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文句をつける所があまり無い所に文句がある訳で・・三匹のおっさん 有川 浩 文春文庫(内容)60歳で勤務先の定年を迎えた清田清一(キヨ)、赤提灯の亭主である立花重雄(シゲ)、工学系自営業の有村則夫(ノリ)の三人は、かつての悪ガキ三人組。キヨの定年を機に、勝手に自警団を立ち上げた。町で起こる悪事を、三人が斬る!連作短篇集(感想)本当にお上手な作家さんだと思う。とにかく良く調べる。なので、書いた事に嘘がない。しかも、一人称で書く思いについて、読んでいて納得できる書き方をする。筋立ても嘘っぽくない。そう言う意味で、全く文句のつけようがない。のだが・・・この「お上手」な所に、ちょっとだけ、薄っぺらさを感じることがある。多分、一人称の対象人物を何度も変えて、登場人物の心情をそれぞれ書きすぎる所が、そう思うのかもしれない。説明は丁寧だが、想像の余地を残さない・・・というか。「ああ、この人ってこう思っているんだろうな」とか推測する余地がないほど思いが言葉にされている。最近こういう作家さんが増えている気がする。もうちっと、読み手の想像力にまかせてくれないかねえ。「フリーター」の時も思ったのだけど、この人は、心情を書きすぎる事だけが、唯一気にいらない。こんなに文句垂れつつ多分続編も買います。ええ、「分かりやすすぎる!」と文句付けるのは、「このケーキはうますぎる!」と同じくらい言いがかりだと思っていますので。私はアナーキーなノリさんの行く末が心配です。若者二人も残り二人のおっさんずも、勿論愛しております。
Mar 30, 2012
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何故読みやすいのか?やっぱり、馴染みがあるからか・・バチカン奇跡調査官 サタンの裁き 藤木 稟 角川ホラー文庫(内容)バチカン法王庁の組織の列聖省の中に、奇跡の申告を受けた内容を調査する部署がある。その部署に属する平賀とロベルト。二人はアフリカのある教会の腐らない死体の調査を命じられる。しかし、いつも明るいロベルトの様子が、任地で変わる。そして任地でロベルトの死の予言を知らされる・・(感想)ストーリーのコンセプトが、「本物の奇跡を認めるために、偽物の正体を科学的に暴く」というものだから、科学的な理屈を立てると、さすがに、これは新鮮、ってものはなかなか出てこなくなってしまうんだな。そこが、このシリーズの(本を沢山読んで無駄に知識だけは豊富なおばちゃんには)残念な所だ。でも、この作品は『え、そういうオチなんだ!』と驚くかも。勿論、どこかで使われた様なものもあるけど、それを込みでも、ちょっと新鮮でした。ちなみに、最近すっかり腐フィルターが薄めのおばちゃんですので、しばらく腐には気がつきませんでした・・・それはともかく、いい意味で読みやすい本だと思う。久しぶりにさくさくさくさく読書が続きます♪
Jan 18, 2012
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私ではなく、旦那さんが買ったってのがびっくり・・ジェノサイド 高野和明 角川書店(内容)陸軍出身で民間警備会社員としてイラクで勤務するイエーガーは、難病の息子の治療費としての大金に釣られ、アフリカでの汚い作戦に従事する事に。一方、日本では24歳のしがない大学院生古賀研人が、父の死を契機に、秘密の研究を引き継ぐ事に。アメリカの陰謀に巻き込まれた二人の運命は・・?(感想)上手な作家さんが3年以上かけて書いた作品なので勿論面白い。このミスランキングも確か1位。面白いかと言われれば、間違いなく面白いです。が、二つだけ言いたい。その一。これが一般書籍として売られるならSF全般に一般書籍として売ってくれい。その二。めっちゃリアルに話が進んで、最後の最後だけファンタジー臭く甘くなるのはどうしてだい。まあ、甘くしないと多分話が幸福に締められないんだけど。(個人的にはおとぎ話的に甘いのはありですが・・)買いかと言われれば買いですが。
Jan 16, 2012
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大体この手の話って、作者の知力がまともに出るのがキツイバチカン奇跡調査官 黒の学院 藤木 稟 角川ホラー文庫(内容)バチカン市国の法王庁には、「聖徒の座」と呼ばれる部署が存在する。その中の列聖省(列福、聖遺物認定を行う)には、世界中から寄せられる奇跡の申告の内容を調査する部署がある。その部署に奉職する二人の神父、平賀とロベルト。二人は今回、アメリカのあるカトリックの学校で起こった奇跡の調査を命じられる。しかし、その調査は危険なものであった。二人は果たして「奇跡」のトリックを見抜けるのか、はたまた、本当の奇跡を目にする事になるのか?(感想)ん~。この手の本ってスタンスが何種類かに分かれる。(1)バリバリ悪魔・怨霊がいらっしゃいます「ほのおのしんきろう」真言を唱えてどりゃ~+ホモ純愛大河ドラマ「あおのえくそしすと」真言も聖書も使いますが唱えてどりゃ~(2)科学的理屈が立ちますのよ「とりにてぃ・ぶらっど」吸血鬼には理由が(3)科学的理屈が立ってなおかつ悪霊もいますのよ「しぶや・さいきっく・りさーち」科学的分析もするし真言もとなえちゃいます黒の学院のスタンスは、(2)なんですな。たしかに、奇跡を調査する部署、なんだから、現実に理屈の立たないものは本当に稀にしか登場しちゃいけないってことなんだろう。読者の知らない知識の出し方も、話の進め方も面白かったです。ただ・・・ただ・・・アレがオチで出てくる話って、私あんまり好きじゃないのです。なので、それだけがちょっと残念。それ以外は良かったです。(腐的な所も♪)続編に期待。
Jan 13, 2012
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モーニング、パラパラ読むからまともに読んだの初めて・・ヒストリエ 第1巻~第7巻 岩村均 講談社(内容)歴史漫画。マケドニアのアレクサンダー大王の書記官エウメネスを主人公とした漫画。ギリシャの都市カルディアの富裕層の少年エウメネスは、優れた知能と才能を持ち、親に愛され、出来が今一つの兄を支えて、優雅に暮らしていく筈であった。が、町にやってきたスキタイ人の奴隷の騒動によって、父親を失い、更には奴隷となる羽目に・・(感想)全然史実を知らないのですが、面白いです。ちょうど子供の学校の勉強を見ているので、「え、紀元前300年以上前にこんなに文明が発展しているの?日本人なんて、同時期を比べたら本当に土人でっせ!」というぐらいびっくり。ただ、ところどころで、まあ、斬ったり斬られたりが大変なので、家の小学生は絶対に読んでくれないでしょう。残念。雑誌連載でぼつぼつ読んでいるときは全然筋が分かりませんでしたが、まとめて読んだら大変面白いです。これは、モーニングを買う時には、必ず読むべし
