うさぎの不養生日記

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2008年08月10日
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カテゴリ: 読書


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
『月の裏側』の塚崎多聞、再登場!詩情と旅情あふれる、恩田陸版「怖い話」。
【目次】(「BOOK」データベースより)
木守り男/悪魔を憐れむ歌/幻影キネマ/砂丘ピクニック/夜明けのガスパール

『月の裏側』のあの登場人物…。映画『ボディスナッチャー』へのリスペクトで書かれた作品でしたよね、あの作品は怖かった。映画もそうだし、『月の裏側』も怖かった。ちなみに、『不連続の世界』もなかなか怖い。演出効果的な怖さもあるけれど、現実の隣にある超常的な存在への恐怖も描かれている。

木守り男(こもりおとこ)は、本当に存在し、主人公の多聞や多聞の友人はそれぞれの認識の中の木守り男を見るが、その言葉はまた、別の存在の暗号的な役目も果たしていた。この作品では謎が解けないままのものもあり、その謎の中に蠢いている存在に気がついているのだが、主人公はそれを確認はしない。確認しないものは、そのまま、謎の蠢く存在として、我々読者には恐怖の対象なのだ。ううん。夏向きである。

などなど、恩田陸作品独特の恐怖をもって読者に語りかける、夏向きの短編集でした。

悪魔を憐れむ歌は、悪魔が乗り移るお話ではなく(元ネタの映画は、そういうお話でしたよね?悪魔は、自分を滅することができるなら、それはそれでいいと判断するが、主人公は自分の命を賭してまで頑張ったものの、悪魔を滅することが叶わなかった、というラストでしたよね?)、あるアマチュアの曲が、人を死なせる力があるという都市伝説のようなお話が、多聞の耳に入るというお話。そして、多聞はいつのまにか、その曲をラジオ局に送り流させた人物に出会う。その目的は、実は、その曲を聴いた人の死ではなくて…という。ちょっとすごい設定。







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最終更新日  2008年08月10日 21時49分29秒
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