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政権交代が実現しました。民主中心の鳩山政権となり、自民は本格的に下野することになります。 民主がほんとうにちゃんとやってくれるのか。やり方を誤れば、景気もさらに悪化するという懸念もじゅぶんにある。 新進党のときのように、内部崩壊するかもしれない。 期待とともに、そういう不安はあります。 しかし、自民では、結局いままでどおりの、官僚主導の、公共事業、箱物行政にしかなりません。景気対策の成果が出た、と麻生総理が強調していますが、春先から大型補正予算をこういう公共事業、箱物につぎこんで、数字上は一時的に持ち直しただけで、大幅な赤字増加が残っただけで、持続的効果はほとんど期待できない状態です。そのことは竹中さんも指摘しています。 こういうやり方の限界を、有権者もじゅうぶん感じていたのだと思います。 小泉・竹中でそれを崩し、改革をしようとしましたが、安部さんが竹中さんを採用せず、さらに政権を投げ出した時点で頓挫しました。その後も改革が後退しました。 この時点で前回の国民の期待は裏切られた形です。そしてそれを修正し改革をしていく道筋が今後も見えていなかった。 このことが結局、今回有権者が自民党を最終的に見放した最大の理由だと思います。 民主党の政策はしかし、竹中路線とは違います。国民・生活者支援を前面に出しているのは良いのですが、規制・保護が増えると、内外の企業も日本を出て行くことになり、雇用も守れず、富・技術の放出になってしまう可能性もあります。 労働者重視ばかりではなく、国際競争力、外資の呼び込み、外需をのばし、その富を国内へ還元するという政策も必要だと思います。 そういう政策のバランスの心配はあるものの、 癒着がなくなるとか、行政の透明性が高まるとか、地域主権へのシフト、といった政権交代でのメリットは大きい。 そのための政権交代だと思っています。 藤井最高顧問は、「命がけでやる。必ず官僚主導を変えられる。」 と言い切っています。藤井さんの話を聞いていると、しがらみや族議員がいないので、一から変えていけるような気もします。 藤井さんは、大蔵大臣経験者で財政に詳しく、バランス感覚もあるし、調整役の重鎮でもあるので、こういう人がいる限り、そう極端な失敗はないという気もします。 また、鳩山代表の第一の側近、平野役員室長のHPで政策の内容を見ると、基本的に藤井さんらが言っていることと変わりませんが、相当抜本的に(過激に)この国の形を変えていく、ということが書かれています。 平野さんも政権の中枢を担う重要なキーマンの一人ですから、これを政治生命をかけてやるのでしょう。ほんとうに実現したら、行政のしくみは劇的に変わり、国全体が活性化されるでしょう。 そのためには各議員も、官僚の上を行く猛勉強が必要と思います。 竹中さんも、ほんとうは自民の中ではなく、こういうしがらみの無い真っ白い議員が多い中で、そういう人たちを導きながら改革をやりたかったのではないか、とも思います。 ほんとうにどこまでできるのか、民主党の今後の姿勢にもよりますが、有権者も4年だけでなく、少し長い目で民主党を監視して、自分の利益だけではなく、総合的に実績をみていく必要があります。
Aug 31, 2009
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実現すれば、この国の形の大幅な変革となる地方分権の方針について、自民、民主の政策を比較した。自民: 道州制基本法を早期に制定。2017までに道州制を導入する。民主: マニフェストには道州制は盛り込まれていないが、 脱官僚、基礎自治体の強化を明言している。 もともと多様な意見があったが、政権を失う予測の中で積極的公約を出した感あり。 もし政権を維持し、実施されても、形だけで、権限委譲が骨ぬきにされる懸念あり。 霞ヶ関の官僚主導の中央集権が残ったままの道州制になる可能性大。 現に、先行モデルでやっている北海道の特区は官僚主導の中央集権的なもので、 こんな道州制ならやらないほうがまし。 形より、中央集権の解体と、基礎自治体の強化を明言している民主のほうが 地域主権への道筋が通っている。(片山元鳥取県知事) 明治以来の中央集権のひずみで、東京だけが繁栄する一極集中。地方の疲弊がどんどんひどくなっている。より住民に近いところで行政サービスを行うことがまったなしになっている。 そのためには、基礎自治体を中心にしないといけない。 基礎自治体を中心の道州制が実現すれば二重行政の解消などで5兆8千億円の予算を地方が自由に使えるようになる。これを有効に活用し多様性のある地方自治とすべきである。全国町村会は首長の職がなくなるから反対しているが、それが住民の声ではないし、現在の1800市町村ではまだ多すぎるので、さらに合併で機能強化し、そこに行政サービスの権限と予算を充実させるべき。(池田アサヒビール会長)私の見解: 国家100年の計がかかっている地方分権、地域主権のあり方に 日本の将来がかかっている。 まちがった方向に進むことは許されない。 形だけの道州制になってはいけない。 自民党では、官僚主導で地方への権限委譲が骨抜きになってしまう。 小泉政権のとき三位一体(*1)の改革をやろうとしたが、官僚の抵抗で骨抜きにされ、結果、地方の疲弊が一段と進んだのを見ても、自民ではうまくいかないのは実証済み。 このことが、非自民政権を支持する私の最大の理由です。 脱官僚を強力に訴える、 民主党を支持します。 大阪府の橋下さんや、改革派の多くの知事、首長も再三このことを言っていると思います。 *1)三位一体の地方分権 小泉政権下で聖域なき構造改革の目玉として ・国庫支出金の削減。 ・地方への税源移譲 ・地方交付税を見直し削減 を同時に行うとした地方自治強化策が実施されたが、現実は 税源委譲が進まず、国庫支出金や地方交付税だけが削られたので 地方の財政は一機に悪くなり、疲弊が進んだ。 財務省が国の財政再建ばかりを優先し、地方分権への意思は感じられない と批判を受けている。