Dec 8, 2011
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多分私はこの作家さんが好きだ~!!サマータイム 佐藤 多佳子 新潮文庫(内容)十一歳の僕と、十二歳の姉の佳奈と、プールで知り合った片腕の十三歳の広一。右手だけで引く広一のピアノに惹かれる僕、佳奈と広一の連弾。青く緑のしょっぱいゼリーに、サマータイム!!(感想)あーやべ。この物語の一番大事な所を書いてしまった気がするけど、でも、なんと言うか・・・奇妙なあふれかえる情熱が、素晴らしい作品です。何か胸をきゅっとわしづかみにされるような、若く切ない感情と、少しだけの感傷がまぶしいです。この作者の描くきらめきが、何ともいえず私の心を打つんですわ。すっごい好き。娘もこの話が好きなので、何がこんなに気になるのか、とことんまで語り合ってみたい気分だ。
Dec 7, 2011
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予想と違って超びっくり!!ボクラノキセキ 第1巻~第5巻 久米田夏緒 一迅社(内容)皆見(みなみ)は、男だが、前世は異国の王女だった、という自覚を持っている。うっかりそれをしゃべってしまった余り、変な人扱いを受け哀しい小学時代を送り、更に中学で上級生にシメられるに至り、ついに、「魔法」を使ってしまい・・・前世が自分の幻覚でない事を知る。しかしそれ以上の進展の無いまま高校に入るが、皆見がノートに記した前世の文字を見て、同級生が「前世」を思い出してしまう。そして、その前世の記憶が、彼らの現生を侵食していく・・(感想)高田馬場の立ち読み出来るコーナーに昔から置いてあったんだけど、『僕は男だけど過去は王女様』を見ただけで、『げ、新手のびーえるかい。けっ』と思って全く見もしなかったのだが、先日なんとなく、買ってみて・・・あわてて続きを買いに行きましたとも。これは、久しぶりの大当たり本。描かれている登場人物の会話・行動・心情が、非常にリアリティがある。記憶に侵食される少年たちの描かれ方、謎のちりばめ方も好き。慣れるまで登場人物の見分けが少ししづらいのが難点だけど、それを踏み越えて読む価値あり。可能なら、きちんとお話を手じまって欲しいなあ~
Nov 13, 2011
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伊集院光大絶賛・・サイダーハウス・ルール(内容)孤児院で育ったホーマーは、貰い手に恵まれずそのまま育ったため、頭の良さを見込んだラーチ医師によって医術を仕込まれる。しかし、ラーチ医師は望まない妊娠をした女性の為に密かに堕胎を行っており、それに反発したホーマーは堕胎は行わなかった。ある日、堕胎に訪れたカップルを見て、ホーマーも彼らについて孤児院をあとにする決意をする。初めて外の世界に出るホーマーに、カップルの男は、実家のリンゴ園の仕事を紹介する。外の世界でさまざなま「初めての体験」をするホーマーは・・(感想)私の敬愛する伊集院光が、『泣いた』と言うので、思わずDVDを買ってみやした。感想ですか?世の中のレビュー通りです。嫌な人のいない映画だった・・・!アカデミー助演男優賞(ラーチ医師)は当然!孤児院の子供たちがいい子で泣けます。サイダーハウスのルール(規則)とはどういう意味なのか、リンゴ園のリーダーの言葉が二重にうむむです。泣きを期待するなら外れだけど、良い映画を見たいなら当たりだと思う。
Nov 9, 2011
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これを勧めてくれたのが、普通の奥様だっていう事が・・空の中 有川浩 角川文庫(内容)200×年、久方ぶりの国産飛行機の最終飛行テスト中、空中で爆発事故が起こった。その数カ月後、自衛隊機が事故空域を調査したところ、再び空中で爆発事故が起こった。この二つの事故の原因は同じであった。なんと、高度二万メートルに、巨大生命体がいたのだった。この生命体を巡って人類に大きな危機が訪れる・・(感想)今まで有川浩って、「上手だけど分かりやすすぎる」と言う印象があったのだけど、あー、SF作家なのね。なら納得。青い表紙(早川文庫)の本だと思えば普通に読めます。(SFをおとしめているのではない。私はモーレツなSF好きです、はい)この本の率直な感想は、面白いです。〆方も大変美しい。少年と生命体の最後の会話は、大変に素晴らしく、ちょっとうるっときます。いやーやっぱり、私、この十年くらい、本を読まなさすぎ。もうちょっと読みます、有川浩(ちなみに、この本を知ったきっかけは、子供の同級生のお母様に図らずも「銀河英雄伝説」という言葉を発してしまい、あちらか「銀英伝を読むなら、有川浩も面白いわよ」と教えられたのです・・・ああ・・・・あのお母様は、ひょっとして腐女子なのでしょうか??)
Oct 27, 2011
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NASAがランキングをつけて、1位・・ガタカ(内容)遺伝子操作が普通になった近い未来、遺伝子操作された優秀者が、されない者を差別していた。そんな中、遺伝子操作なく生まれたヴィンセントは、どんなに努力をしても憧れの宇宙飛行士には成れないでした。そんな中、素晴らしい遺伝子を持ちながら、事故で下半身マヒとなったジェロームの遺伝情報を借り彼になり済ましてガタカ宇宙局への就職に成功する。ヴィンセントのたゆまぬ努力により、タイタン行きの宇宙飛行士に選抜されるが、ある事件が起こり、危機が訪れる・・・(感想)映像が美しい。音楽が素晴らしい。主要人物が素晴らしく美しい。そして、設定が・・・うっとり。個人的に大ツボ。アメリカらしいメッセージをどう思うかは個人の受け取り方だが、生まれながらに運命が決まる訳ではないという考え方には大きく賛成。SF好きは必見!
Oct 25, 2011
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やばいくらい痛快ですな日本人の9割に英語はいらない 成毛真 祥伝社(内容)マイクロソフト日本法人の元社長が、英語教育について吠えまくり!(感想)骨子は、「母国語で内容が無い奴は駄目!まずは、母国語での教養を充実せよ。英語は本当に必要な奴だけが必死でやれ」全くその通り。ただ、学生の時にこれを読んじゃうと、大学入試に差し支えるから、大学生以降の人に、大きくお勧め。
Oct 14, 2011
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永遠のテーマなんだよね一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ 佐藤多佳子 講談社(内容)神谷新二は努力が身にならないサッカーに見切りをつけて、サッカーと無関係の公立高に入学する。同じ高校に入った友人の一ノ瀬連に釣られて入部した陸上部で、新二は走る楽しさに目覚めていく(感想)まず主人公は育ちが良く、真面目でいい子。そして挫折を知る努力家。一方の親友は、怠け者で天才。私はこのシチュエーションが好きだし、世の中の大半の人は好きだ。小学生の娘は絶賛していたが、私は、まあ普通かなあと二冊読んでから
Oct 13, 2011
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これは持って歩いて勧めたい!!シブすぎ技術に男泣き!3 見ル野 栄司 中経出版(内容)メーカーで設計開発業務に携わっていた作者が、技術の分かる漫画家として日本のメーカーの素晴らしい技術を伝えるコミックエッセイ(感想)正直言って2巻の後半が読み応えが少なかったで買っていなかった。でも、今日、書店で立ち読みして、即買い。面白いです。人にやらされる仕事ではなく、自分で考えて確立した新しい技術は、やっぱり、素晴らしい。ちなみに、この作者に対してあるメーカーの会長さんが、『モノ作りは90%が苦しく、10%が気持ちいい』と説明するのだが納得。でも実は、この世のほとんどの事がこれに該当する気がする。努力したり辛かったりした結果得たものが貴重で、簡単に手に入ったものは貴重に思えなかったりするのが人間だから。それはともかく、大きくお勧め。多分シリーズ通して一番面白い。
Oct 2, 2011
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どこまでもついて行く、駄目な私・・おおきく振りかぶって 第17巻 ひぐちアサ 講談社(内容)夏の高校野球の埼玉大会、西浦高校は途中で負けたが、勝ったチームの試合は続く。武蔵野対市立春日部の試合は、接戦の末延長に入る。(感想)おばはんになると、涙腺スイッチが入りやすくなります。内容に触れないのが私の感想文のポリシーですが、ちょっと触れます。負けた西浦に対して、勝ち続ける武蔵野。自分をすぐに卑下するピッチャー三橋が、「俺が駄目だから」と一瞬思い、自分を評価してくれるチームメイトを思い出して、「俺は駄目じゃない!」と自分に言い聞かせるところが・・涙腺から水がダーですよ。本気で努力した人だけが本当に楽しめる、というのが作品の最初の方で語られるモモカンのセリフがある。本気で努力し続けて、沢山の人や事に出会う。じわじわと人は変わる。チームメイト(阿部)をあれほど傷つけて自分本位だった榛名も、自信無くびくびくの三橋も。この作者が描きたい事は、本当に沢山あって、大人が読んでも本当にうなづける。家の小学生にも読ませたいが、「君が読んでも、この作品のエッセンスは半分も読みとれないだろうね!!」と思ってしまう。
Sep 26, 2011
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家の小学生にはいつも言っている。参入障壁が無く、誰でも出来るからと言って、頂点が低い訳ではない、と将棋の子 大崎善生 講談社(内容)将棋の世界でプロになるためには、奨励会という組織に属し、あふれかえる三段の天才たちの中で、その半年の2位までに入らなくてはならない・・ほぼあるか無しかの差をかいくぐれなかった天才たちの、苦闘とその後の生きざまを描くドキュメンタリー(感想)参入障壁が無い(=誰でも出来るから)とも言えるし参入障壁が酷く高い(=かなりの天才でもプロになれないから)とも言える好きで好きでたまらない事でご飯を食べられるとは限らないのだが、自ら早くに道を狭め(少し前までは、中卒で奨励会に属しひたすらに将棋の研鑽を続け、他の道を選びにく状態になっていた)たのに、その道で飯が食えない、そういう状態に陥った人を見る機会は、私は結構ある方だった。正直言ってせつなくなる。優しく純粋な、挫折した人々が、少しでも楽しく新しい道でやっていけますようにと祈らずにはいられない。
Sep 17, 2011
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作者の素晴らしさが伺えます・・君に届け 第14巻 椎名軽穂 集英社(内容)沖縄修学旅行編。無事に両想いになれた爽子と風早、告白された矢野ちん、吉田、それぞれの修学旅行は?(感想)爽やかです。実に爽やか。しかし、こういったカンドーとは一切無縁の自分の高校ライフを思い出すと、まあ、あれだ、高校時代にこういう体験は出来なくても、後でも出来ます!こんなときめきのカホリをこの作品でかいだらいいんだと思う。ちなみに、この巻の主役は、矢野ちんだね。せつなくて、可哀そうで泣けます。
Sep 13, 2011
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設定を変え、キャラを変え、それでも変わらないものがある訳で青の祓魔師 第7巻 加藤和恵 集英社(内容)学園地下と京都に封印されていた不浄王の目が奪われ、その復活が図られる。京都にいる勝呂の父が抱える秘密は、そして、奥村燐は自身を守るためにも不浄王の討伐を行う事が出来るか・・(感想)真言とか聖書の語句を唱えて異界のものを退治するスタイルは、アレだとかコレだとかが思いつく。正直、書きっぷりから「作者のディープな知識が伺える」って事は無いが、最初思ったほど調べが浅い感じでもないかも。私はそういう世界観から入って行く方なんだけど、それとは関係なく、登場人物の中身がよく描き分けられていると思う。昔は主人公好き100%だった私だが、年を取ったのか、脇を固めるキャラの方に目が行く。で、誰が気に行ったかというと、勝呂竜士くんです。ヤンキーな外見に反して、真面目でいい奴だ・・!胸キュンだよ・・!まだ消化していない初期設定もあるようなので、まだ何年かは楽しめそうな作品だ。(今気がついたけど、ワンピースもサンジとかゾロとかに胸キュンだもんな、私・・)
Sep 8, 2011
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良く分からないけど、それでもついて行きたい。それを人は、魅力、というのでしょうなBUTTER! 第3巻 ヤマシタトモコ 講談社(内容)徐々にまとまりを見せる社交ダンス部。背の高さにコンプレックスのあるゲッツ(柘植さん)、ネガティブ系オタクから勇気を出してリアルを進むハバ、一見そつの無い美少年だが人と本気で接するのが怖い掛井。みんなそれぞれに凹みを自覚しつつ、前進していく、部活ダンス生活!(感想)少し分かりにくいです、ええ、分かりにくい。その要因は、主人公の心情は、描かれる態度と口から出るセリフでしか語られないこと。でも、この点には、何の問題も感じません。どちらかというと、私は、「細かく説明的に心情が語られる」傾向には反対なもので。ただ、確かに、うちの小学生には、この心情は分からない気がする。結局、分かりにくいものは、受け手側にアンテナが無いと受信できないんだよね、きっと。それでも、小学生に、もう少し経ったら読ませてみたい気がする。
Sep 5, 2011
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美男をもっさくするのは簡単だが、もっさい男を美男にするのは困難である・・神様のカルテ(内容)365日24時間対応可能な救急病院である本庄病院に勤務する、栗原一止(いちと)医師は、救急担当の日には患者の数が非常に多くなる、ヒキの強い医師である。日勤、夜間救急、そして引き続く日勤という狂った状態が常態の中で、ふらふらと日常をこなしていく。ある日、大学で研修を受けた事をきっかけに、大学で専門技術を高めていくか、本庄病院に残るべきかを悩むことに・・(感想)もっさくなった美男の演技が巧いか下手かはよく分からなかった。何故かというと主人公はしゃべり方がヘンな人、という想定なので。で、筋ですが、既に売れている本の原作に沿って作った話なので、まあ取り立てて感想は無いですが、悪くは無いかな。あと、あんなに親身で優しく厚い医師には、入院中あった事無いぞ~(無いぞ~無いぞ~とこだま・・)本筋とは関係なく笑ったのが、勤務医院の上司が、「大学病院は、医師がルートをつけなくちゃ(点滴の針を入れないと)いけない」ってところ。そう、これ、患者からすると泣きそうよ?私のいれやす~い腕でも、軽く5回は失敗。同じ時に入院していた女の子は、3回やられた所で、ナースコールで、「すいません、チェンジしてください!!」私も次はそうします。
Aug 30, 2011
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こんなにも印象が違うとは・・!青の祓魔師 1巻~6巻 加藤和恵 集英社(内容)怒りっぽく勉強も人間関係も駄目人間の奥村燐。中卒フリーターが決定しかかった春に、自分が、悪魔の王サタンの息子である事を知る。サタンの息子としての覚醒(青い炎が出せる事)により、虚無界ゲヘナに連れ去られそうになるが、養父藤本獅郎に救われる。しかし、この事で獅郎は命を落とし、燐は父を殺した実父サタンを殺すために、祓魔師(エクソシスト)になる事を決意する・・(感想)アニメを途中まで見て挫折しました。理由は・・・フワフワ飛んでいる下級悪魔のデザインがもう一つイケてない(ぞわっとする感じで無い)。話がタルイ。それでもなんだか気になって、1巻2巻を買ってみた。やっぱりちょっとタルイ。普通はこれで止めちゃうんですが、なんとなく今日3巻4巻を買って、面白くなったので5巻6巻を買いました。感想。尻上がりに面白い。多分、2巻も、アニメを先に見ていなければ、タルくなかった思う。おそらく、連載後あまり間が無い月刊漫画をアニメ化すると、引きのばしによって話が間延びするのではないか。それぐらいこのアニメ、テンポが良くないと思う。だって、漫画、すっげえ面白いよ・・?怒りっぽくて孤独な燐が親しい人間関係に揺れる心情とか、怒りっぽく真面目な級友勝呂が、本当に真面目でいい奴で、イヤーな感じの級友出雲ちゃんが、段々きりっとした人に見えてきたり、燐を保護を引き受けたフェレス卿の真意が気になったり、読ませます。まず漫画から見る事を強く推奨。
Aug 26, 2011
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夏休みの締めくくりは、美味しいごはんピエール・ガニェールお皿が小さく、沢山の料理を堪能出来ます。今まで食べたフレンチの中で、一番美味しかった・・
Aug 18, 2011
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旦那さんの勤め先は福利厚生がポイント制で、それを使って夏の旅行に当ててみた 下田プリンス 古いがエアコンを代えたばかりだったようで、花粉症一家も快適 料理は、意外な程に美味しく、海なのに、夜のステーキが一番美味しかった。 当然魚も旨い。 海は綺麗で天気も最高。 旅行がすべてこうだったらいいのに~ ところで、ホテルのご当地サイダー。バラはばっちり味がしましたが、茶は色だけ。いいのやら、悪いのやら?
Aug 16, 2011
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でると買う、もれなく買う海街Diary4 帰れないふたり 吉田秋生 小学館(内容)浅野すずは、父の死を契機に、父の前妻の子供である香田三姉妹に引き取られて鎌倉で暮らす。サッカー少女すずと、同じチームの風太の心理的な距離が、徐々に近づいて行く(感想)かーっ。ギャグを書いてもシリアスを書いても面白い。流石、吉田先生。初めて読んだ中学の時から、今も変わらず、心に沁みます。ただ一つ気になるのは、この作品は、主人公の心の内が、細かく細かくセリフで語られる事。そんな事説明しなくてもいいやん、エピソードから読み取れればいいやん。おそらく、編集からの指導なのでは、と思う。説明的に主人公が自己を語れば、どんな鈍い人には主人公の心のうちが分かるから。ただ、読み手に当然のように察する事を要求する事は、読み手が幅広くなる場合には厳しい要求なのかもしれない。でも、よく分からない、と思いながら何度も何度も読んで、自分なりにこうかな、と解釈していく良さもあるから、みんながこう、「語っちゃう」のは嫌だなあと思う。良くも悪くも、ちょっと寂しい。でも、この作品は勿論良いです。
Aug 11, 2011
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知らない世界を覗いた時にどう思うかが、生き方を決める訳で・・坊主DAYS 杜康 潤 新書館(内容)臨済宗の寺に生まれた作者には兄がおり、兄が住職をしている。住職になるためには、修行時代が必要である。その兄の華麗なる(?)修行時代について描かれたコミックエッセイ(感想)昔、岡野玲子のファンシイダンスという漫画で描かれた修行の話とあまり変わらない。ただ、ファンシイダンスで描かれたようなルール逸脱(こっそりのみに行っちゃうとか)はさすがに無しで、真面目な部分のみだけれど。しかし、知らない事が目白押し。平均睡眠時間は4時間で、起床は午前3時!夕飯は午後4時。麦飯やおかゆがメインの筈なのに、わずか数カ月でマッチョになってしまった兄。一体日常何が行われているのか?精神的な話として、仏教に対して思いが無いと修行にはついて行けないし、肉体的な話としても頑張ってついて行くのが大変。とにかく、やはり、『修行』なんだなあ~。と感心する。自分がこの世界に身を置いてやっていけるとは全然思えませんが、とにかく大変。お坊さん、凄い!!
Aug 10, 2011
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線がシンプルになることが良くない作家さんっているよなあ~小煌女 4巻 海野つなみ 講談社(内容)惑星トアンからロンドンに留学した王女の行方を捜す、調査基地の二人は、いまだに王女の行方を捜しきれないでいた。調査隊のシクサは、留学先のハウスメイドのレベッカが王女ではないかと疑うが、レベッカは断固として、トアンとの関わりを認めようとはしない・・(感想)5巻で終わるつもりで話を作っているようなので、この巻は、伏線の回収が主で、しかも謎も明かされない。まあ簡単に言うと、ちょっと起伏の無い巻ではあるかな。でもまあ、5巻でオチを見ないと何とも言えないかも。関係無いですが、この作家さんには、主線が細くシンプルなのってよくないかも・・なんだか絵が平板になっちゃって、もったいない気がするなあ。イラストとしてはいいのかもしれないけど、漫画としてみると、絵にはもう少し線の太い細いや力があっていいのではないかと思う。
Aug 1, 2011
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小学生の塾お迎えの帰りに寄ってみました。志むら食べログでかき氷が有名なのは知っていましたが、帰りが一緒の塾友達より情報あり「大きいですよ~」確かに、確かに大きい!娘と私には二人で一個で十分でした・・味は勿論美味しかったので文句ございません
Jul 27, 2011
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発売日を待ち焦がれて、走って漫画を買いに行く喜びときたら・・3月のライオン 第6巻 羽海野チカ 白泉社(内容)高校生プロ棋士桐山零にとって、恩のある川本家でトラブルが発生。悩んだ零は、ちょっとズレたまま、トラブルの解決に必要なお金で川本家を支援しようと考える。零にとってお金を得るという事は、勝つという事。そして、独りで居続けた零が、孤独に耐えるひなちゃんの為に出来る事は・・?(感想)今巻は、勝負師の苦悩・苦闘、という意味ではずっと薄い話と言える。けれど、自分を守るのに精いっぱいで人に目が向かなかった主人公零が、人の為に出来る事を考えたり、友人の気持ちに思いをはせたり、人の言葉で動いたり・・少年の成長物語として、充分良い話。それにしても、それにしても、一生懸命な人って、やっぱりヘンだよな~。
Jul 22, 2011
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今さら気がついた。上手な書き手さんの本は、本当に怖い・・ゴーストハント5 鮮血の迷宮 小野不由美 メディアファクトリー(内容)渋谷サイキックリサーチに、一人の女が現れた。ナルシストのナルにゴーストハントを教えたというその女が、ナルに仕事の依頼を。元首相が所有する洋館で起こる失踪事件を解決するために、例の御一行様が集結するが、そこには他の霊能力者も集められていた。失踪事件の正体は・・?(感想)イヤーッ。怖いです・・(涙)ゴーストハントは、巻を追うごとに怖くなりやす。謎を追う中盤までは、子供の頃の自分なら「タルイ」と感じたかもしれません。しかし、もうおばはんなので、丁寧に書きこまれ作りこまれた謎をゆっくり楽しめますので、問題ありまへん。楽しんだ分、終わりが怖いんでしゅ。怖い怖いって聞くと、「あ~ら、先に聞いちゃうと大したことないわ」ってなるかもしれません。そうだったら済みません。でもでも、私は怖かった。ゴーストハント3のあの場面がワーストに怖いと思っていましたが、ワーストを更新です(涙)これ以上更新できるのでしょうか?
