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October 9, 2013
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カテゴリ: コラム
シリーズ"初心者が鍵盤楽器を買うコツ"
前回は,メインである鍵盤楽器の選び方を4タイプに分けて紹介させていただいた.
今回は,メイン楽器が決まった方が購入する際に一緒に買っておいて欲しいオプション品の数々を紹介していきたいと思う.


●スタンドは楽器に合わせて最初に揃えよ
鍵盤楽器を買う上で必要不可欠なのが鍵盤楽器を置く台.
すなわち,スタンドである.

ギターや管楽器の場合,スタンドは演奏する時に活躍しないことが多いわけだが,鍵盤楽器は演奏する時こそ必要なものになる.
ショルダーキーボードのように肩にかけて使用するものは別としても,通常の鍵盤楽器にとってはスタンド=足そのものなのである.
メーカーとして,該当の鍵盤楽器専用のスタンドを用意している場合もあれば,汎用的なスタンドの使用を促す場合もある.
楽器下のゴム足がぴったり合う純正がいい場合もあるが,必ずしも純正である必要はないので用途に合わせて選んで欲しい.


種類別に特徴を書き出してみようと思う.
・オーソドックスな4本足タイプ
LG100

◇メリット
安定性が抜群
物によっては折りたたみが出来る
オプションアダプターを使えば2段積みなどが可能になるモデルもある
4つ足なので足元が開くためサスティンぺダル等を置きやすくイスに座ることもできる

◆デメリット
見た目があまり格好良くない
結構重量がある
2段積み用アダプタがワンタッチでは取り外せないことが多い(直ぐにセッティング出来ない)



xStand

◇メリット
折りたたむと非常にコンパクト
ワンタッチで開閉でき女性等でも容易にセッティングができる
オプションアダプターを使えば2段積みなどが可能になるモデルもある

◆デメリット

バーが細いものだと演奏するだけで揺れるため不安定
足元が2脚になるため段差や凹凸があるところにはセッティングしにくい
重量級(ピアノ鍵盤等)の機器が載せられないこともある
スタンドが足元でクロスするためイスに座ると膝が入らない

・見た目バッチリ3本足型スタンド
ax48

◇メリット
とにかく格好がよい
アダプタを使えば複数台重ねることができる
折りたたむとコンパクト
楽器の下にスペースが開く(コーナースペースに楽器を配置できる)

◆デメリット
足元がTバーだったりするためエフェクターボード等を置きにくい
荷重安定のために斜めに設計されていることが多くイスに座っての演奏が困難
重量が結構ある
スタンドに鍵盤楽器を載せたまま移動が困難
演奏時の安定度があまり高くない
重量級の機材が載せられないこともある(2本使って載せるという裏技もある)


・複数台を縦に重ねるポール型スタンド
aotopole

◇メリット
2台以上を置く場合,省スペースで縦に重ねられる
演奏しても安定感がある
鍵盤の角度を変えることができる

◆デメリット
ひな壇風に重ねていくため意外と奥行きが必要(写真の突っ張りタイプは対象外)
支えるポールが左右にあるため機材の横幅以上に場所をとる
設置したら移動が困難


その他,特殊スタンドもあるようだが一般の方が市販品で手に入れられるものはカバーしたつもりである.
私は上記に記載した全てのスタンドを使ったことがあるし所有している.
メリット/デメリットの考え方は人それぞれだと思うので使ってみないとわからない部分があるかもしれないが私の使い方が参考になればと思う.

○参考例
・4本足スタンド=88鍵盤でステージに出る時,スタジオ等で据え置きの練習用鍵盤を置く時
・X型スタンド=~76鍵盤程度の楽器を立って使う時,ノートPC等をおく時
・3本足型スタンド=コーナーに鍵盤を置きたい時,他のスタンドで2段重ねした上にもう一段増やす時
・ポール型スタンド=スタジオで据え置くシンセを縦に重ねたい時(AutoPole含む)

ステージと宅練を1つのスタンドで行うなら4本足かX型がお勧めである.
鍵盤の重量や長さがあるのであれば4本足,61鍵程度で総重量が20kg前後程度ならX型スタンドくらいが目安だろうか.
しっかりイスに座って練習をしたい人は出来る限り4本足をお勧めする.ダンパーペダルをおいて膝を鍵盤の下にもぐらせられるため生ピアノのような正しい姿勢での練習が可能である.