Aug 18, 2009
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選挙戦がはじまりましたが、先日からの 自民:細田 VS 民主:岡田 幹事長などの論戦を見ていてもけっこう面白い。 なぜかこのところ細田さんの弱腰が目につくようになった。これらの話を聞いても、やはり考え方は民主党に分があるように思う。消費税:自民党、公明党 景気回復すれば徐々に上げる。 一機に3%づつアップなどということはない。 →では、民主党と大差ないということか?(司会者) → 細田さん:力なく、 まあそうかもしれないが、 いずれ上げることを明言しているところが違う。 (私、爆笑) 民主党:岡田氏 4年間は消費税は上げない。その間無駄の徹底した排除を行う。 それで足らないぶんは、いずれ消費税を上げることも含め、 税の見直しを行う必要があることは必然。財源:無駄の削減:自民党 総国家予算207兆のうち 約半分(107兆)は借金の返済 約70兆は社会保障費 そうすると見直しできる予算は30兆しかない。 10兆円以上削れると民主党はいうが机上の空論だ。 まず成長戦略、伸びる産業に予算をつぎ込む。 民主党が言うように、石油だ子供だ道路だというように 個人に金をトータル10兆毎年バラまいても消費は伸びず、税収は増えない。 細田さん:力なく こういうバラマキがなければ、 民主党の政策はいいところを行っているけどね。 効果の薄いバラマキは続かないですよ。 (私 爆笑 まるで下野してからのアドバイスみたいな事を。 でも、本心ような気がします。) 民主党: 30兆しか見直すべき対象がないというのは財務省が作成した言い訳、誤り。 官僚がひとまとめに社会保障費、と言っている70兆の中にも、 人件費や建物費など、無駄がある。 それらを合わせると、見直す対象は70兆と見ている。 その中でたかだか1割~2割を削れないわけがない。 橋下大阪府知事とも話をしたが、 「民主党は、私が大阪府でやったこと、やろうとしていることを、 抜本的予算の見直しを、まさに同じことを国政でやろうとしている。」 と、橋下さんにも同意してもらった。経済回復・成長戦略: 自民、公明: 景気回復優先。 成長産業への支援強化、投資 環境(燃料電池、省エネなど)、 農業、高齢化支援(介護、医療)、文化 個人に金を配っても消費への効果が薄い。 (民主党反論:一時的ではなくずっと個人に給付するから、効果が出る。 戦略的な給付だ。) 民主: 内需拡大、そのために個人個人に補助を充実(子育て支援など) 自民党がやってきたことは、企業を延ばし、輸出を伸ばし、 外需依存で名目成長してきただけ。 国民は豊かになったと感じていないのはそのため。 個人を豊かにして、消費、内需を増やす。それが成長になる。 国民新党:思い切った減税も必要 生活必需品の消費税をはずす。 消費を大きくするためには個人の所得を増やす必要がある 赤字を5年で解消したクリントン政権に学べと言っている。 思い切った減税とメリハリつけた公共投資。それによって GDPを大きくし、税制を増やした。この政策が必要。やはり私は、財政の見直しは民主の言っていることに賛同する。 1割2割の見直しは必要だ。 国民の消費を延ばす戦略も必要。 その上で、それでも足らない財源をどうするかということになる。 それはやはり消費税アップが必要だが、生活必需品の税率は下げるとか、 不労所得にかける税率を上げる、とか、法人税もこのところ他国と比べても 低いので多少は上げるとか、多面的な、税制改革が必要。 自民、与党は、今まで出来もしなかったのに、消費税をいずれは少しづつ上げる。 と言っているに過ぎず、なんらの改革意欲がない。 一見妥当で、正しいと思っても、 結局有効な手が打てずにきたのが現実。 小泉改革の方向性が継続されていません。 民主政策で、注文をつけるとしたら、個人消費の内需だけに頼るのではなく、 やはり公明・自民の言う、成長産業への投資、そして外需の拡大も必要不可欠。 バランスが必要だと思う。 そこは、民主が政権をとったら、他の自民系野党も協力してバランスをとると思うので、極端なことにはならないとは思うが、 あまり今時点のマニフェストに100%固執せず、柔軟に対応してもらいたい。 小政党(みんなの党:渡辺喜美:江田憲司氏ら、 新党日本:田中康夫氏)らも、脱官僚、地域主権、それを通じて生活重視 とうことを皆言っています。 これらの政党とも協調して、 民主の体質の多少古い部分からは脱皮し、地域と国民を活性化してもらうしかないと思います。
Aug 18, 2009
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2) 子育て、少子化対策についての検討 自民:施設を通じての幼児教育無償化 必要額8000億円 財源は明示していない 単純に資産すれば、税収の多い人ほど年間負担が軽減される。 民主:直接家計支援での子供手当てを創設。今の児童手当ては廃止。 必要額5兆3000億円 財源として配偶者控除、扶養控除を廃止する(増税)。 高所得者にも配る必要はあるか?という疑問もある。 両党とも、待機児童解消などの幼児教育サービス提供の充実は明示していない。 現場の切実な要望には応えていない。私の評価 一律無償とまでする必要があるか? 民主党も所得差によるバランスは整理すると言っているが、やはり高所得者はある程度負担すべきだ。 その場合でも例えば、2人目、3人目を無償にするなどにしても良いと思う。 また、もっとも要求の強い、保育園、幼稚園を増やす政策を、地域主導で、その地域に即して負担をかけずにできるようにすべきだ。 以上の改善点や不十分さはあるが、私としては、子育て、少子化対策では民主支持とします。 「社会全体で子供を育てる。だから子供のいない家庭からも、もっと負担してもらう」という民主の考え方は妥当。 自民に不満なのは、”施設に対して金を出す” という考え方。 ここでまた、認可だ何だという権益が増える。 そして認可していないところに託さざるをえない人は、なんら無償にはならない。 民主の、直接家庭に配る、 というほうがより公平。
