浮 世

浮 世

2007年01月27日
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次世代DVD:2規格対立、共用機開発へ取り組み相次ぐ

 「ブルーレイ・ディスク」(BD)と「HD-DVD」(HD)の2規格に分かれて発売された次世代DVDを巡り、双方に対応できる電子部品の開発が活発化している。 リコーは共用の再生機(プレーヤー)を安く実現できる光学部品を開発、11月にも量産を始める。NECの半導体子会社も昨秋、両規格の再生・記録を制御できるLSI(大規模集積回路)を開発した。量産されれば、規格分裂に戸惑う消費者の利便性が改善される可能性もある。

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両規格の大きな違いは情報を記録する部位。HDはディスク表面から深さ0.6ミリだが、BDは0.1ミリと浅いため、情報を読み込むレンズやレーザー光の太さが異なる。リコーが開発した部品は透明な樹脂製の円盤で、レンズに隣接させて使う。両面に刻まれた微細な同心円状の溝がさまざまな種類のレーザー光を屈折させ、BD、HDの双方に対応。従来のDVDやCDも読み込める。

 従来のDVDも当初は3規格に分かれていたが、最終的に一つの機器で使えるようになった。リコーは「今年末から08年にかけ、何らかの仕組みで共用プレーヤーが発売されるだろう。そこに採用されるために量産を始めたい」と話す。既に国内外のメーカーから引き合いがあるといい、量産後は1個1ドル(約120円)以下を目指す。

 NECエレクトロニクスは、データ読み出しやエラーの処理をするLSIで、両規格に対応した製品を開発。どちらか一方だけでも使えるため、07年度に月30万個のペースで生産する予定だ。

 韓国のLG電子は2月に世界初の両規格対応の再生専用機を米国で発売すると発表した。ただ、読み取りレンズを二つ搭載するとみられ、想定価格は1199ドル(約14万円)と割高。BD、HD対応の再生機(廉価版)を2台買った方が安い。

 一方、両規格を主導するメーカーは共用機実現の動きには冷ややかだ。ソニーは「BDがベストな規格で、国内の年末商戦でも優位だった。現状で共用機を出す必要性はない」と強気。東芝も「BD対応は考えていない。規格争いに勝ち、業界標準を目指す」と、一歩も譲らない構えだ。

 【ことば】次世代DVD 従来の赤色レーザーを波長の短い青色にすることで、大容量・高画質映像の録画再生を可能にしたDVD。ブルーレイ・ディスク(BD)は記憶容量が最大50ギガバイトで、従来型(4.7ギガバイト)の約10倍。HD-DVDは記録容量が最大30ギガバイトだが、製造コストが安い。

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いまさらながら困った問題ですね 消費者のことを考えていないです


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最終更新日  2007年01月28日 02時31分53秒
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