うさぎの不養生日記

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うさぎ1455☆

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2009年09月21日
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カテゴリ: 読書


ときは現代。不死の者たちは人知れず実在していて、“ローア”という社会を作り、人間たちにまぎれて暮らしていた。ヴァンパイア(吸血鬼)の父とヴァルキリー(戦乙女)の母を持つエマは、自らの出生の秘密を探るためひとりパリへ向かう。生まれて初めての土地で“ローア”を見つけられずに衰弱していくエマ。そんな彼女を何者かが襲う。それは、彼女を運命の“伴侶”と悟ったライキー(人狼)の王ラクレインだった…2007年度RITA賞受賞作。

部分部分にハーレクインロマンス的な性描写が多いのに、他は、人間以外の存在の種族の入り組んだ事情などが多い作品でした。ライキー(ライカンなどとも呼ばれてますよね?人狼族)の王であるラクレインは父親の敵であるヴァンパイアの王を追って行方不明となった弟を追い、自分自身もその手に落ちた。それが150年以上も前のこと。その不死の能力のため、炎に焼かれては再生するという責め苦の上に監禁されていた。そんな彼を正気に戻したのは、彼の伴侶としての存在だった。彼を戒める鎖を引きちぎり、抜けない枷から逃れるために自らの足を犠牲にして、追い求めた彼女は…憎いはずのヴァンパイア、エマだった。150年間の責め苦で混乱している上に、伴侶がヴァンパイアであったことで、ライキーの王ラクレインは、エマに対して、強奪者のように振舞う。虫も殺せないようなエマは怯えながらも従うしかないが、その中で少しずつ、自分というものを取り戻して行く。

しかし。エマを狙う存在がいて、それはヴァンパイアたちだった。ラクレインはヴァンパイアであるはずのエマがヴァンパイアに狙われることが理解できず混乱し、更にエマの身内に連絡を取ってみるとそれはヴァンパイアではなく、ヴァルキリー(戦乙女)であった。

謎解きの部分があったり、なかなか凝ったお話なのだけど、他のパラノーマルのハーレクインロマンスほどペースよく出ないのは、ちょっとお話の設定が凝り過ぎていて、続編希望が少ないのかなぁ?それとも前半の混乱しているラクレインのエマに対する行動が女性から見たら不愉快だったのかも?(うさぎ的にもちょっと不愉快だったことだし)

本国で6作目まで…とあとがきにあるのに、これは続刊がまだない様子。本国で6作目までといいながらも3作目くらいまで翻訳されて出版されているのがあるので、う~ん。

単品としても楽しかったので、よしとしよう。(そして隠れ腐女子でハーレクインロマンス好きで看護師のAちゃんが犠牲にあうのであった。自分の読みたい本を読む時間が減っているだろうなぁ…えへ)





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最終更新日  2009年09月21日 11時16分16秒
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