Aug 16, 2009
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選挙を前にして各党マニフェストが出てきた。選挙目当ての間に合わせ政策論になっている感はあるが、政権選択をする上で、有権者の一人として具体的に検討しておく必要はあると思うのでこの盆休みに、新聞・インターネットの各党HPなどを見てみた。 今までのところの私の評価をメモとして書いておきます。まずは 財源と財政 現在の国と地方の合計債務残高は約800兆円、 09年度財政収支は約39兆円の赤字 この債務と赤字の財政をどう再建するか。 また経済対策の方向性は。 自民:経済成長重視(当面大型財政出動 赤字の増大) その後消費税率を段階的にアップし、増税を図り収支のバランスを確保する。 民主:当面は家計支援し内需を拡大するという経済対策、 無駄を省いて収支のバランスを確保する。 違いのポイント: ■景気対策として、自民は組織に金を配る、 民主は個人個人に配る。 例えば、自民は幼稚園、保育園に配るが、民主の「子供手当て」は子供に配る。 →これは大きなちがい。 特殊法人や企業や公共事業など組織に配れば、 ほんとうに救済すべき人が救済されているかどうかも、景気刺激に有効に使われているかも不透明。 無駄が大きくなる。しかも経営者が潤い労働者は行き届かない。きわめて限定された人が潤う。 しかし、直接個人に配ってしまうほうが無駄は少ないし、同じ条件の人ならだれもがその補助を享受できる。 スウェーデンがなぜあれだけ高い税を取れるかと言えば、国民に(再配分して)返しているから。 →内需のウエイトはもともと多くない(15%程度)。その内需拡大だけでは景気対策としては不十分。 外需にも目を向け、伸びる市場にウエイト移すことも必要。 (以上、原田泰・大和総研常務理事) ■自民は消費税率のアップで足らない税をまかなうというが、 現在の支出のままで、消費税で不足分を補おうとすれば、消費税を22%にしないと収支バランスを保てない。 しかもそれはさらに年々増やしていかないといけない。 そんな税率を導入して、日本の経済、消費は、成り立つとは思えない。 消費税アップは必須としても、同時に支出をどう抑えるか、という政策が結局は必要。 それには、民主のいう、地方分権、税源の地方への委譲、を核とした無駄の削除をやるしかない。 →地方への税源委譲が不十分なまま改革継続できなかったのが、地域格差拡大、地方の財政逼迫の原因となった(竹中平蔵氏) →大型の財政出動で当面1年くらいは多少景気は上向くがいつまでもこの出動は続けられないので、やがて2番底がくる 2011年にもう一回その底がくるのではないか。これは今の財政出動の結果、どうしても避けられない。 その底をどううまく乗り切り次の継続的な産業強化にもっていくかがが今からの政権に求められる(竹中平蔵氏) ■財源論が一番貧弱なのが自民(景気回復まで大判振る舞いを続ける政策が破綻しているのは90年代で実証済み。それを繰り返すのか?) 消費税か歳出削減かという二者択一というのは、論点すり替えだ。 所得再配分の観点で、税源を見直すこと、そして、バラマキではなく、エネルギーや産業の転換を助長できるように補助金を出すべき。 (以上 金子勝・慶応大学教授) ★★私の評価★★ 自民が新しいことを言っている感はない。 結局今の予算の枠組みの中で、赤字国債によるその場限りの景気対策を官僚主導でやるだけ。 90年代のバブル崩壊後のやり方を繰り返そうというに過ぎず、これが赤字の急激な増大になったことを繰り返そうとしている。 小泉・竹中路線による不良債権処理が進まなかったら、今頃、日本は最悪の状態になっていたのではないか。 もういちどこれを繰り返したら確実に日本は破綻する。消費税UPなどでは太刀打ちできるはずもない。 これに対し、 民主は、官主導を国会主導に移して、税の見直しと大幅な支出の見直し、無駄の排除をやると公約している。方向としては大賛成。 しかし、脱官僚といっても一機には困難だ。国会議員のレベルが官僚に比べ低すぎる。そこをどう折り合いをつけるかが課題。 また、”家計支援”として毎年配るのは中長期としては少子化などの解消となり、効果はあるが、短・中期の景気対策としては不十分。 やはり成長産業などへの支援も合わせてやる必要がある。 以上を踏まえ、私は 財源・財政としては民主指示とする。 欠点もあるが、税の見直しと大幅な支出の見直し、無駄の排除 を支持したい。 自民の 赤字国債によるその場限り景気対策を官僚主導でやるだけというのでは国家破綻に直結する。 当面のバラマキが終わればその反動としての、より深い2番底と、とんでもない赤字の増大が残るだけだ。 それだけは絶対に避けねばならない。
Aug 16, 2009
