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April 24, 2014
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カテゴリ: 音楽
PA機材を総出して音場つくりを行った13'セッション懇親会でしたが,T'sLABの機材だけではもちろん機材が足りることがなかったので,持ち出しというか追加機材をたくさん導入しました.

ケーブル類は全部新調(おそらく30kくらい><)
マルチやスピーカももちろん新調(涙が出るので計算したくありません)
そして,コンソール類は節約の為中古を漁ったのですがプリンアプの数がどう頑張っても足らず色々調べた結果購入したのがBEHRINGER社製ULTRALINK PRO MX882というミキサー兼スプリッターと言う機材です.

【送料無料】BEHRINGER アナログミキサー ULTRALINK PRO MX882 【送料無料】【あす楽_土曜営業】【RCP】


1度で2度おいしい感じがまさにパッシブのDIっぽいんですが,このモデルは非常に厄介者です.
それは何かって?
値段が安いんです(*^o^*)v
いや,冗談です…音声ノイズがすごいんです.

スプリッターとして使用するときは気にならないんですが,ミキサーとして使う時にそれはそれは素晴らしいノイズを奏でてくれるんです.


今回はプリアンプ稼ぎの為にXLR端子をミックスしてMAIN OUTをTRSでミキサーのプリアンプへ送るという接続方法で行くつもりなのですが,これではもちろん現場で使えません.
MAIN OUTがTRSなのでXLRと接続できると思っての導入だったんですが全く無意味になってしまったのです.

ということで,PA当日までの数週間のうちに改造が始まりました.
もちろん,不具合ではなく仕様であることはネット上に書き込んでいる多くの被害者が語っているため知っていました.
それ故に,改造次第でどうにかなることも知っていたというのが事実です.

改造前に普通なら色々な角度から状態保存をします.
ノイズなら,その状態がわかるように収音しておくのが自分なりのセオリーなのですが,今回は原因がほとんど推測できるレベルにあったということもあり残念ながらMAIN OUTからのノイズをスペアナ(スペクトラムアナライザ)等でしっかり調べていません.

それをせずともわかるほどのノイズと受け取ってもらえればいいかと思います.
おそらく,50HzとかのAC電源にありがちなノイズと想定しています.
(故に国や地域によって周波数が変化すると思われます)

早速,分解.

最初,スプリッタ/ミキサーと書いてあったのでパッシブの機材だと思っていたのですがちゃんと電源があります.
MX882分解1

ですが,この電源が今回のトラブルの原因なんですね~
いっそ,パッシブ回路で販売すればよかったんじゃ…とも思いますが,これだけ多くのXLRをミックスする回路じゃトランスだらけで重量も値段も多くなりそうですが…

ま,それはそれとして今回の原因は電源トランスからくるハムノイズと思われます.
固定しているトランスをシャーシから外しても(浮かせるだけ)ノイズが軽減されることからアースループ等も考えられるかもしれません.



外したトランス…重くて仕方がありません.
数年前の機材が軽量化の為にトランス部分を外に出して軽量を謳った理由がわかりますね.
このままではどうすることもできないので,ケーブル位置が不明にならないよう各ケーブルにしるしを付けて思い切ってぶった切ります.
MX882分解2

今回は,端子化して小型ミキサーにありがちな電源アダプター化することにしました.

ということで部品紹介.
電源はAC/DCして本体基板に行っているわけではなくトランス周辺はACのまま使われている模様でした.
ヒューズ類も全てAC直近なので,ACコネクタ付近もそのままアダプタへ移動することになります.
故に,6本のケーブルをそのままケーブル化し,端子化しなければなりません.
そこで使用したのが同社のミキサーを改造した時同様の多ピンコネクタを使用することにしました.
ねじ込み式でばっちり引張強度が稼げる優れものです.

アダプタ部分には市販のボックスを使用.
制作費用節約の為にトランスが入るギリギリの横幅でトランスを固定する部分のみがメタル仕様のケースを用いました.

