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October 10, 2013
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カテゴリ: コラム
シリーズでお送りしている"初心者が鍵盤楽器を買うコツ"
3回目は前回同様オプション品のケースについて紹介していきたいと思う.


●ケース購入は最初に決めよ
『持ち歩かないからケースは後でいいや』
一般的には間違った考え方ではないと思う.
しかし,自宅でも意外とケースにしまうことがあったりする.

また,購入当時は自宅で練習にしか使わないとケースを買わなかった人でも5年後には上達してバンドでライブに使用するなんて機会が出てきたりする.
その時に困るのがケースなのだ.

ケースはオプション品の中でも本体に合わせて毎回設計することが多い(本体サイズが個々に違うため)
故に商品が生産完了になる頃,同時期またはそれよりも少し早く生産完了してしまうことが多いのである.


購入店によっては購入特典として汎用的なソフトケースをつけてくれるところもある.
これらを踏まえ,これから購入する方は何に注意してケースを購入したらいいのかや,絶対に必要あるのかどうかについて記載していこうと思う.

ちなみに,ここで該当から外れる楽器があるので紹介しておく.
それは自宅に据え置くことを前提にした電子ピアノの類である.
自宅練習に特化しているため重量が重く,ダストカバーが付いているものもあったりする.
その場合は,まず外に持ち出さないし,部屋の中でもケースに入れてしまうことはないと思うのでケースは要らないと思う(そもそも純正ケースが存在しない場合もある)
据え置き前提であればMIDIキーボード等も同じ考えでよいと思う.私のようにMIDIキーボードをライブでも多用する人は別だが・・・


・ソフトケース
◇メリット
重量が軽いため手軽に使える
値段が比較的安い
使用していないときはコンパクトにたためる


◆デメリット
布地やナイロン製で強度が低い
保護がしっかりしていない為,楽器を壊す恐れもある
雨や水滴などの水が染み込む
布地が水分を吸いやすい為,カビやすい


楽器が多少傷ついたりすることに目をつむり,あくまで"ないよりは安心できる"程度の気持ちで使うことをお勧めする.
尚,経験談としてはMOTIF7を壁に立てかけようとソフトケースに入れて壁に立てたら倒れそうになった(初代MOTIFはサイドパネルが斜めになっている)とか,SY99をソフトケースに入れて運んだらサイドパネルが割れた等がある.
少なくとも重量級の楽器には不向きであることは間違いない.

・セミハードケース
◇メリット
ハードケースに比べて重量が多少軽い
ソフトケースより頑丈
ハードケースより値段がはるかに安い
サイドが型になっているため,横からの衝撃も多少強い
ケーブルなど付属品を一緒に入れることが出来たりする
大型のものになるとキャスターが付いていることもある

◆デメリット
固めではあるものの柔軟性のある素材で出来ているためゆがむ
純正ではほとんど存在しない
ソフトケースに比べて重量がある
型がしっかり出来ているため,多少のサイズ違いでもケースより少し大きいと入らないことがある
他の荷物を重ねると潰れることがある.
雨や水滴などの水が多少染み込みやすい
布地が水分を吸いやすい為,カビやすい

ケースバイケースではあるが,頻繁に持ち運びをするがハードケースだと重すぎるという人には是非使ってみてほしい.
ただし,部屋の中でもハードケースに近い存在感を放ち場所を取るのに,布製で水分を吸収しやすいためカビに弱いのが難点である.

尚,体験談としては重量のあるS90ESを入れて運ぶ際,取,っ手を片側だけ引っ張る形になってしまい布地の取っ手が取れてしまったり,ケースがゆがんでキャスターが動かなかったりと不都合が生じたことはある.

・ハードケースならびにフライトケース
◇メリット
とにかく頑丈
純正でウレタン材がぴったりであれば機体が遊ぶことがない
ゆがみが生じにくい為,持ち運び時も保存時も物を重ねることができる
雨など水の侵入等を最小限に抑えられる

◆デメリット
とにかく重い
コンパクトになることがない
取っ手など金属製の部分が劣化しさびたりする
非常に高額かつ純正でないとサイズが合わない(純正がなくなった場合は特注になる)


初心者にとっては上の項目を見ても直ぐに決められないと思う.
最初の章で紹介したような重さが10kgも満たなく,他に運ぶ荷物もスタンドくらいならソフトケースで十分だとは思う.

