うさぎの不養生日記

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うさぎ1455☆

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2010年08月25日
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カテゴリ: 読書
世界記憶コンクール

世界記憶コンクール

価格:1,575円(税込、送料別)



ある日萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。昔から見たものを瞬時に覚えてしまう力に長けた博一は、義父の勧めもあってその募集に応じ、見事採用となった。高い日給を受け取りながら、大学教授から記憶力の訓練を受けていた博一だが、あるときを境に急に教授と連絡が取れなくなり不安を覚える。そこで友人である高広に相談を持ちかけたところ、『赤髪連盟』に酷似したこの出来事に、礼が興味を示し─(表題作)。心優しき雑誌記者と美貌の天才絵師。ふたりの青年の出会いをはじめ、明治の世に生きる若者の姿を、人情味豊かに描いた四編を収録した短編集。好評“帝都探偵絵図”シリーズ第二弾。
【目次】(「BOOK」データベースより)
世界記憶コンクール/氷のような女/黄金の日々/生人形の涙

『人魚は海に還る』の続編の明治を舞台にした連作ミステリです。官僚の父親を義父に持つ新聞記者の高広と絵巧者で美貌の天才絵師の礼が主人公。礼が興味を持ち、高広に謎を解かせるという感じでしょうか?謎を無理矢理見つけてくるワトソンと、ワトソンに無理強いされて推理するホームズというようなことを作中でも高広は感じていたようですが…。

そんな2人が知り合った、質屋の義理の息子の博一は見た膨大な量のものを一瞬で記憶してしまうという特異な能力の持ち主である。しかし、新聞に載った『記憶に自身のある者求む』という募集を見かけた義父に勧められて、その募集に応じたのだが、どうも、その仕事内容や、義父の態度に違和感を覚えて2人に相談を持ちかける。礼は、銀行の近くの土地から穴を掘って金庫に到達した『赤髪連盟』を思い出し、その興奮から高広をけしかける。そして、その一連の出来事の真相は…。ラストは優しい気持ちになれるミステリなのは相変わらずです。

氷のような女は、高広の義父…これまた懐の深いいい人なんだよ~。その高広の義父の基博が主人公です。氷のような女とは、誰のことか、どんな事件が起こったのか。明治の頃の氷をめぐる商売のことなどいろいろなことが分かる勉強にもなる作品でした。ああ、なるほど、かつてコレラが流行ったのも分かるなぁ…。(おい、仕事から離れろ)

などなどの作品が収録。どの話も、謎を解いた後には人の情というものが残っていて、いいですよ~^^ミステリはドライなものいいけど、うさぎはこういう作品群って好きです。第3弾が出るといいなぁ…。





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最終更新日  2010年08月25日 22時59分42秒
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