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ある方のブログ上で、昨日の党首討論を見ての今回の政権選択について書かせていただいたので、そこに書いた私の見解をメモ代わりにここにも書いておきます。鳩山氏の「僚任せの政治を打破し、政権交代することが必要だ」というのは正論であり、政権交代による切磋琢磨と、政官業の癒着防止、緊張関係の維持にこそ最大のメリットがあると思います。 麻生首相の言う「財政出動による景気対策で、経済成長率が2%になれば消費税率引き上げる方向を検討する。」というが、では何年後かに経済成長が2%になったとして、プライマリーバランスを何年後にゼロにするために消費税率をどう引き上げ、そうすると国の借金が最大何兆円になり、それをどう返済する見通しとなるのか、与党でありながら全く見通しを示さないのはどういうことか? 見通しのないまま、ただ税収が足らないから増やす、と言っているに過ぎない。責任力というが、無責任与党極まりないし、官僚も権限だけ持って、責任をとっていない。 もはや中央統制の官僚主導は弊害のほうが極めて大きく、解体し再構築するしか手段はない。そうすると財源など7割もあれば十分で、残りの3割りは将来設計のために重点的に使うことができる。それでこそ長期的視野での財政出動ができるというもの。民主党がそれができるとは思わないが、少なくとも自民党はやる気がない。 このまま政治が活力を失い、ますます官僚主導の、硬直した行政になったら国の活力は急速に落ち、経済、技術でさえ十年もたたないうちに二流三流国に転落すると懸念します。与党や官僚が無責任と書きましたが、彼らだけを責めるつもりはありません。「官僚任せ、政治(←政党←国民・住民)の不在、力不足の状態を嘆いています。 官僚は個々には能力も高く一生懸命やっているでしょうが、それがうまくいかなくても、官僚は仕組み上、責任をとることができません。 会社経営者は株主や従業員に責任追及され、解任されます。 政治家も選挙で洗礼を受けます。政党も(政権交代が可能な状態なら)下野することになります。 官僚は「責任」をとる手段が「無」いです。従って「無責任」となります。しかも地方の生活など自分に直結していないのでなおさら疎く、迅速な対応もできず、発想の柔軟性をどんどん欠いた状態になります。 地方の役人も民間人も、権限や予算がないので指示待ちになり、なにか思いがあっても何もできず、やる気も削がれた状態です。 そこが真に問題であり、これは人が悪いのではなく、システムが悪いのです。 中央の官僚統制だけでは太刀打ちできなくなったが、官僚自身がそのシステムを変えることはできません。 政治(国民)がそれを変えるしかないのです。 それは国民全体の問題であり、日本国民全体が痛みを感じるべきことです。 国民がそれぞれ痛みを感じ、今までの失敗・反省をして、痛みを伴っても変えていく、という姿勢が必要です。 与党は「責任」を強調したいようですが、それなら今までの失敗・反省と、日本の将来設計を提示した上で、そのためには次の数年で何をする、ということを語るべきで、それすら語らずに「責任」とは笑止千万。 どう責任を果たすというのかさっぱりわからない。 今の問題は、政治(政党、国民、住民)が機能できてない、それによって地域がさびれていくこと、 そして将来を見据えた国家戦略がなく、どんどん国益を失っていることです。 痛みを伴ってもそれを改善できる体制に変えていくことが国民としても政治としても「責任」ではないでしょうか。 つまり、「解体し再構築」とは、優秀な中央官僚、地方の行政担当者、そして民間人をそれぞれやる気にさせ、現場に即した柔軟な発想を活かし、自主自立の活力を取り戻していけるようなシステムに変えていくということで、 国政が機能不全に陥るような方法で、それを実現するとは言っていません。 それをできるだけすばやく、スムーズに実現できる工程を設計し実施することが、政治(←政党←国民・住民)の最重要課題だと思います。 これだけは官僚主導では絶対無理ですから、政治・国会が機能するようにするしかなく、 そのための第一歩は政権交代(党が責任をとれる状態にする)しかありません。 税源の問題とか、子育て・教育支援などは焦点としてはわかりやすいですが、個別の問題であり、中央集権的行政の根本を見直さない限り、この国の将来はないと思います。 以上、長々と地方への権限委譲と政権交代の重要性を述べてきましたが、 それにしても、よほど公式の場での議論を嫌うようですね。 各政党も「国会対策委員」で事前の根回しに力を入れ、本会議では「シャンシャン」で終わらせようとします。株主総会もそうです。さらに言えば、我々企業活動でも、重要事項を決定するような会議では、関連部署への根回しを抜かりなく行い、本番は単なる儀式になることがほとんどです。 こういう慣習からすると、”政権交代” ということが日本の政治に根付くかどうか、私自身はなはだ疑問です。 与党内での根回し話し合いによる人事、党内政権交代、与野党の妥協、ということが風土に合っているのかもしれません。談合も100%悪いわけではない。持ち回りで、弱肉強食を避け、共存共栄のための合理的システムなのだ、と言われれば、そうかな、という気もします。 しかし今のままでは生活は苦しくなる一方であり、これを打開するために、もっと個々の能力を引き出し活性化するやり方を、日本独自の方法でもいいが、模索する必要があると思います。補足)国民の痛み、責任についてさらに言えば、今の日本国民は、「責任」という意識が非常に薄くなってきています。自己中で人に頼る一方。自主自立の精神にも欠けています。 「事業の根本は人」 と言いますが、国家の根本も人ですから、危機的状態です。 西洋式の民主主義・自由主義精神を戦後米国主導で教育されて、憲法もそういう精神を謳っているわけですが、主権者となった国民のモラルを制限するものが日本には無いのです。 西洋も国民は主権者ですが、キリスト教によって制約されています。 権利だけが制限無く増大した日本の国民は、もはや何を持っても抑えようの無い、国家を食いつぶす強大な権力者に変わり果ててしまいました。 米国の占領政策の目的はそこにあったのかもしれないし、中国の政府要人が「日本などなくなる」といっているのもそのことだと理解しています。 どうすればいいのか、と思うのですが、私は、憲法改正して、なんらかの方法で国民主権を制限するしかないと思います。 責任・義務をもっと強調することがひとつ。 国家と個人だけではなく、家族・地域に対して国民が果たすべき役割を明示すること。 そして、道徳教育を徹底させることです。いろんな道徳、宗教があってもいいと思います。それは学校の自由ですが、とにかく道徳があまりにも欠如しています。それに今ある日本は、先人がなに考え、何をしてきたからだ、ということも知らない状態です。 国立の機関では日本の伝統的宗教感・道徳を徹底して教えるべきです。 道徳がないと国家戦略があっても、それが水泡に帰すこととなります。
Aug 13, 2009
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2009年今までに放映されたドラマと、現在放映中のドラマの評価&期待度を書きます。今年のもあまりナマでは見れていません。いいのがあれば紹介してください。題名 評価(5段階)トライアングル 3.5 最終回になって急に変貌する真犯人のそれまでとのギャップが違和感あり。 いくら犯人さがしを最後まで楽しませるねらいがあるにせよ、もう少しだけ その伏線を仕込んでくれないと、しらける。ラブシャッフル 3.0 娘が録画していたのでついでに見ただけ。 特に感想なし。アイシテイル~海容~ 4.0 難しいテーマだと思うが、子供が犯罪者と被害者になった場合の、 被害者遺族と、加害者、そしてその家族の心情を両面でよく描いていた。 親の愛情表現の仕方で、子供は加害者にも被害者にもなる要素を持っている という意味で、「アイシテイル」なのかな? 「海容」の意味がちょっとむずかしい。白い春 4.0 「白い」が何を意味しているのか、このドラマを見ている間、気になっていたが、 やはり、、、という結末になってしまった。 阿部ちゃんの演技力はさすが。 大橋のぞみちゃん、思ったより役者ですね。MR.BRAIN 4.0 最後4回ほどはけっこう迫力ありました。人の行動パターンを読み解く という頭脳戦、心理戦は見ごたえあります。 ガクトさんなどの回は少々気持ち悪さもありましたが。 ブザービート 3.5(鑑賞中) 山Pと北川景子の恋の動向が軸なのかな? これも娘が山P目当てで録画しているので見ているだけ。 私としては、相武紗季の小悪魔的な色っぽさ目当てで見ることにする。赤鼻の先生 3.0(鑑賞中) 小児医療テーマで、上川隆也も出ているので一応見ているが、リタイヤ寸前。 大泉洋さんのドタバタ&しゃべくりは勘弁願います。任侠ヘルパー 3.0(鑑賞中) ガラの悪いドラマなので、リタイヤ寸前官僚たちの夏 4.5(鑑賞中) 体を張って、信念をぶつかり合わせ、日本の進むべき道を決め、 産業発展の牽引役を担ってきた通産官僚たちを描く力作。 俳優陣がすごい。テーマの絞込みもわかりやすく、スケールも大きい。 現在のところまででは、今年のNo1。救命病棟24時第4シリーズ (鑑賞予定) やっと始まりました。初回だけ見ましたが、まだ評価対象外にしておきますが、 期待度大です。 前作の第3シリーズは、私の歴代ドラマ評価の中でのNo1です。 それを超えるものとなるでしょうか。 テーマが日本の救命医療の現状の厳しさということなので、シリアスな実情が 中心になるような気がします。そんな中で進藤先生の今までの信念と、その実情を どう折り合いをつけ、解決策をどうもっていくのでしょう。 昨年の「Tomorrow」は地方都市医療の危機がテーマでしたが、それとの比較にもなりそう。 フジTVの医療シーンの迫力は他のドラマでも実証済みなので、 リアリティのある演出は、取材の蓄積をどう脚本に活かすかにかかっているような気がする。 また、第2、第3シリーズのようなちょっと笑える人物や娯楽的要素も 入れないと視聴率は下がるでしょう。今回そういう役はだれなのかな? 初回を見た限りではまだはっきりしません。 そういう意味で、第1シリーズから脚本をずっと手がけてきたき福田靖さんがいない?のはちょっと不安。
Aug 12, 2009
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先の記事で私の独断による2008年年間ドラマランキングを書いたので、ついでに優秀男優・女優賞を、書いておきます。最優秀主演男優賞 二宮和也 :流星の絆 次点(三浦春馬 :ブラッディ・マンデイ 中井貴一 :風のガーデン)最優秀主演女優賞 宮崎あおい :篤姫 次点(堀北真希 :イノセント・ラヴ)最優秀助演男優賞 堺 雅人 :篤姫 次点(仲村トオル :チーム・バチスタの栄光 長塚京三 :篤姫 瑛太 :篤姫 柳葉敏郎 :コード・ブルー)最優秀助演女優賞 戸田恵梨香 :流星の絆 次点(松坂慶子 :篤姫)二宮和也 :流星の絆 弟妹を守ろうとする気持ちと、 ひ弱でこっけいに見えて、執念深さと切れのある作戦を立案できる ギャップをそれなりによく演じていたと思う。 三浦春馬 :ブラッディ・マンデイ 妹思いの頼もしい、あきらめない天才ハッカーの役になりきっていた。 中井貴一 :風のガーデン 病に倒れてからの、父親としての思い、息子としての思いが よく伝わってきたところはさすが。宮崎あおい :篤姫 時代とともに成長し、徳川そして日本を背負って生きた女性を、実に力強く、 そして人間味あふれる人物として、描いてくれた。 実の父親や、養父である薩摩の島津斉彬や、小松帯刀、 夫である徳川家定らとのエピソードは、彼女だからこそ、 あのように心温まるものとして伝わってきたような気がする。 もちろん、相手の男優陣もすばらしい演技だったと思います。 堀北真希 :イノセント・ラヴ 両親殺しの殺人犯の妹(そこにはさらに隠された真実)が、やはりこころに 傷をもつ男性を愛するようになるという、複雑な心情を繊細によく演じていた。堺 雅人 :篤姫 2008年はなんといってもこの人でしょう。 今まで、家定という印象の薄い将軍をこれだけ生き生きと個性的に 演じてくれた人はいない。 家定が死んだ後、一時このドラマの楽しみが半減したようなさびしさがあった。 いつもシリアスな堺雅人さんがこんなキャラを演じるのも想像でなかった。 篤姫では多くの男優陣がいい役を演じていましたが、その中でも最も印象的。 仲村トオル :チーム・バチスタの栄光 こっけいさとしつこさ、ずうずうしさがピカ一。 長塚京三 :篤姫 篤姫の実の父親として、親子の絆をよく演じていた。 江戸時代にこんな父親がいたの? というくらい理想的な父親像。 篤姫が養女に出された後は、この人のシーンのたびに泣きました。 瑛太 :篤姫 全編通じて篤姫との接点ががもっとも多かった人。 ひそかな恋心、届かぬ人になってからも篤姫の幸せを思いつづけるけなげさ、 そして身分に関わらず広く交友を持つやわらかさをよく演じていた。 柳葉敏郎 :コード・ブルー 救命医療の最先端でエースとして候補生たちを指導する圧倒的存在感と、 その過酷な医療現場ゆえの妻子との確執などをよく演じていた。戸田恵梨香 :流星の絆 14年前に両親を殺害された3兄弟妹のちょっと頼りない末っ子役という設定 しかし、後半けっこうたくましくなり、 特に中盤からの真犯人の息子かもしれない要潤をだましにいったところが、 その誠実さ、やさしさに触れて恋してしまう心情を切なく演じていた。 要潤に合うたびに、そのやさしさに触れ、涙を流すところの表情がよかった。 付け加えるとすれば、サギ実行犯としてのコスプレファッションも見所だったの かもしれないが、私としては、要潤に家に招待され、最後の「仕事」を しに行くときの、黒い短めスカートのスーツがオーソドックスでよかった。 松坂慶子 :篤姫 篤姫が島津本家に養女に出されてからの教育係の役。 この人がいるとユーモアと迫力が倍増するところはさすが。
Aug 11, 2009
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昨年はほとんどナマでドラマを見ることができず、DVDや再放送で今年になってから何本か見ています。 本数が少ない中で評価とランキングを書くのも気がひけますが、久しぶりに書いておこうと思います。2008年の私としての特徴は、TBSが強かったこと、ヒューマン、感動ドラマより、サスペンス・ミステリードラマのほうが出来が良かった、ということではないでしょうか。その代表が、ブラッディ・マンデイ、流星の絆、チーム・バチスタの栄光 です。 中でもブラッディ・マンデイは、ウイルステロ、捜査にコンピューター世界を手玉にとる天才ハッカー少年が主役になるという新鮮さで、見ごたえがありました。 また、流星の絆は、14年前に両親を殺害された3人兄弟妹の絆を軸に、ユーモアと家族愛とミステリーのバランスが実に良かったと思います。 チーム・バチスタの栄光は心臓手術という医療ドラマとミステリーを組み合わせたものでした。また、コード・ブルーは研修医ものと救急救命ものを組み合わせたもので、さすがにフジTVだけあって医療シーンは年々進化していて見ごたえありましたが、ストーリーやエピソードそのものは、白い巨塔や 救命病棟24時 ほどには迫力がなかったように思います。 2008年NHK大河ドラマ・篤姫(唯一ナマで見ました)は2000年代大河の中で,私としてはNo1に推します。 2008年ドラマ評価順位 ドラマ名 評価(最高5)1. ブラッディ・マンデイ 4.5 TBS 三浦春馬 成宮寛貴 他2. 流星の絆 4.0 TBS 二宮和也 錦戸亮 戸田恵梨香 他3. チーム・バチスタの栄光 4.0 フジ 伊藤淳史 仲村トオル 他4. コード・ブルー 4.0 フジ 山下智久 新垣結衣 柳葉敏郎 戸田恵梨香 他5. イノセント・ラヴ 3.5 フジ 堀北真希 北川悠仁 他6. 風のガーデン 3.5 フジ 中井貴一 黒木メイサ 緒形拳 他7. CHANGE 3.5 フジ 木村拓哉 深津絵里 他特別) 篤姫 NHK 宮崎あおい 他鑑賞中)Tomorrow-陽はまたのぼる TBS 竹野内豊 菅野美穂 他リタイヤまたは選外 正義の味方 日テレ 志田未来 山田優 他 太陽と海の教室 フジ 織田裕二 北川景子 他 おせん 日テレ 蒼井優 他 ラスト・フレンズ フジ 長澤まさみ 上野樹里 錦戸亮 瑛太 他 ブラッディ・マンデイ ウイルステロを扱い、捜査にコンピューター世界を手玉にとる天才ハッカー少年が 主役になるという新鮮さで、見ごたえがありました。 秘密警察と天才ハッカーの高校生とその友人、そして日本人殲滅を狙うテロ集団 の中で、めまぐるしくスパイ戦、頭脳戦が展開され飽きさせない。 ハッキングというわかりにくいコンピューターのセキュリティ突破の攻防を 戦闘機ファルコンやコンドルを思わせる鳥と防御障壁の攻防戦の映像に 変えているところも、切迫感がよく映像化できていて感心した。 三浦春馬君は頼もしい、いい演技をしていた。流星の絆 白夜行 と同じ:東野圭吾原作のミステリーだが、そこまでのシリアスさはなく、 14年前に両親を殺害された3人兄弟妹の絆を軸に、 ユーモアと家族愛とミステリーのバランスが実に良かった。 子供のころの愛情に満ちた家族の思い出と、兄の二宮君の弟妹をいたわる気持ち、 兄を頼る弟妹の気持ちがよく表現できていた。 一方で、このドラマの楽しみ?は戸田恵梨香さんのサギ実行犯としてのコスプレ。 私はそういう趣味はないが、こっけいなサギの芝居とともに楽しめた。 私のこのドラマの一番の見どころは、要さんにサギ目的で近づいた戸田さんが、 そのやさしさと純真さに触れ、本気で恋してしまうストーリーだった。 戸田さんの泣き顔、いろんな場面での表情がよかった。 今までになく、戸田さんを見直しました。 しかし、殺人事件自体は疑問符あり。後で普通に考えれば、 事件直後に、現金と**のコピーが現場から無くっていることから その関係者捜査で、すぐに真犯人につながりそうなのですが。 それにしても、それまで全くのノーマークだった、”この人だけはありえない”と 思える身内?が、最終回に急に人が変わったように真犯人になるのは、今のはやり? 今年の「トライアングル」も、(あえて言えば、ブラッディ・マンデイも)そんな感じだったけど。 もう少しだけ伏線がないと、あまりのギャップにあきれてしまう場合もあると思うのですが。 その点は少しマイナス点でした。