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イーレックスの1Qが出ました。ほぼ予定通り推移したと書いてあるものの、毎四半期は出ないであろう一時費用が発生していることもありパッと見の業績はよろしくなく、一時費用を除いても自分の想定よりは下でした。<予実比較>売上は予想より上。逆に売上の伸び以上に売上原価が増加していることが主な差異になります。他、販管費は予想よりは少なく、営業外費用は予想より多かったです。差異の要因を見てみると、、、<売上高>売上の上振れ要因は主に以下2つと考えています。1)小売販売量が予想より多かった【確定】2)卸売販売量が予想より多かった【予想】1)について、前日予想時点では6月の小売電力量を48,000MWhで計算していましたが、8/14午前中に電力調査統計が更新され、6月の小売電力量は54,099MWhと予想を大きく上回ったこともあり、これで150百万超の売上高増加要因になっていると想定しています。※4月以降の販売量推移は40,288→43,668→54,099※単価は25.02KWhで計算。ただこれだけだと予実比の+411百万円には大きく届かず、売上単価が想定より良かった可能性はあるものの、後述する原価増を考えると、2)卸売が予想以上に多かったのではないかと考えます。6月の卸売は35,000MWhで計算していましたが、これが実際は50,000MWh以上あったのではないかと?5月→6月で小売りが増えたので、それに押され卸売が減ると考えていましたが、何かしらの要因で卸売りが増えたとしたら、色々辻褄が合う感じがします。まあ週明け数日後には卸売の統計も出てくるので、最終的にはそこで答え合わせになります。※4月以降の卸売量推移は36,105→40,757→(50,000以上?)<売上原価>売上原価の増加要因は主に以下3つと考えています。1)発電所の定期修繕費用(113.8百万円)【確定】2)小売+卸売販売量が予想より多かった【予想】3)原価単価が予想より高かった【予想】1)について、短信に記載がありました。過去の資料チェックを主に有報でやっていたので気付かなかったですが、2015年3月期の短信を改めて見ると以下のようにあり。チェック不足でした。「次期については、連結子会社のイーレックスニューエナジー株式会社においては、運転開始から2ヶ年を経過するため、定期事業者検査の実施年度となり、修繕費用の増加を予定しております。」ただ、毎Q発生するものでもないと思うので、1年分の修繕費が1Qに載ってしまったイメージだと考えます。2)は売上高のほうに記載の通り。小売は増えるのは良いことですが、卸売は仕入単価>卸売単価の逆ザヤ状態になっていると思われ、売れば売るほど損をするけど売らなければ全損だし、結局現時点では過剰調達なのだと思います。小売り拡大を睨んで電源を確保しているということだと思いますが、もう少し何とからないのか?とは思います。3)は原価の単価は15.5KWhと想定していましたが、少し上(15.6か15.7くらい)な気がします。※前期(2014年度4Q)の計算上の原価単価が15.91KWh<販管費>ここはあまり根拠なく仮置きしたし、予想より少なかったので特にコメントなし。<営業外費用>発電所の一部費用更新による除却費用13百万円が発生しており、これが想定外でした。これも定期修繕と同じく毎Q発生するものではないとはいえ、今後も付き合っていかなければならない費用だと思うので、今後は考慮が必要。・・・とここまでの内容を踏まえ、とりあえず、発電所の定期修繕費用(113.8百万円)と除却費用(13百万円)は、少なくともQ毎に発生するものではないので、この費用の1/4が1Qにかかったと仮定した場合の業績は以下ようになります。勝手にいじったとはいえ、最初出てきた数字と比べれば見れる数字になりました。実態はこっちのほうが近いのではないかと。今後のことは分からないけど、電力販売は夏冬(2Q/4Q)に増えることと、足元の供給施設は順調に増えている(月3桁増ペース)ことを考えると、売上は恐らく通期計画達成は可能だと思います。利益は仕入原価単価の下げペースがやや弱いことと、卸売が逆ザヤになっているであろうことを考えると、現時点で不可能ではないだろうけど、達成の確信は持てないです。小売の増加ペースは今のところ順調なので、卸売が減ってくれると利益は改善しそうな気がするのですが。とりあえず、卸売量が出るのを待つことと、他いくつか確認をしてみようと思います。<おまけ>ここまでくると数字遊びの領域だけど、こんな感じで調整するとほぼ予実の数字が合いました。小売販売量:48,000→54,099【ここだけ確定。以下は想定の数字】卸売販売量:35,000→56,000卸売単価:10.5→10.7原価単価:15.5→15.7定期修繕費、除却費用を追加。
August 14, 2015
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FY15決算分析の記事FY16/1Q決算分析の記事Fy16/2Q決算分析の記事会社IRページ<FY16/2Q決算>利益項目は全て通期計画を超過。4Qは相対的に弱めの期ではあるけど、赤字の可能性は低いので利益項目はそれなりに計画超過で、売上は未達になりそう。<Q毎の業績推移>総合すると、悪くはないけど2Qの数字と比べると物足りない、という感じ。売上高は前期比減少率が拡大。前期比減は仕方ないけど浮上の兆しは見えず。販管費は前期比ちょい上がっているけど、まあこんなものかと。原価率は前期2Qから減少が続いていたけどやや元戻し。これが円安の影響なら為替差損益とほぼ相殺なので良いけど、それ以外の材料費や人件費の要因だとすると宜しくない。次にセグメント別。<セグメント別・Q毎の業績推移>繊維の営業利益が2Qを下回るのは過去を遡って殆どなかったことから、やや物足りないと感じる。とはいえ営業利益4.14億は絶対額としては良い水準なので、ここから更に落ち込まなければ現時点では大きな問題なしと考える。具体的には4Qは最低限黒字。できれば営業利益1億は超えてほしいところ。不動産、売上が2Q比で売上が600万落ちたのは少し気になる。4Qで戻ればよいけど。その他、太陽光でベースの収益力は増強されたはずが、順調に利益を下げ、あわや赤字の水準に。不動産、その他はウェイト低いからいいけど、最低限現状維持くらいはしてほしいところ。<まとめ>2Qが地味に良かったので少し物足りなく感じるけど、絶対値としては悪くない水準。株価も多少上げたけど割安さは変わらず、ポートフォリオの守備要因としては問題ないと思う。
January 29, 2017
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