うさぎの不養生日記

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2006年04月28日
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カテゴリ: 読書
地に埋もれて


優枝は、葬儀社に勤める35歳の独身。不倫の付き合いから始まった日出彦とは、彼の母親の葬儀が縁で知り合ったが、社会的にも家庭的にも堕落してしまって行き場をなくした彼から、一緒に死んで欲しいと頼まれ、躊躇することなく引き受けた。しかし、薬を一気に飲み干し意識をなくした優枝を気の根元に埋めて、日出彦は逃げてしまった。優枝はその後、意識を取り戻すが、…というところから話は始まる。優枝を少年が掘り出してくれ、当然のように優枝と行動をともにしてくれる。優枝は、本当は、心を残して死んでしまったのか?彼は、一体誰なのか?少年が、見かけどおりの少年でないことはすぐに察することができたが…。

彼曰く、優枝には、淡々と何でも受け入れて我慢するのではなく、ちゃんと憎んだり、ということをする必要があると。そして、そんな折に、離れて久しいふるさとから電話がかかってくる。生まれたばかりの頃に離婚して出て行った母に連れられていった弟からであった。一体、どんな事情があったのかを詳しく知りもせず、そのままになっていたが、それ以外にも彼女にはふるさとに戻りたくない理由があった。が、彼女は意を決して、少年とふるさとに向かう。

途中、優枝は生きているのか、死んでいるのか、どきどきでした。少年にもちょっとドキドキでしたが。笑^^怖くはありませんでした。ただ、意外な人が意外なことになってびっくりでした。笑^^是非、読んでください。滂沱という点では、『透明な旅路と』のほうが凄まじかったけど、こちらはすっきりとした感じですね。

この少年が、『透明な旅路と』にも出てきています。今回の作品では彼自身も、自分に関しては迷ったりしているというのが、はっきり描かれていました。続編が期待されます。笑^^





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最終更新日  2006年04月28日 13時00分40秒
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