チーム・バチスタの栄光 バチスタ心臓手術とミステリーを組み合わせたドラマだが、 白い巨塔ほどの迫力はなく、術死の謎解きも、結果がわかってみれば、 不自然さが残り、もうひとつ納得性の欠けるものでした。 しかし、さすがにフジTVだけあって、手術シーンは年々進化し、 医龍にも増して見ごたえあり。 ただ、個人的には伊藤淳史さんの演技、あまり好きではありません。 映画版のほうがいいような感じもしましたが、 映画は時間が短いぶんミステリーも底が浅かったので、一長一短かな。コード・ブルー ドクターヘリ候補生のフェロードクターを中心に救命救急の現場を描いている。 これもフジだけあって医療の現場撮影はすばらしい。 候補生ら(山P、新垣、戸田ら)が、最終回近くまでドクターらしく 見えなかったので、多少役不足だったような気もする。 柳葉さんがいたから、なんとか医療スタッフとして成り立っていたような気もする。 内容としては、、やり手の医師・りょうの医療ミスでの顛末、 柳葉さんの事故や、柳葉さんの息子や奥さんとのエピソード、 そして最終回の大規模事故での救命医たちの活躍など、見どころは満載。イノセント・ラヴ 堀北さん演じる主人公が13歳のとき、その両親の殺人事件が起き、 犯人として兄が逮捕され服役した。 堀北は、殺人者の身内という辛い扱いを世間から受けていた。 孤独な中でも兄の無実を信じる妹と、事件の真相がひとつの軸になっている。 一方、家政婦の仕事で知り合った音楽家、北川と堀北の関係。北川は、自殺未遂で 昏睡状態になった婚約者(内田有紀)を自宅で看病する毎日だが、しだいに堀北に共感 していく。 いろいろ描きすぎで、焦点が多少ボケているような感じがするが、 殺人事件の真相というミステリーと、いろんな愛憎のからみを堀北さん 中心に描いていて、見どころはあったと思う。 風のガーデン 倉本聰監督の富良野シリーズで、緒形拳さんの遺作となり、 話題になったドラマだが、精彩を欠いている。 前作の「優しい時間」 は二宮君と、寺尾聡さんの親子のわだかまりと 気持ちの変化を中心に、事故死した母親の幽霊?を効果的に演出して、 けっこう泣かされましたが、 それに比べて相当内容が落ちるし、申し訳ないが、緒方さんも精彩を欠いている。 一番不満なのは、修復しがたい関係にあった中井貴一さんと緒形さん、 そして中井さんと娘の黒木メイサさんが、中井さんが末期がんであることが わかったことで、いとも簡単に修復してしまっていい関係になってしまう。 また、家族による自宅介護を手がける終末期専門医である緒方さんと、 大病院の最先端医療のエースとして活躍する中井さん という父子の医療に対する 対立軸がありながら、その中井自身が終末期を専門医でもある父親に託すことになる にも関わらず、その終末期医療の部分がほとんど描ききれていないところだ。 これなら、緒方さんが家族による終末期医療の専門医という設定自体があまり意味 をなしていない。 もしかして終盤の緒方さんの体調から、緒方さんの活躍に限界があったのだろうか。 だとすれば残念。 CHANGE 政治それも総理大臣を、木村拓哉さんを起用して描く力作なのだが、 やはり総理大臣を描くというのは無理がありすぎる。 視点、論法がどうも、HERO と重なってしまう。 一検察官とか弁護士、刑事、医師とかならそれでもいいかもしれないが、 総理ならもっと広い視野と、戦略的な国家構想からの発想が出てこないと まじめに見る気にはならない。 現実の政治とは離れた娯楽として見ながら、それなりに政治に視聴者が 感心を持てるようにというねらいなら、理解できるかもしれない。 そのあたりが評価が分かれるところと思う。 実際には、現場だけのその場のはったりや熱意だけでは到底解決にならないし、 政財界や、官僚、そして党、国会をどう使いこなすか、という手腕に期待する。 そして、今の政治家にもっとも欠落している将来の国家構想、方向性を示して くれることを期待する。 しかし、このドラマの扱う政治問題は限定的だし、内輪だけで解決しようとする。 比べても仕方ないが、政治ものなら、今やっている 「官僚たちの夏」のほうが よほど現実的でスケールも(視点も扱う問題も)大きい。 救命病棟24時、海猿、HERO、ガリレオなど、秀作の多い福田靖さんの脚本だが、 このCHANGEは今ひとつ、冒険しすぎではないかという気がする。 一閣僚を主役にして、その側面から限定した政治問題に焦点を当てるか、 総理を扱うとしても、その中でもっとテーマを限定したほうがよかったと思う。篤姫 NHK 宮崎あおい 他 2000年代大河の中で,私としてはNo1に推します。 宮崎さんの演技力もよかったし、歴史的事項よりも家族愛や師弟愛、 夫婦愛をいろんな形で描いていたところが、多くの視聴者の共感を呼んだ。 というような評価を多く聞きましたが、私も、それは当たっていると思います。 評点はつけませんが、2008年トップにしたいくらいです。
Aug 11, 2009
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本日朝の報道番組を見ました。分権推進の地方の首長らも出演していました。その主張を聞いて、改めて地方分権、地域主権こそ明治以来の最大の改革であり、手順を追ってこの行政システムに移行できるかどうかに、日本の将来はかかっていると思いました。 本当にそこの住民に必要な行政サービスが、そこに合った形で、迅速にできるかどうか、という観点で、国と地方の行政システムを取り上げるべきで、そのためには地方に権限と財政を渡さないと始まりません。 橋下さんや滋賀県知事(名前忘れた)、中田横浜市長、猪瀬東京都副知事、東国原さんらも、そのことを再三訴えています。 何をするにも国の省庁にお伺いをたてないといけない。そして動きが遅い。(たとえば関西空港の活性化、幼稚園の増園、道路、水道、、) これはもう深刻な問題です。 国の出先機関の地方にいる国家公務員20万人(国家公務員の3ぶんの2)を地方に移管して、国と地方の二重行政を解消する。