Jul 20, 2011
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ついに単行本に!!銀の匙 荒川弘 小学館(内容)八軒勇吾は大蝦夷農業高校酪農科学科に入学した。札幌からやってきた非農家の少年が体験する数々の農業高校ライフとは・・?(感想)作者が北海道の酪農を営む家庭の出身で、卒業した高校も農業高校。その体験に基づいて書かれた「百姓貴族」というえらく面白いエッセイ漫画があり(うちの小学生はめちゃめちゃハマって、もう何回読んだか分からない)、これを使った漫画の依頼もそのうちあってもおかしくないと思っていたから、案の定って感じ。自分が体験するという事と、面白く描くという事は実は相当違うのだが、作者荒川弘の描くスタンスはシビアで、厳しいとも言える。弱い動物は個体として弱い事、弱い生き物は経済的に生かし続けてやれない事、プリティな生き物も食べるのが前提だから名前をつけてはいけない事・・シビアさをもちつつも、コミカルに描かれる農業高校ライフ、これは是非知らない世界を楽しむためにも、読むべし!
Jul 16, 2011
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ああ、ようやく終わってしまうのかと・・寂しいような、完結おめでとうのようなハリーポッターと死の秘宝 Part2(内容)ヴォルデモートの分霊箱の探索を続けるハリーたちは、懐かしいあの場所に分霊箱がある事を知り、乗り込む。そして、最後の死闘が繰り広げられることに・・(感想)ハリーポッターの映画に関する私のスタンスは『大好きな小説が映像になって見られてまあ嬉しい。映像になる過程で、原作から離れちゃう部分は・・・見なかったっことにするからいいのっっっ!!!』なので、まあ、原作と違う部分はいいです。あれをぶっちぎってあっても、これを変えてあっても、まあいいのです。好きな部分が残っていれば。でも、今回、好きな部分が変えられていて、ちょっと嫌だったなあ。でも、まあ、ローリングが許可した範囲なんだから、仕方ないのかね??
Jul 15, 2011
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コーフンして書いたら、消えたよ・・ワンピース 1巻~40巻(内容)世界一の海賊になる事を目指すルフィは、故郷を旅立ち、仲間を増やしながら、冒険を続けていく(感想)実はすっごい昔に買ったことがあって、10巻ぐらいで挫折しました。理由は、戦いの場面が長い事。私は、戦いの場面が長いのが、あまり好きではないのです。この作品も、正直言って、ところどころ、戦いの場面が、私にはくどすぎます。でも、それを乗り越えて(あまり辛抱出来ない戦闘シーンはパラパラ飛ばしても)読む価値があると思った。まず、大人が立派。自分が何かを犠牲にしても、それを黙って飲み込む大人がカッコいい。そして、主役級のキャラたちがそれぞれ素敵。それぞれに「うぉ、格好いい!」と思わせるエピソードがきちんと入っている。個人的には、結構ウソップがぐっと来る。怪物的に強くなくても、適度に弱虫でも、ここぞという時に引かないところが、いいね。あと、適度なギャグや、つっこみも良し。本当に、売れる作品には理由があるのね・・良かったっす。(ただ、それでも、アーロンパークや空島の戦闘シーンは、私には長すぎ・・・あれ、週刊で読んでいるとそんなに気にならないのだろうか??)うちの娘も戦闘シーン大嫌いなのできっと読んでくれないでしょうが、前向きでとてもいい作品だと思う。
Jun 28, 2011
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タカノの桃とマンゴーのデザートセットです。季節が早かったのか、桃はもう一つ香りが無かったかな。でも、マンゴーはおいしかった。一番良かったのは、マンゴーのピューレの様なジュース。次は・・・次は夕飯を抜いてから行きます・・!!
Jun 25, 2011
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こう言う見方(全くの事前知識無しで映画を見る事)をする機会が、めっきり無いなあ・・SUPER8(内容)スピルバーグ監督の映画。ウォークマンがようやく販売されたころのアメリカ。ホラー映画の自主製作に凝っている少年たちが、夜中にこっそり撮影をしていたところ、列車事故の現場に出くわしてしまう。そして、その直後から街には怪現象が現れて・・?(感想)なんか、事前に相当の報道規制が敷かれていたとかで、「よっぽど面白いんじゃね~か」と激しい期待をして見に行った。すっごい面白かった所:少年たちの日常とちょっと酸っぱい青春ええ~っと思ったところ:空軍と秘密が出てくるところ秘密についてですが・・私、アメリカ人の持つこの妄想が、あまりお好みで無いので、お好きな方の感想を別に聞いてみたいです、ハイ。空いた映画館でゆっくり見るなら、別に何の問題も無い良作だと思う。あと、エンディングはくすっと笑えるので必ず見たほうがいいでふ。
Jun 24, 2011
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日中のほとんどを、睡眠と待機で埋められてしまう・・暇なのに、ゆっくり書けない。ゴーストハント4 死霊遊戯 小野不由美 メディアファクトリー(内容)「渋谷サイキックリサーチ」に、心霊現象が頻発する緑陵高校より調査の依頼が。多様な現象が頻発するその原因は・・?(感想)好ききらいはともかく、「面白い」ということに突っ込みを入れる人は少ないと思う。ってか、普通に、超面白い。後は、心霊現象がある、それを解決する手段は「祓う」ことだ、という前提を飲みこんで、それ以外の部分は、出来る限り理屈を立てて筋が進む、という事をどう考えるかだ。私は理屈っぽい人なので、これは全然あり。作者の人はミステリ畑の人のようで、何故このような心霊現象が起きるのか、という原因の解決がメインのミステリーともとれる。(というか、世の中の小説の大部分は、筋の中に秘密や謎が隠れていて、その開示解決が最後にカンドーを呼ぶ、になっている気がする。)ところで、この文章を書く時にようやく気がついたのだが、4巻の「死霊遊戯」って映画のタイトルのもじりなんだろうけど、タイトルの意味は最後の方まで読まないと分からないのですな。
May 27, 2011
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子供の塾の待ち時間に、ずーっと同じ店で3時間座っているのに飽きましたなのでちょいと池袋のケンジントンティールームで一人お茶としゃれこんでみた。紅茶:美味しゅうございましたスコーン:美味しかったです。 でも、ちょっとバターが予想よりこってりしていたかな。 あと、俵型がちょっと・・・私は丸い型で抜くのが好きなの~!あと、味と全然関係ないことだが・・私は一人で家にいることに慣れ過ぎたのか、おばちゃんが隣でべちゃべちゃしゃべっている声がじかに耳に入って、全然くつろげませんでしたよ。心が狭いのか、それとも更年期障害ちょっと入ってる・・?・・
Apr 18, 2011
