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2013年03月01日
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カテゴリ: 読書感想文




お肉屋さんの前で半身の豚を見たりすることもあります。

はじめて見た時はさすがにショックと驚きを感じましたが、
「命」とか「食べる」ということについて、
自分なりに考えていた時、この本に出会いました。

この授業のことは、当時結構大きなニュースとなったので
何となく覚えていましたが、実際は詳しく知らなかったし、
映画も観ていません。

でも・・・

正直、この本を読んだ感想は、「最悪」でした。

若い熱血漢の先生が、自分の勢いに任せて豚を飼ったものの、
最後は手に負えなくなって、食肉センターで“処分”してもらった…。

これでは、ペットが飼いたいとわがままを言った子どもが
結局飼いきれなくて、保健所に犬やネコを持ち込んだのと
同じだと思いました。

本を読むまで、最後に豚を食べたんだと思ってました。
でも食べてません。
その理由は述べられていません。

もちろん、それまでの経緯では、
子どもたちと共にいくつもの困難を解決し、乗り越え、
食肉センターへ見学に行ったり、家畜についての勉強もしています。
最後、子どもたちと「大きくなりすぎた豚をどうするか?」
その時の葛藤や、子どもたちの真剣な言葉には涙が出ました。

だからこそ「家畜」とするのであれば、食べて欲しかったし、
「ペット」とするならば、生涯責任をもって飼って欲しかった。


この本が書かれたのは、この授業が終わって
(子どもたちが卒業してから)10年後です。
出版されたのは、2003年。
だから、実際に授業が行われたのはもう20年も前の話です。
本の中で黒田先生は「今も迷っている」と書かれています。
たぶん、20年たった「今」も迷っているんだと思います。
それはとても苦しいことだろうけど、わたし自身の感想としては
もう二度とこんなことはして欲しくない、そう思いました。


本文中で驚いたのは、
豚を「死ぬまで飼った人がいないのでどうなるか分からない」、
「品種改良により太り続けるようになっている豚は、自分の体重を
自分の足で支えられなくなる」という部分。

豚は生後半年で豚肉になるため殺されるので、
死ぬまで飼った人がいない。
そして、そうしなければ、いつまでも太り続ける身体…。

それが家畜の運命だと知った衝撃。


人間はたくさんの命を食べて、自らの命をつないでいく。
豚がかわいそうだから、もう豚肉は食べません、
そんなことも思わないし、その他の家畜についても、
魚や野菜についても、同様です。

でも、すべて無駄にはできない命。

この本の授業には賛同できなかったけど、
キレイなお肉になる前は、紛れもなく形ある生き物であったこと、
そして、スーパーに並ぶお肉にするために、
命の最後の現場で、誰かがその仕事をしてくれていること、
それを忘れずにいたい、そんな風に感じました。

他の方の感想も聞いてみたいです。





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最終更新日  2013年03月01日 23時56分03秒
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