鍵盤天国

鍵盤天国

PR

×

カレンダー

プロフィール

Nori@T'sLAB

Nori@T'sLAB

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

October , 2026
September , 2026
August , 2026
July , 2026
June , 2026

お気に入りブログ

デラックス丸鶏塩ラ… New! HABANDさん

福山で大学の同期会 りとみしゃんさん

「自叙伝」オーディ… ごろぞ〜太!さん

にゃじら的生活 pumoriさん
ぽんきち草 ぽんきちがぶりえるさん
June 26, 2015
XML
カテゴリ: 音楽
4/26(sat)Sound hall a.C.にて開催されたDOLLS FESTA VOL.6で信濃路☆変(仮)初お披露目になりました.
ヴォーカル,ドラム,ベース,ツインギターにキーボードという6人編成で送る東京事変のカバーバンドに参加したので大変期間が開いてはしまったのですが当日のセッティングと音色を紹介したいと思います.



[機材]
YAMAHA MOTIF-RACK ES
YAMAHA KX61
KORG KAOSSPAD KP3
※今回リハーサル回数も多く,S30復活か軽量シンセ導入を考えたのですが時間もお金もなくで泣く泣くの選択です.

[音つくりの注意点]
ツインギターの中でのキーボードの振る舞いは引き算がメイン.

周波数的には低域をバスドラとベース,中域をヴォーカルとスネアそしてツインギター,高域をギターや金物が占める事になります.
これらを踏まえてキーボードの立ち位置を考えました.
例えばMasterEQ設定はLow200Hz以下はカット気味,1kHz付近を少し上げ,4kHz付近を上げ,16kHz付近をチョイ下げ程度と少しハイよりです.
また,PA側でハイパス(80Hz以下カット)とリハの段階でVocalistより歌が聴こえ難いとの要望があり現場判断で2.5kHz付近をPA側にて落としてもらいました(外音にも反映されています)
※VocalとKeyboardは同じSRスピーカーから鳴っているのでVocalが聴こえないをキーボードの帯域で調整する事はPA的に不思議な事ではありません

[バンドアレンジについて]
今回は信・路の発起人であるドラマーMakotyより「ベースは『Dynamite out』の雰囲気」との事でしたので初期メンバーのライブ音源を元にアレンジしています.


No.1:ここでキスして
<ライブ盤>ピアノで白玉コード
<CD版>ウネリのあるエレピや地味なストリングス
<信・路>CD版のエレピの雰囲気はギターリストケンちゃんがカバーしキーボードは割り切ってストリングスのみ

KX61でのベロシティー(打鍵強弱)は設定でカーブを変えても細かく弾き分ける事が難しいので64以下がピッチカートそれ以上が弓弾き波形になるようにしています.
<フレーズ>Aメロをピッチカートで5和音程度のクローズドヴォイシングをポリリズム弾き,Bメロから4和音程度のストリングスフレーズ,サビは6和音程度のオープンヴォイシングでフレーズと言った流れでの表情付けをしました.
<気を付けた事>オーケーストラ風のストリングスセッションがバンドの中に入った感じを想定しました.弾きすぎず,でも出るところは出ると言った感じでまとめています.

No.2:警告
<ライブ盤>Dynamite out未収録

<信・路>オルガン以外の雰囲気はギターがカバーしているのでオルガンのみ
<音色>CD版と言うよりはバンド内でまとまる音色に追い込みました.
モジュレーションにはロータリースピーカの回転スピードをアサインしています.曲の進行に合わせてホイール位置を調節しました.
<フレーズ>オリジナルに近い演奏です.Bメロでは音数が限定されているのでスカスカ感が生まれないようにベースのジローさんフレーズにオルガンで重ねたりもしています.サビでは音数が多いので白玉コードでオリジナルに合わせてトップB♭縛りです.
<気を付けた事>要所要所で入ってくるオルガンのフレーズはノンレガートになるよう心がけました.ギターソロ後の"吐息"等はKP3にてタップテンポでドラムに合わせループ再生しています.
男性陣が泣いて喜んだあの"吐息"はもちろん信・路の紅一点Yukiちゃんに過激にやってもらいました(何をやったのかはご想像にお任せしますがギターのツトムセンセーが興奮して録画してたのはナイショ).ギターのフィードバックはMOTIF-RACK ESの波形を元に加工しました.