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本を増やし過ぎないように気をつけているのに~ちはやふる 12巻 末次由紀 講談社(内容)瑞沢高校カルタ部、創立2年目で2年連続全国大会出場。7人の部員で5人が先発メンバーになるが、2年生の机君は1年生に先発を譲って情報収集に努める。その机君の覚悟に、みんなは団体戦の勝利を決意する。そして、瑞沢高校の最初の対戦相手は、なんと外人さんばかりのカルタ部・・(感想)自分のお勤めの業界はちょっとストレイン~ジな人が多いと言われていた。「のだめ」でも音大生はヘンだ、という話になっている。そして、ここでも、カルタが強い人はヘンな人が多い。という話になっている。・・・まあね、なんというか、突き詰めて努力をする、という事は、偏りが生ずるという事なんだね。対戦相手がヘンなチームばっかり、って2回続くとちょっと食傷気味になる。出来れば、次は、もう少し読み手が同調しやすいヘンさだといいんだけどね。それはともかく、今回もぶさいく脇キャラ肉まん君が、ス・テ・キ・・。今回も言わせてくれ。何故あんなテキトー顔に(涙)
Mar 28, 2011
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嫌だわ、世の中には御上手な人が本当にいっぱいいて・・しゃべれども、しゃべれども 佐藤多佳子著 新潮文庫(内容)今昔亭三つ葉、26歳で二ツ目(真打ちの下)の落語家。勢いがあって評判の筈の落語家なのに、師匠にオリジナリティの無さを指摘されて自信を失う。それなのに、上手くしゃべれるようにと従弟に落語「まんじゅうこわい」を教える羽目になる。その上、いつの間にか他の生徒まで増えていく。上手くしゃべれなくなった三つ葉と、上手くしゃべれるようになりたい生徒たちはいったいどこへ行くのか?(感想)まず、この本は、1997年刊行で、本の雑誌の年間ベスト1に選ばれた作品です。面白くない訳がないですな。ええ、面白かったです。テーマ・・言っても差し支えないような気がするので書いてしまおう。「自信を失った人たちが、自信を取り戻そうとする物語」です。誰かが何とかしてくれる訳ではなく、人とのかかわりの中で、本人が何とかしようとする話です。ちょっと気になったのは、ごっついあの男は、本業に回帰して成功出来るのか?です。して欲しいなあ~。
Mar 24, 2011
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いやー、尻上がりに面白くなるって、素晴らしい!ゴーストハント3 乙女ノ祈リ 小野不由美作 メディアファクトリー(内容)心霊現象の調査研究所であるSRS(渋谷サイキックリサーチ)に、女子高生からの調査依頼。あまり相手にしていなかった所、同じ高校の生徒からの依頼が別途数件あり、更に同業者の滝川のところにも同じ高校の生徒からの依頼が。件数の多さから調査を開始したが、なんと霊は見当たらない・・(感想)いや~、終わりの方が何ともいえずぞわぞわ来ます。3巻に至っても少年所長渋谷クン(ナル)の人物造形がちょっと取れにくいのが難点かとは思いますが、主人公?少女と若いお嬢さんたちのやり取りがとても素敵。自分は子供のころこんなに軽妙洒脱では無かったなあ。それはともかく、怖いですね。ええ、怖いです。私は夜に一人では読まないです。
Mar 23, 2011
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売れている本を買うときは、レビューにピンと来た時だけど・・花のズボラ飯 水沢悦子 秋田書店(内容)ハナコ30歳。結婚しているが、夫は単身赴任なので、独り暮らし。もともとずぼらなので、ご飯メニューもズボラに。そんなハナのズボラメニュー&ズボラ生活(感想)なんか、入っていけなかった。まず、既婚で子無しで、ハナが正社員でないのに単身赴任をしている、という設定。転勤でガンガン連れまわされた私には、こういう理由の不明瞭な別居って、どうにも納得できない。次に、ズボラ飯メニュー。第1話のサケほぐし瓶のメニューは良かったけど、後はもう一つかな~(「昨日何食べた?」がレシピとしてちゃんとしているので、それと比べてしまって不満なのだと思うけど)。レシピ漫画としてはいまいちだと思う。最後に、独りで延々としゃべっているハナのネームがもう一つかと。結論。ちょっとざんねんかな。
Feb 22, 2011
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あいたた、この人、やっぱり、ズガンと来るわあ小煌女 第1巻から第3巻 海野つなみ 講談社(内容)地球と宇宙人が交流している世界の地球。ロンドンにあるベネディクト女学校には、地球のさまざまな所の上流階級の子女が集まっていた。そこに、惑星トアンから暗殺を避けるために王女ジノンが留学してくる。高貴で知的なジノンに群がる女学生たち。しかし、王女の生活は惑星トアンの消滅で一変する・・(感想)これがSFと言われると、ちょっと。宇宙船ならSFで、妖精ならファンタジーですか、という程度のSFです。サイエンスでは無い。しかし、そういうSF好きなツッコミを放棄して感想を言うなら、純粋に相当面白い。小公女を借りつつも、オリジナリティは高いし、女学生たちの高貴な生活の描き方も相当面白い。そして、身分が変わり名を変えても凜としたレベッカ(元王女)は気品があるし、メイド仲間のサリーからの視点が、胸キュンです。小公女=無駄に辛いいじめシーン、という思い込みのある私としましては、食わず嫌いを反省します。まだまだ面白い漫画が多いのう~
Feb 10, 2011
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私の有料図書館、じゃない、ブックオフで買いましたグラン・ローヴァ物語 紫堂恭子 集英社(内容)孤児からけちな詐欺師になった青年サイアムは、賢者を騙っていた際、近くを大賢者(グラン・ローヴァ)が通ると聞きつけ、自分の悪の露見を恐れ、大賢者を探すことに。そして、であった賢者は、単なるおじいさんだった。特段の事象もないまま一緒に行動することになった二人であったが、世界を揺るがす銀晶球探しに巻き込まれることに(感想)昔読んだときは、あまり起伏ない話だなあと思ってそれほど愛着もなかった。けれど、20年ぶりぐらいに読んで、穏やかでいい話だと思った。なんと言うか、全体が温かく、悪意も非常に少ない。多分、この20年で、現実社会の方がよほど荒んだのだと思う。詐欺師の筈のサイアムの、なんと温かく礼儀正しい事。まあ、そんな話外の感嘆はともかく、穏やかでいい話だと思う。少なくとも、「好きです鈴木君」よりは、全然普通に子供に読ませたいね、うん。
Feb 8, 2011
