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2021年05月18日

新政No6 紫舟type の保存における注意点（瓶内二次発酵酒・スパークリング）

テーマ：おいしい日本酒(1207)

カテゴリ：新政 No.6 亜麻猫陽乃鳥ラピス etc.

新政酒造No.6記念酒の第2弾は、貴醸酒スパークリング（瓶内二次発酵酒）です。
「No.6紫舟タイプ」の取り扱いについて、蔵元よりアナウンスされていますが、皆さんご存じでしょうか。

（以下、蔵元twitterより抜粋して紹介）
・新政酒造では瓶内二次発酵酒の賞味期限は、生酒同様、3ヶ月としていますが、今回は1ヶ月ほどで飲んでいただけましたら幸いです。
・理由は、デザインを可能な限り優先するため、いつも使用している耐圧瓶ではなく通常のカラーズ瓶でリリースしたためです。
・新政酒造の氷温庫で、2回も栓を取り替えて、内圧は一旦ゼロにして出荷しましたが、二次発酵が進むと、また内圧が高まります。
・やむを得ぬ理由で、一ヶ月超える貯蔵をしなくてはならない場合は、一度開栓して内圧を抜いてください。
　ちなみに氷温以下の温度管理でしたら発酵は進みません。

・紫舟タイプはアルコール度数12%台ですので、約マイナス10度で凍ります。
　マイナス10度以下での保存は避けてください。

（新政スパークリング　紫舟タイプだけは耐圧瓶ではない）

瓶内二次発酵酒といえば、通常銘柄として、No6クリスマスタイプ、亜麻猫スパークリング、天蛙があります。

天蛙2017は、飲食店の冷蔵庫で暴発したらしく蔵元が回収することになりました。
天蛙2018には、悲しい思い出があります。

（新政酒造天蛙2017 裏ラベル）

新政酒造天蛙冷蔵庫にて暴発!!

悲劇が起こったのは、天蛙2019を購入できて間もない頃、そろそろ、天蛙2018を開栓しようと思っていた矢先の出来事でした。

お風呂から上がると、家族から（冷蔵庫のある）部屋からすごいお酒の匂いがすると言われました。
確認すると、冷蔵庫の故障のようで庫内温度が上昇して、天蛙2018の瓶内二次発酵が進み
内圧が高まり栓が抜けたようです。

抜けた栓の勢いはすさまじく、冷蔵庫の中板を突き破っていました。

庫内は酒浸しで、瓶内に残ったのはわずかな量でした。

（一日早く開栓していればと悔やまれる天蛙2018（右））

（突き破られた冷蔵庫の中板と、ひしゃげた栓）

上の写真は、天蛙の栓で突き破られた中板です。かなりの威力であったことがうかがわれます。

（検証用の再現写真）

＜検証＞
　右端の天蛙の栓が飛んで、中板を突き破りました。
　耐圧瓶でなければ、瓶が割れていたかもしれません。

（ほんのわずかに残った天蛙）

庫内に充満した天蛙2018の甘くせつない香りの中で呆然とする私でした。

※非常に残念な事故でしたが、このことをきっかけに、お酒専用レマコムを購入する承諾を家族に取り付けることが出来ました。塞翁が馬、ですね。

天蛙の時は耐圧瓶であったため栓が抜ける程度で済みましたが、紫舟タイプは通常の瓶ということですので、
皆さま、瓶内二次発酵酒の保存には十分お気をつけください。
（続く）