No.3:空が鳴っている
<ライブ盤>Dynamite out未収録
<CD版>ベルのみ,ライブではキーボーディストもギターを弾いていたりします
<信・路>シンセストリングス&FM系シンセパッドとベル
<音色>シンセストリングスに中音域だけFM系のアタックが固いシンセパッド,高音域にベロシティー最大でチューブラーベル(のど自慢の鐘)風の音が鳴るように作成しました.
<フレーズ>イントロはオリジナルのようにベルのフレーズを弾きつつ,4和音程度でsus4等を弾いています.Aメロは休みでBメロは3和音程度でフレーズ.サビでは5和音程度のオープンヴォイシングコードでフレーズと言った流れです.エンディングはサビのコード進行を弾き続けるのでメロのフレーズを弾いたりして曲の雰囲気維持に努めました.
<気を付けた事>ギターに負けないバッキングを無理にやるのではなく"あえて弾かない"が信・路流.キッチリと役割を分け,今回は全体に広がりを持たせるべくシンセパットに徹しました.
音色もただハイのキツいシンセストリングスだけを弾くのではなくFM系のパッドと混ぜてキーボードの存在感を周波数的に分散させました.尚,FM系パッドを中音域のみに入れたのは低音域や高音域の広範囲で芯の強い音がが鳴ってしまうと騒がしくなりバンドミックス的に音が飽和してしまう為です.
フレーズでのキモはサビのアフタクトで1人だけ入る16分の上昇フレーズです.オリジナル版は何もない箇所ですが,あえてストリングスが加わっている事を象徴するために突っ込んで入っています.

No.4:同じ夜
<ライブ盤>ピアノのみ,ヴォイシングを押さえすぎずヴォーカル主体
<CD版>-(ライブ盤とアレンジが異なる)
<信・路>ピアノのみ
<音色>本家のアレンジ通りヴォーカル主体になるよう音つくりも注意しました.ヨーロッパ系のグランドピアノにあるような煌びやかで派手な音色は避け,落ち着いたピアノを目指しました.ただ,ヴォーカルの周波数帯域に少ない高音域は落ち着きながらも前に出るようにエレメントを別けてフィルター等で調節しています.逆に後半は低音のルートを弾いて豪勢に奏でるのですが,そのルートあたりの周波数100Hz以下辺りはあまり鳴らないようEQで削って全体的なバランスを取りました.ソロで弾くとスカスカな音色ですがヴォーカルがのるとバランスよく聴こえます.
<フレーズ>オリジナルに忠実で弾きすぎないを目指しました.前半は低音でルートを弾かない分,3和音や4和音のクローズドでありながらルートが下に来るようにヴォイシングを選んで弾いています.
<気を付けた事>波形選びとAEG(AmpEnvelopeGenerator)の調整に注力しました.ESの波形も既に5年以上前の素材であり,やはりループ感が否めません.伴奏等で裸になるとディケイ箇所で非常に違和感があります.今回はサスティーンタイムを落としてインサーションエフェクトにプレートリバーブを挟んで残響キープするように調節して回避しました.妥協案でしたがリバーブで広がる分ボケ味が生まれる為,違和感は多少解消されたと思います.

