うさぎの不養生日記

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2008年08月27日
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カテゴリ: 読書


摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若だんな・一太郎に持ち込まれるは、訳ありの頼み事やらお江戸を騒がす難事件。お馴染みの妖がオールキャストで活躍する「いっちばん」、厚化粧のお雛ちゃんの素顔が明らかになる「ひなのちよがみ」の他三編を収録。大人気「しゃばけ」シリーズ第七弾。

妖の中でも大妖と呼ばれる皮衣の孫である一太郎は、江戸は日本橋通町の廻船問屋兼薬種問屋、長崎屋の跡取り息子である。生まれつき虚弱で一旦命を落としたことがある一太郎は、祖母により、再びこの世に戻ってきたという生まれである。その上に更に、何度か三途の川を渡りかけている日々…。そんな一太郎は、妖など人ならざるものが見えるものの、虚弱体質以外は、他の人たちと変わらない。ただ、一太郎の周りには常に、人ならざるものが、付き慕っている…。そんな妖たちと一太郎の、とんちんかんだけど、優しい物語。

いつもながら、う~ん、ハートウォーミングという言葉がぴったりの短編集でした。幼なじみの栄吉が修行に出かけ、兄も嫁をもらい新しい店に行ってしまい、何となく自分だけが同じ場所に取り残されたような感じで、いつもにもまして元気がでない一太郎。心配した妖(あやかし)たちは、一太郎を励まそうとあれこれ策を練るが、…これまたどれもとんちんかん…。しかし…そのとんちんかんな行動が思いもかけない出来事を引き起こし…。妖の者たちの気持ちも空回りだけど、いいなぁ。そして、一太郎もちゃんとそれが分かっていて、よかったです。(表題作、いっちばん)

それ以外の作品も、派手な出来事があるわけではないけれど、こつこつと心の中に、大事なものを積み重ねていくお話で、よかったです。このシリーズ、いつも思うけど、いいですよね~。でも、もう7冊目なんですねっ。





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最終更新日  2008年08月27日 20時54分00秒
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