うさぎの不養生日記

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2006年09月30日
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カテゴリ: 読書
赤々煉恋


“フィリア”というのは、あるものに、変質的に固執する傾向を表す言葉で、対義語としては“フォビア”という言葉があり、病的にあるものを忌み嫌う傾向を表します。どちらも、極端に病的に近い傾向を示すため、あまりいい意味で用いられないことが多いです。よく知られているものとしては、映画のタイトルにもなった『アラクノフォビア』とかもそうですね。これは蜘蛛を病的に苦手とする主人公が異常発生した蜘蛛と戦わざるを得なくなった内容だったような…(内容は詳しくないのです)。“フィリア”の方は“ぺドフィリア”というのが小児への偏執的な愛を示すことも有名ですね。他にも医学的に使うことが本当は多いのですが…一般的には偏執的で変質的な意味合いに使われていることが多いみたいです。ネクロフィリアとかね~。

この作中にもネクロフィリアだったり、アクロトモフィリアなどが描かれている。それは、あまり、赤裸々に描くべきものなのかどうなのか…。今までの作品とは、テーマが違いすぎて、ちょっと戸惑っているというのが正直なところです。というか、正直に言わせてもらうと、直木賞を取った直後の作家さんが、新機軸として発表するべきものではないと思っています。まず、救いがない作品が多いこと。テーマも、個人の趣味とするならともかく、赤裸々に語るものではないこと。そして、犯罪に近しいものであること。などが理由です。

ラストまで読みましたが、読み返したいか?と問われた時に、答えられないです。朱川湊人の作品が好きで読んだ人は、この作品を読んでどう思ったのかなぁ…と思わずにいられませんでした。次の作品は、こういうのではないといいなぁと思います。次回はちゃんと本屋で立ち読みしてからでないといけないですね。





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最終更新日  2006年09月30日 20時40分46秒
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