No.5:走れゎナンバー
<ライブ盤>Dynamite out未収録
<CD版>クラビネットのみ
<信・路>クラビネットのみ
<音色>オリジナル版に近い波形を選びました.ポイントはリリース時,クラビネット特融なミュートが当たる際の音です.この雰囲気を出すためリリース時に打鍵ノイズ風の音が仕込んであるプリセットをベースにしました.また,今回は信・路の中でも「クラビ重視で」と言う方向性だったのでワウギターが入っても埋もれないよう高音域成分が入る裏ワザとして,アタックだけで消える程度にAEGを調節したアコースティックギターの波形を加えました.欲しいのは高域のギラッとした成分だけですので個別EQで中域以下をバッサリと省いているため,この波形の有無で明らかに音色感が変る事はありません.クラビネットよりもクラヴィコードに近くなるイメージかもしれませんが,キー全体の高域成分が増える事で中域を上下するワウサウンドに埋もれない音を実現しています.
<フレーズ>右手と左手のコンビネーションです.ただしテンポは意外と遅いですので走らない,遅れないを意識して細かく弾くのですがヴォイシングは厳選してバッキングもコードでチャカポコするのではなく左手をコードバッキングの隙間を埋めるように単音弾きでオリジナルの雰囲気を再現しました.要所要所で入る16分3連は,私の場合左手の親指と右手の人差し指を交互に弾いて再現しています.
<気を付けた事>フレーズ的には手癖だったのですが兎に角ノリが大変でした.クラビはリリースタイミングも重要ですので弾くタイミングも離すタイミングもビートにうまくのらなければならず終始気が抜けませんでした.

No.6:本能
<ライブ盤>Dynamite out未収録
<CD版>ピアノとストリングス
<信・路>ピアノとストリングスのスプリット
<音色>ピアノはハウス系の音楽で使うようなハイのキツめな音色で,ストリングスは小編成な生音系の波形です.音色替えは原則しないを目標にしていたのでスプリットによる縛りの上でフレーズを選びました.イントロや中間のストリングスはスプリットの都合でクローズドヴォイシングになっています.また,サビはストリングスがロングトーンをし続けるだけと言ったフレーズなのでサスティーンペダルをストリングスにのみアサインしてホールドしています.その影響でピアノにダンパーが使えない為,リリースタイムを濁らない程度に長めにしてあります.
<フレーズ>バッキング系ですが割と白玉に近い音数の少なさです.ビートも2・4拍に重心を置いた重めのノリなので伸ばすところとバッキングするところをレガートとスタッカートくらい極端に弾き分けました.エンディングはコーラスを歌いながら弾くはずだったのですが,ピアノソロを弾き続けた為に入れませんでした…
<気を付けた事>この曲もノリ重視です.意外とテンポは遅めなのですがサビに向けて疾走感あるように聞こえてしまうので走らない事に注力しました.音色面ではギターが一本であればアンプシミュに通して破壊的なピアノという選択をしたかもしれませんがツインギターの信・路では歪に負けないピアノの音色と言う事で少し極端なくらいのハイシフトサウンドにしています.ピアノの音と言う固定概念にとらわれない発想もバンドキーボーディストの極意ですね.

150624_dvd


[まとめ]
原曲は著作物ですのでフレーズ等は実際のものと異なりますが動画の音を聴きながら各説明を見ると何となく雰囲気が伝わるかと思います.
いずれにしても実力者に囲まれて戦々恐々としながら臨みましたので毎回の練習を必ず録音して音作りも演奏も出来る限りメンバーに追いつく努力をしました.
今後,同じセッティングで行くとは限りませんが基本的な流れは変わらないと思います.

バンドサウンドを作り上げる上でのポイントは音量や役割のとらえ方です.
絶対条件はありませんが例えば音量ならこうです.
聴こえないから音量を上げるとか音を足すと言うのは聴こえない音が判別できるようになったばかりの初心者の第一歩です.
それが判別できるようになったら,今度は全体がまとまりよく聴こえるまで大きい音を下げたりカットしていかないと音は飽和してしまいます.

T'sLAB等,音数が多いながらも飽和しないのは2人ともこの辺をミックス時に計算しているからですし,5人組の3Bsや6人組の信濃路☆変(仮)でもメンバー間で役割をきっちり理解し出しどころや引きどころを共有・把握できているため音つぶれにはならないのだと言えます.

ちなみに,これだけ書いた後に言うのもなんですが信・路メンバー普段は相当なバカ話に花を咲かせる仲良し6人組です.
こういうオン・オフもイイ音楽作りのポイントですね!

次回9/13(日) 龍九 等の演奏で,この辺も注意して聴いていただくと信濃路☆変(仮)を2度3度と楽しめるのではないかと思いますので斯うご期待!
今更ながら自分の首を絞めている事に気が付いたので今のはなかった事にします(苦笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  June 27, 2015 01:14:26 AM
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: