなたの本を読んでから観たほうが良さそうですね。

 ぜひ、そうしてもらいたい(笑)。まじめな話、本当のザッカーバーグを知ってから観れば、フィクションのエンタテインメントとして映画を存分に楽しめると思う。

―― 本の話に戻りますが、多くのページが政治、メディア、ビジネス、マーケティング、ジャーナリズムに対してフェイスブックが与える影響について割かれています。メディア嫌いの人たちは「フェイスブックとは大衆が手にした新しい情報伝達の武器だ」と言って賞賛していますね。



 特にマーケティングにおいては、ソーシャル・ネットワークが大衆へのリーチに革命を起こしていることを理解していないとしたら大きな損失を被ることになる。顧客、パートナー、社員、同僚、経営トップ・・・、相手が誰であろうとコミュニケーションが劇的に変わる。フェイスブックは個人のツールであるだけでなく、ビジネスのツールでもある。

ジャーナリズムを殺さない、ジャーナリズムを変える!

―― フェイスブックはジャーナリズム、メディアをぶっ潰してしまうのでしょうか。

 ジャーナリズムを殺すとは思わない。フェイスブックやツイッターは、基本的にはメディアの声を増幅することができるブロードキャスト基盤だと私は考えている。正しく使えば、フェイスブックはメディアのオーディエンスを増やすツールになる。私は記事を書くとフェイスブックとツイッターにアップする。多くの人がコメントしてくれて、友達に転送してくれる。僕が書いたことが的を射ていれば、ものすごい勢いで広がっていく。メディア側は、顧客や読者やオーディエンスが再送・転送したくなるようなメッセージを作り出すという発想の転換が必要なのかもしれない。

―― 我々メディアはフェイスブックを怖れる必要はないと。

 怖れるべきはフェイスブックではない。フェイスブックのような新しいツールが既に存在していて、誰でもが使えるようになっているということを認めようとしないことが一番危ない。古いやり方を続けていれば大変なことになるだろうね。このクチコミ・メディアはフィードバックのループを持っていて、時々とんでもない反発や反感も返ってきたりするけど、メディアが発信するメッセージを再パブリッシュしたり、再ブロードキャストしたりして、メディアの風景を全く変えてしまうってことを頭に叩き込まなければならない。それさえ、しっかり押さえておけば、逆に活用する道も開けてくる。






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Last updated  2011.01.23 16:53:25
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