この夏は、(諸般の事情により) 創作を中断して 、 昭和史の基礎学習 と 怪談 (なんで?)に明け暮れようとしております(笑)
今年はなぜか戦争に関する興味深いドキュメンタリー映画が目白押し(と言うほどでもないか)、その中で目ぼしいもの(物理的に観に行きやすいもの)を観てみようと思っています。
先日「 ひめゆり 」を観たミニシアター 七藝 に昨日行って来ました。「 TOKKO-特攻- 」と「 ヒロシマナガサキ 」を(2本続けて)観るためにです。ところが劇場に着いてびっくり! 特攻が完売とのこと。お盆休みでもあり、8月のこの時期ということもあり、予想できなくはなかったものの、逆にメジャーな映画でもなく、テレビで大々的に宣伝しているわけでもないので、タカをくくっていたのが正直なところ。七藝さんや監督さんも嬉しい悲鳴を上げておられることでしょう。我々は別の日に出直すことにして、計画変更。
結局シネコンで 「怪談」 を観ることに(エッ?)。 ネネ さんが先日、良かったと仰っていたので、中身もわからずそれに乗っかったのです。どちらかというと「四谷怪談」を想像していたのですが、もう一つの傑作「 真景累ヶ淵 」の方だったんですね。
生の江戸落語で飛び飛びに聴いたことがあり、上方の若手噺家さんが実験的に10回連続公演やってくれたのも聴き、そうそう、丹波哲郎さん主役の古い映画のビデオも3年前に観ました。ので、大雑把にはストーリーは知っていました。公式サイトのフォトを見てもらえばわかりますが、とにかく画面が美しい映画でした。江戸情緒、和の香り、「SAYURI」の人工的なジャパネスクとは対照的だと感じたのは私だけでしょうか。
私は歌舞伎そのものや梨園には全く不案内で、尾上菊之助さんがどなたなのかも知らない無知なのですが、いかにも江戸時代からそのままワープしてきたような容姿と雰囲気に圧倒されました。
開口一番、 一龍斎貞水 師の講談から切り出すなんぞの演出はなかなか心憎いかぎり。六平(むさか)直政・宗悦を斬り殺す榎木孝明・新左衛門、この発端のモノクロ映像も有無を言わせぬ説得力がありました。
2時間に満たない映画ですから、省略も変更もそれは仕方ありません。 三遊亭円朝 の原作を読む気力は私にはありませんので、真夏に清涼を得るには手っ取り早くて良かったかも。
※リンクはってあちこち見てもらいたかったのですが、どこも重くて重くて。申し訳ないですが興味のおありの方は、ご自分で検索してみてください。
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