基本的には車で色々なところに演奏しに行ったり,基本は倉庫などで保管する人はハードケース
頻繁に持ち出すけど総重量が重くなりすぎて運べない人はセミハードケース
練習室の行き来程度で本体の重量も10Kg未満であればソフトケース
といった選び方でよいと思う.

純正でなくても汎用ケースがたくさん出ているので,予算が足らなければ内寸サイズが合うものを非純正メーカー品から選んで使ってもよい.
ただし,ハードケースだけは純正かARMOR等のオーダーメイドが出来る会社に本体サイズぴったりなものを作ってもらわなければ逆に楽器を壊してしまいかねないので注意してほしい.



●オプション品は用途でタイミングを考えよ
私の体験談ではないがオプション品はI/O,I/F系また,専用FlashMemolyの増設等,生産数が本体よりはるかに少ないものは最初に本体と一緒に買うべきである.
特に,マニアックな仕様のオプションは単品で出回ることはほとんどない.
欲しくなった頃に中古で情報かき集めても見つからないか運がよくて相当な高額な新古品くらいなものである.
鍵盤楽器のオプション品には色々ある.
まず多いのが先ほど出たI/O(In/Out)やI/F(InterFace)ボードである.
増設すると出力チャンネルが増えるとかディジタル出力が出来るようになるとか,または通信コネクタが増えるとかそんなところだ.

次に多いのが音源ボードである.
音源ボードの場合は,同世代のシンセで流用出来たりすると数も出回っており割と中古でも手に入ったりすることもあるが,種類がたくさんあってその中でもあまり売れなかったものとかを探すとなると厄介である.
そして,この手のオプションボードは気がつくと生産完了になっていたりすることが多い.
上位互換モデルが出るとかであればよいのだが,結構稀なケースと考えるべき.

また,専用の音源ボードや専用のフラッシュRomなんてのもある.これらは内部増設することが多く中古を単品で手に入れるのはまず不可能だろう.
最近はFlashRomがPCのFlashと同じようなDDR2規格のものを流用出来る仕様があったりするので純正でなくても動作したりすることがあるのだが,旧型機種でRomそのものが専用コネクタ品だったりすると厄介だ.
いざ,搭載しようと思っても物がなかったりする.
たとえ,初期投資が多くなっても最初に揃えるのがベストと考える.
中古で売るときも高値になりやすいのは言うまでもない.


3回に分けてお送りしたシリーズ"初心者が鍵盤楽器を買うコツ"はいかがでしたでしょうか?
結局,初期投資が増えるのでは?と言われてしまうかもしれないと思ったのですが,私の体験談からは最初に買った1台がそれなりに高級品(後になっても使える)ものであるならば無理してでも全て揃えておくべきだと思います.
勿論,初心者のうちはそんなことわかりませんし,「手始めに」と手にする初級者向けモデルにはそんなに凝った仕様(オプションボードのようなもの)はあまりありませんのでメンテナンスグッツだけを揃える程度であれば本体+1~2万円程度で揃えられると考えていいと思います.

尚,今回イスに関しては書きませんでした.
イスに関しては勿論,演奏姿勢に関わってくるものであり重要なのですが,一般的な家庭にイスがない家はないということで,省かれることが圧倒的に多いと思います(私もライブで座ることを考えるまで買いませんでした)
もし,ご購入を考えられている方にはZEENのKPC-30をお勧めします.
エレクトーンのイスのように高く設定できますので汎用性が高いです.

これらの情報が少しでも多くの初心者の方の購入に役だてば幸いです.
今回の記事を読んでもわからない事がある方は気軽にBBSへご質問ください.
あなたにとって幸せな鍵盤購入になるよう全力でサポートします!





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最終更新日  October 10, 2013 09:09:59 PM
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