うさぎの不養生日記

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2009年07月29日
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カテゴリ: 読書


「開発保留地区」─それは十年前、3095人の人間が消え去った場所。街は今でも彼らがいるかのように日々を営んでいる。あの感動から3年─“失われた時”が息づく街を舞台に描く待望の長編。

内容情報を読むと『失われた町』の続編かなと思うのですが、似て非なるもののようでした。町の意思という見えないが、敵対するべき存在となっているものとか、そういうものや、『失われた町』に見られた、汚染などの観念がなかったので。実は、『失われた町』の続編を期待していたうさぎでした。でも、このお話はこのお話しで面白かったです。どちらかというと『廃墟建築士』の作品の世界と繋がっているようでした。

10年前に一瞬にして3095人の人間が消えた場所…そこは『開発保留地区』として人の住まない場所となっている。原因不明だが、衝撃が起こりその地区にいる人間だけが消えたのだ。未だに、原因は解明されていない。しかし、その現象の不思議さに加えて、その地区にいた人たちの生活の痕跡が現在に現れるのだ。ラジオ局に届く消えたはずの人たちからのリクエスト葉書。消えた地区にあったはずの図書館の分館から届く、貸し出しリスト。消えた地区で走ったはずのバスの最終便の光。消えた町の鐘の音。(何故か鐘の中身が消えたのだ)

10年目にして、この町に戻ってきた沙弓は、本来は消えるはずの地区にいたにもかかわらず消えなかった人間だ。ちょうどその10年目という区切りに、消えた人たちに関する不思議な現象にも変化が起きて…。というお話でした。

三崎亜記さんの独特の世界観でのお話。その中で、出会いがあり、新しいスタートがあって、いい作品でした。





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最終更新日  2009年07月29日 18時54分14秒
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