尚,『スタンドは後でいいや』はお勧めしない.演奏中に変に倒れて怪我をしたら残念なので練習の時でも常に安定したスタンドを使ってほしい.

ちなみに,裏技としてメタルラックという手もある(バラで組むと意外と割高だが・・・)
Shelf

ポールの長さもたくさんあり組み方次第では非常に安定する.
私も,自宅据え置きスタンドはキャスター付きのメタルラックである.
一応,耐久重量をよく考えて用いてほしい.
うまく組み合わせれば4本足に匹敵する耐久性で,機動性抜群なんてのも組めるはずである.


●ダンパーペダルは必須!
鍵盤楽器には必要不可欠なのがダンパーペダルである.
ピアノの演奏やエレクトリックピアノの演奏では必ずサスティンペダルという鍵盤から指を離してもペダルを踏んでいる間は音を長く伸ばすことができる機能を多用する.

「私はバンドマンでオルガンしか使わないから」といって最初に買わないといざという時に使えない(どう使っていいのかわからないというのも含めて)なんてことに陥る.
私の場合,以前ペダルを忘れてピアノのフレーズを弾くのにシンセのリリースをいじりながら演奏したことがあるが非常にしんどかったのを覚えている(ツマミが前面に出ているCS1xだから出来たようなものだが,何かで代用しなきゃならないくらい一般的な曲でも多用される奏法なのだ)

いずれにせよキーボーディストならサスティンペダルは必須である(絶対オルガンだけというなら無理強いはしないが,だったら本体もシンセや電子ピアノではなくエレクトリックオルガンを買ってくれ)
尚,サスティンペダルには純正のフットスイッチorフットコントローラを使ってほしい.
メーカーによって電気的な仕様が異なり故障の原因になることもあるので注意が必要である.

その他,コントローラとしては音量を足でコントロールするヴォリュームペダルやサスティン以外に音色を切り替えたり他のパラメータをコントロールするためにフットスイッチやフットコントローラーを使用することがある.
こちらは必要に迫られたときに買えばいいと思う.

ちなみに,ヴォリュームペダルには2種類ある.
1つはMIDIという電子楽器の制御に使われているパラメータをコントロールするフットコントローラ
もう1つは電子楽器の出力とPA機器の間に挟んでオーディオ信号そのものをコントロールするヴォリュームペダルである.

どちらがよいとは一様に言えないのだが選択するコツをお教えする.
○ヴォリュームペダル
fv-500l

◇使い方
├複数台のシンセサイザーをミキサー等経由させこれらの音量を一括で管理したい時
└エフェクト等の残響音も含めて音量コントロールする時
◆注意点
Lowインピーダンス対応機種を選ばないとノイズの原因になったりする

○フットコントローラ
fc7

◇使い方
└選択されている音色のみをコントロールする際(音の後段にエフェクトがかかっている仕様であればボリュームを下げてもエフェクトの効果は継続される)
◆注意点
楽器の音色によってはレイヤーといって1音おすと複数の音が同時になる仕様のものも存在す.レイヤー音色の場合は発音する楽器毎にMIDIチャンネルを変えている場合があり,この場合フットコントローラでは1chまたは選択されている音色のパラメータしか変化しない(他の音は音量が下がらない)こともある


そして,演奏中の演出として音量コントロールする際は,ヴォリュームペダルならびにフットコントローラにて行う


以上の事から,初回購入時はフットスイッチ(ダンパーペダル用)を同時購入し,ステージに上がるようになったら,サスティンペダル以外も検討する程度に考えておけばよいと思う.

尚,フットスイッチにはピアノのペダルを模した形のものと,小型のスイッチタイプがある.
どちらがよいとかはないのだが,靴を履いたりスリッパだったりするとピアノのペダルタイプ形状が踏み間違いをしにくいなど都合がよいことがある.
出来る限りペダルタイプを買っておこう.


次回はオプション品の続きということでケースやその他の物品について紹介したいと思う.





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最終更新日  October 10, 2013 09:07:16 PM
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