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携帯小説のバナーが気になって買って初めて知った作家さんだったのに、いつの間にかメジャーに・・BUTTER! 1巻2巻 ヤマシタトモコ 講談社 (内容)明彗学院高校には社交ダンス部(部員2名)があり、そこに4人の新入生が入部した。ヒップホップの出来る部活と勘違いした、夏(女)宝塚好きの、掛井(男)大柄で猫背の、げっつ(女)そして、いじめっ子に勝手に入部届けを出された、端場(男)とりあえず始まった社交ダンス部生活はどうなるか?(感想)無理やり世界に投入された主人公がはまっていく、と言うのは、物語のお約束であるけど、この端場クンが、もう、超~虫みたいにつまらない奴。陰気で地味で、人の努力を聞こえるように笑う、もう、超超つまらない奴で。しかもアニオタ。そんな彼が、地味~にダンスの魅力にはまっていくところは、「人が改善する」と言う意味で読んでいていい感じがする。で、女性の主役格?の夏も、一見、物語の主役にふさわしい明るくて真面目な感じなんだけど、これも、見かけ倒しだったり、意外に勇気がなかったり、話の進行に合わせて欠点が見えてくる。それに向き合って本人が努力して行く所は、まあ青春だよね。微妙にネームが分かりにくかったり、登場人物の気持ちの振れが、パラパラ読んだだけだと分かり難いところが欠点かもしれないけれど、すんなり分かるばかりがお話じゃないしね。こういう面白い作品が評価が高いのって、なんだか嬉しい。
Jan 31, 2011
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出ている筈なのに、近所の書店にはいつまでも入らない・・業を煮やして、都会で購入ゴーストハント2 人形の檻 小野不由美 メディアファクトリー(内容)学校の悪霊退治で知り合ったナルに頼まれて、SRS(渋谷サイキックリサーチ)で雑用のアルバイトをすることになった谷山麻衣。3カ月目にしてようやく巡り合った怪現象調査。その現場には、学校の悪霊退治で出くわしたメンバーがまた勢ぞろい。果たして、怪現象の正体とは?(感想)まず雰囲気の怖さはとてもある。怖いです、ええ。次に、前作よりもずっと、話に起伏がある。これもいいと思う。途中で止めようと思ったのに、気になって夜中に一気読みしてしまいましたよ。美男で性格の良くないナルの人物造形がいまだに掴めないのですが、まあ、麻衣ちゃんのかわいさでそれは良し。サイキックアクションを期待すると全然外れだけど、悪霊退治をホラーというよりミステリー調で仕立てているのは、やっぱり新鮮な気がする。「読んで読んで~」と興奮するものではないけど、良作だと思う。
Jan 21, 2011
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あの本が復刊!とか言われても、どんな本か知りませんでした・・ゴーストハント1 旧校舎怪談 小野不由美 メディアファクトリー(内容)麻衣が入学した高校には、使われていない旧校舎がある。その旧校舎で起こる怪異現象を鎮めるために、霊能者たちが集められた。ちょっとした事から、その一人の手伝いをする羽目に陥った麻衣だが、はたして、怪現象の正体は・・?(感想)幽霊だとか、霊能者が出てくる本ってのは、格闘系霊退治モノ(もともとの「炎の蜃気楼」シリーズ)が幅を利かせているせいか、こういう蘊蓄物は結構新鮮かも。というか、そもそもこの本が刊行されたのって、平成元年なんだね。ああ、本当に、対照的な話かもしれない。この話は、思ったより起伏が無いので、ちょっとだらだらしたミステリー小説に似ているかも。オチ自体もあっさりしているし、正直言って、連続刊行でなければ、この一冊で続きは手に取らない気もする。でもでも、古い話をリライトして、連続刊行、まして、小野不由美先生なのですから、まだ面白くなるのでは・・という事で次巻に期待。
Jan 19, 2011
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見た瞬間にびびっと購入。大笑いした所までは良かったのだけど、家の小学生がそれを奪って読んでいるのは、どうなのか・・酔って記憶をなくします 新潮文庫(内容)mixiのコミュニティに寄せられた酒の失敗談をまとめたもの。(感想)旦那さん「うわ~、とんでもない人って結構たくさんいるんだねー」私「違うって、各所にいる、札付きの酔っ払いが集まって自分の蛮行を開示しているだけだって」旦那さん「確かに・・」今までで実際聞いた事のある酔っ払い伝説がグレードアップしたものや、それは犯罪なのでは、という話まで色々。ただげらげら笑うには大変に面白い本だと思う。家の小学生もげらげら笑っているが、この本で最も素晴らしいところは、数々の愚行を開示している酔っ払いたちが文末に「でもお酒はやめられません」と書いてある所。小学生にも、「とにかく、酒癖は愛の力では改善しないので、こういう人に当たったら、添い遂げるのは諦めなさい」と言っている。
Jan 18, 2011
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旅行三日間の内、寒くて仕方ないのは最後の日だけ、というのは結構ラッキー北野天満宮:子供は初めて私はここで凶を引いた嫌な思い出があるのだが、もう22年前の事なので許してあげよう?と思う。で、家の小学生はお参り・おみくじ・絵馬とフライングで一通り済ませる。さすがに受験前だからか、とても混んでいた。たん熊:初めて~天満宮から戻る途中、昼食を食べる場所を考えていたら、旦那さんが、「最後くらいいいもの食べよう!」と言いだし、フランス人が星を付けている店に行ってみた。入ったのが11時半、出たのが1時半。結構時間はかかる。接客は文句なしに良いし、お味は、つきだしからデザートまで文句なし。高かかったけど、とっても良かったっす!!旦那さん「次は夜に来ようよ!」私「え~、嫌だよ、これ以上品数が多かったら辛いだけじゃない。次も昼を豪華にしましょう」旦那さん「ん~確かに・・・」銀閣寺:二回目?三回目?以前に行ったときは、「うわ~金閣寺と違って何もないわ~」という感想で、その後二度は行かない、というたぐいの場所であったのだが・・・今回行ってびっくり。清水寺の様に、途中の坂にお土産屋さんが沢山。まずこれにびっくり。中に入ったら、お庭があまりにも美しく整備してあってびっくり。更には、人がぞろぞろ歩いているので、それについて行ったら、何やら歩道が整備してあった、それに合わせて山を登って行ってら、東山を一望できる場所があった。これまたびっくり。記憶力のいい旦那さんも覚えていないので多分作ったのだと思われるが、これは世界遺産登録運動をしている時に整備したものだろうか?更には、お土産物屋さんに、外人向けのジャパネスクなものやら、はっきり高品質で高価なものやら置いてあり、お菓子も、京都の有名店のものが置いてあった。(二条城のひっでえお土産物スペースにも、是非見習って貰いたい)銀閣そのものよりも、施設整備の力の入れ方に衝撃を受けた感じ。八坂神社:子供は初めてまあ、普通。高台寺:初めて豊臣秀吉の正室が過ごしていた寺。敷地も広いし、正しく寺として機能している感じ。でも、解説のおばちゃんがいかにも最近入ったアルバイトさんっぽい。多分大河ドラマに合わせて客がどっと増えるんだろうねえ。まあ、この機会に頑張って稼いで、修復資金に充てていただきたい。それにしても、観光産業とはどうあるべきか、なんだか考えちゃった三日間でした。
Jan 10, 2011