ケーブルが出る部分は穴をあけるにしても,そのままぶら下げれば引っ張ったときに切れちゃいます.
そこでケースからケーブルを出す際に使えるのがケーブルグランド(この商品見た目は知っていたのですが名前が知らなくて調べるのに苦労しました)
コネクタ化してもよかったのですが,アダプタから外すと失くすので備え付け化しました.
ケーブルには内線の断面積が0.3sq程度の5芯シールド線(外形6.4mm)MVVSシールド線を用いました.
本当は6芯ケーブルを用いたかったのですが,コネクタの最大外形を超えてしまうという理由からアース線をシールドにてつなぐことで回避しました.

多方向ノイズを防止できる。小勢力回路及び弱電流回路用コード富士電線工業 MVVS 60V耐圧 0.3sq×5芯 【1m~切り売り】 (0.3 5C 5心) マイクロホン用ビニルコード TV

ケーブルありきでコネクタを選ぶべきなのですが,1Uというボディーサイズが決まっている部分があったので致し方ありません.
伝送するのはACですが,大電流機器ではないので内装配線に用いられていた0.5sq断面積のケーブルに特別こだわることはないかなという結論であります.
部品が出そろったので早速組み立て.

コンセントプラグはACアダプタのケース側に移動するので穴あけ加工が大変です.
私はフリーソフトの2D-CADを用いて,同種の部品仕様書に載っている外径を参考に加工寸法を決定しました.
各種穴径も仕様書の寸法図を参考にしています.

トランスの穴だけはノギスでネジ外径を図りました.
あと,ラックについていたAC部分を埋めるべくプラ板を加工してコネクタを付けたのですが,この部分の外径寸法はほとんど目方測りです(意外と雑…やっぱり私はメカ屋さんに向いていないですね~^^;)
加工が無事すんだら本当に組み立てです.
半田作業が大半なので詳細はカット.
MX882分解3MX882分解4

無事完成です!
(トランスを固定したネジが周りに傷をつける原因になるので余っていた大きめのゴム足×4を追加しました)
見た目は無骨ですが機能は果たしますよ.
ちゃんとテスターでAC電圧が出ることを確認しました.
めでたく本体へ接続してスイッチON!
MX882分解5

見事にMAIN OUTからのノイズも消えてめでたくStudioT'sLAB機材の仲間入りを果たしました.

部品さえそろえてしまえば日曜大工レベルで制作可能です.
(工具としてはモンキーレンチorスパナ,ドライバー,ドリル,ニッパー,ケーブルストリッパーあたり)

[今回の合計]
テイシン電気 TB4-B(汎用型モールドケース黒85×135×40) \ 480
APEX PLT166-P-R(メタルプラグ) \ 360
APEX PLT166-R-R(メタルソケット) \ 340
富士電線工業 MVVS 60V耐圧(0.3sq×5芯)×1m \ 181
タカチ電機工業 MG-12B(MG型Mネジケーブルグランド黒) \ 130
サトーパーツ BU-692-A(ゴム足φ15×7.5mm)×4個 \ 120
タカチ電機工業 F-1(F型アクリル板) \ 460
BEHRINGER ULTRALINK PRO MX882(機種本体) \ 8,580
合計 \10,651

うーん。。。
プラ板(上のは参考程度のアクリルだけど)とゴム足分安いけど,各種取り寄せに送料かかっているから本体価格の1.4倍くらいにまで膨れ上がっちゃうんですね。。。

ま,それでも1万弱と半日くらいの工数で6chのプリアンプが手に入るなら安いもんなのかな(--;)
音質については特別評価していません.
ハムノイズやヒスノイズがひどくない限りは現場で使えないレベルのものなんて多くはないので。。。
MX882分解6


ということで,ノイズにお困りだけど,プリアンプやマイクミキサーにそんなにお金が掛けられないというあなた!
是非お試しあれ.
注:メーカー保証外ですので自己責任の上で分解改造してください.改造や分解におけるいかなる破損,破壊も管理人は一切責任を負いませんので悪しからず





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最終更新日  April 24, 2014 11:52:40 PM
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