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今回の旅の目的は、歴史文物に触れる事。何故か?それは、家の小学生に歴史に興味を持って貰う、という腹黒い目的があるからでもある。てなことで本日の探検二条城:二回目ここが大政奉還の発表をしたところだよ~と夏にも説明した所にまた行く。歴史の授業をやるときにでも思い出してくれ。展示品も大変に立派だが、とにかく修復に金がかかるのだろう、「二条城一口城主」を募集していた。建物自体傷むらしく、直しても直しても、とにかく傷んでいるのが見て取れる。前回来た時気がつかなかったが、お土産物屋さんがしょぼいのでびっくり。昭和の時代で時が止まったようなお土産物屋さんでした。この城の運営担当者には、是非、一度日光東照宮に行く事をお勧めしたい。あの素晴らしいお土産売らんかな攻撃を見て、施設維持のためにお土産を売る(=お金を集める)事について考えてもらいたいものです。京都アスニー:初めて家の小学生の愛する源氏物語博物館が一年間休館になり、その間、京都アスニーという所に展示が移る、と聞いたので、そちらに見に行った。夏に見た時の展示は、『法華八講』だったが、今回は、奥方様との合奏だった。ミニチュアで再現した源氏物語絵巻なのだが、人形が持っている楽器で、どの人物か分かる家の小学生って、どんだけ源氏物語を覚えているのか(実は宇治でもばっちり見分けていた)。更に解説の方につききりで1時間半も解説して貰って、ご満悦の小学生だった。全然関係ないが、この建物を探す途中に、北の将軍様のポスターが何か所も貼ってあるのを発見。多分、自治体運営も結構大変な地域だと思われる。清水寺:二回目。めちゃめちゃ混んでいた。拝観料を300円しか取らずにこんなに綺麗な施設が維持できるとは。そして、これだけ人が入らないと、この建物を維持できないのか。お金の話ばっかり考えて嫌な人間だが、とにかく、金が無いと維持できないのが文化財。本当に、本当に、難しい問題だ。夕方日暮れ時に当たり、景色は素晴らしかったです。
Jan 9, 2011
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3月末で期限が切れるクーポン券があり、他に時間が取れる所が無かったので無理やり京都に行ってみた。平等院鳳凰堂:初めてどの文化財とも同様に、いい感じに古くなって渋く立派な建物でした。でも、これも、出来た時の姿は、日光東照宮の様に、「ド派手~」なんだった事だろう。藤原頼道が目指した極楽浄土、確かに大金を注ぎ込んだ素晴らしき建物でした。宇治源氏物語ミュージアム:初めて家の小学生が、源氏物語が大好きなので行ってみた。・・・これがね、言いたい事がてんこ盛り。建物は、普通に立派。展示が、ちょっと食い足りない。宇治市、とついているぐらいだから、宇治市が運営しているんだろうが、赤字で相当切り詰めた運営をしているのでしょうが・・・展示がしょぼい!平安時代の風俗を展示するのなら、もっと色々並べたり、解説をてんこ盛りにして欲しい。源氏物語について展示するにしても、京都市内の風俗博物館を見習え、としか思えない。通常展示の反対翼の建物をただがら空きにせず、常設の拡大は出来なかったのか。一番良かったのは、お土産物屋さん。喫茶室も、駅前に宇治茶の有名店があって三十分待ちな位混んでいるのだから、そことタイアップして名物のゼリーとか卸してもらえばいいのに・・多分、この博物館が存続するために必要な事は、1)京都市内にある有名企業をまわって寄附を募って、展示の拡充を図る2)京都市内の風俗博物館が今、閉鎖中なので、その展示の使っていないものを展示させてもらう(だって、ここも、源氏物語の世界の展示なんだよ~)3)宇治の有名店のお茶が飲めるようにする普通に考えたら、平等院から客が流れてくるんだから、もっと工夫すればずっと良くなる筈なのに~。とにかく色々残念な博物館です。箱を作る事は誰にでも出来るけど、魅力的な施設の運営は、本当に難しいと思った施設でした。
Jan 8, 2011
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作品には、作者が見えてくる事が多い訳で・・電波の男(ひと)よ 西炯子 小学館(内容)漫画の短篇集。「波のむこうに」定年退職した美人教諭の娘が学校に赴任してきたが、これがまた美人とは程遠く、しかも、本人がそれを自覚している「電波の男(ひと)よ」学生の時の無線交信の相手に今だ恋している陰気な男は、同じ声の女性が社内にいることに気がついて「海の満ちる音」縫製工場に勤めるりえは、人からの距離をとりながらやんわりと暮らしている。その彼女が見合いをすることになる(感想)ん~。なんで内容に粗筋を書いたかというと、他に書きようが無かったから。今、発行年を確認したら、3年前の本だったのでびっくり。もっと最近の本かと思った。この西炯子、私は絵が好きなのだ。まず雰囲気。昔のやんちゃな感じも今の綺麗に洗練された感じも好きだ。で、話の方なのだが・・・ひょっとするとこの人の中では黒歴史なのかもしれないが、デビュー当初の「僕は鳥になりたい」の辺りが、私は相当好きだった。見栄っ張りや意地っ張りな少年が、本心を他人につかれて、それを否定するために心にもない発言や行動をとって大切な人を傷つけて酷く後悔する、という、非常に中二病チックな話だ。多分この人は、心に今も高校生な部分があって、学生主人公の話(STAYシリーズ)が生き生きとして面白い。でも、最近の、大人を主人公にした恋愛ものは、私はどうにも好きになれない。軽くて、さっぱりとしていて、読みやすく、そして、読んでいて『うっ』と掴まれる部分が無い・・・なんでなんだろう、もっとゆっくり話を考える時間がないのかなあ。この巻の最後の話の「執着しても苦しく、でも諦めると何も残らない」という空虚なモチーフは、評判になった「女男(おとこ)の一生」でも出てくるのだけど・・私、この考え方好きじゃないんだよね~。もう少し暑苦しく、欲を持って前向きにやっていく方が健康的なんでねーの、と思う。大人向けを描くにしろ、もう少し、何か掴まれるものを描いて欲しいなあ。それとも、作者の人は今、最近の作風そのままの人なんだろうか?
Dec 21, 2010
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子供のお出かけに二日付き添って、もうくたくたで、夕飯を外で食べましたとさラフェット 池袋東口のフランス料理店。夕食のコースは3000円からで、前菜+メイン+デザート+飲み物(感想)田舎暮らしですっかり口の驕った旦那さんも、「おいしい」の感想。前菜は相当おいしいし、メインもおいしかったです。不満らしい不満は、1)小食のわれわれには、前菜が大きすぎるです・・2)小食のわれわれには、付け合わせの野菜が多すぎるです・・3)小食のわれわれには、単品のデザートが大きすぎるです・・出来れば盛り合わせにしていただけると、もうちょっと頑張れるのですが・・多分、普通に食べる人には夜のコースで、お腹いっぱいちょうどいい、だと思います。我が家は残念ながら小食一家(除く食べざかりの娘)なので、コースを堪能する事は結構難しいのですよ(涙)フレンチとか、品数も量も多すぎ。コース料理を見ると、値段ではなく品数に圧倒されてパス、という事が多い。しかも金額が上がると、品数が増えるんですぜ(涙)おいしいものを、ちょっとだけ食べたいんですよう~
Dec 19, 2010
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