さらに県の権限は市町村にできるものは移管する。 どんどん現場に近いところに移管することが活性化になる。 そして国→地方 の縦のしくみではなく、 国と地方自治体が並び合って、地方も権限を与えられるかわりに責任をとるようにする。予算配分は国と各自治体で作る調整機関で再配分を決める。というように連立的なシステムに変えていくことが必要です。 今は全てのことに国が権限を持っているが責任はとらない。 このような制度では本当にそこの住民に必要、有益なサービスは提供できないでしょう。 このような分権論は共産党以外のだれもが総論としては認識している問題。 十年も前から地域主権実現に向けた工程表を、PHP研究所なども出しています。 なぜできないか? 省庁が拒んでいる、それに群がる政治家(主として自民の族議員、民主などの労組系議員)が各論で反対しているからです。 自民党は小泉さんのときやりかけましたが、ここ3年は後退しました。今、橋下さんらに押されてマニフェストににわか仕立てで盛り込みましたが、決意も熱意も感じられず、とても省庁を押さえられるとは思えません。民主もどこまでできるか、野党連合政権ならなおさら不明です。 ここは、地方の首長経験者が立ち上がるしかないかもしれません。中田市長は国政にいずれ打って出る、と明言していました。 ぜひとも新しい政策集団を作って、自民、民主などの賛同者をとりこみ、政権をとっていただきたい。 あまり猶予はありません。今回の選挙には間に合わなくても次ではとりかかってもらいたいと期待しています。 補足)実は中田横浜市長は、松下幸之助の作った松下政経塾の門下生であり、同じく幸之助の作ったPHPの代表取締役社長で「内閣官房 道州制ビジョン懇談会 座長」なども努めたことのある江口克彦氏(幸之助の側近で、徹底的に松下哲学を仕込まれ伝道者になっている)の考え方にも近いようです。 幸之助は徹底した現場現物主義で、会社の運営も、企画から製造、営業まで全ての権限を与えた独立採算制である「事業部制」を最初に導入するなど、現場に任せ衆知を結集するしくみがもっとも組織を活性化するやりかただ、という経営者だったようです。 一人一人が経営者、衆知を集めて運営。 それは一人一人が違う良さ、発想、能力を持っていて、それを発揮したもらえるから。 所詮一握りの経営者(または行政でいう中央官僚)がいくら必死になって決めて、それについて来いといったところで、全員経営にはとてもかなわない。そのためには権限委譲、自主責任、自立ということでしょう。 そのかわり責任は一人一人にあるのであり、組織のトップばかり批判はできません。そういう厳しさもあります。 それを国家に当てはめると地方分権となるわけで、幸之助の思想は今でも門下生に受け継がれていると思います。 国民も頼るばかりではなく、自主自立と行政の一旦を担う覚悟が必要です。
Aug 2, 2009
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両党のマニフェストが揃い、比較、論争が新聞、TV等、あちこちで繰り広げられています。本日は、ローカル局ですが、マニフェスト選択選挙を日本で早くから提唱し、広めてきた北川元三重県知事→早稲田大学教授が出ていて、手厳しい論評をしていました。その中でなるほど、と思った点をいくつか書いておきます。・そもそもマニフェストとは選挙の時期よりももっともっと早くから骨子を出し、党内のいろんな案や議論の経緯も有権者に公開し、有権者の意見も求めて作り上げるもので、イギリスなどは1年半も前から決めている。だからそこに書かれているものは、政権をとった場合はほぼ全て実現してきている。それに対して、日本では両党とも、直前ににわか仕立てであり、どこまで真剣に論じているのか、はなはだ実現性に欠ける。 →なるほど、特に与党は全ての情報を握りながら、このようなあいまいなものしか出せないというのは情けない。 私としては、野党側には与党が持っているだけの情報はないわけだから、理念、大方針だけでもはっきりしていれば、それをどう実現するか、手段は政権をとった後で都度やっていけばいいと思います。・具体性は民主のほうに分ある。 実現性は両党ともあやしい。 民主党は財源の確保に疑問だが、任期の4年をめどとしているところはよい。 自民は、10年後に、 というようなことでは全く実現できるかどうか怪しい。危機感があない、気迫がない。 →そのとおりだと思う。 自民は財政再建でも、10年後にプライマリーバランスを黒字化する。 としているが、この800兆の借金をかかえ、さらに収入50兆、支出80兆で毎年30兆以上もの借金が膨らんでいる上に、さらに10年も借金を増やし続ける、というのか? しかも10年といっている時点で我々は選挙に勝ってもそんなことは後回しにします。 としか聞こえない。10年前も2010ごろまでにプライマリーバランスを、、と言っていた。 まったくやる気もプランもない。 まさに破滅への道を歩むことになる。 ただし、民主党にも、財政再建の道筋は見えません。しかし後に書きましたが、個人経営なら「ご主人、経営から手を引いてください。後継者(息子、親族)がいるでしょ」と出資銀行から経営失格の宣告を受けるのは、社長(与党)です。・両党とも具体性ばかり気にしているが、理念がはっきりしない。 例えば、この倒産寸前国家を立て直すために何をよりどころにするのか。行政システムで何を変えて、バランスを保ち、行政の中身を替えるのか。 たとえば、明治維新のときは、その方向が正しかったかどうかは別として、 日本を欧米列強の植民地にしてはならない、中国(清)の二の前になってはならない。 という方向で中央集権化を進め、国家機能や軍事の強化を図りました。 今そのときできた世界最優秀の官僚機構に賞味期限がきている。今でも日本の官僚システムは世界最優秀だが、それだけでは通用しなくなっている。 どう変えるのか? 国民の生活支援、サービスを作っていくしくみ、役立っていくしくみをどう作っていくのか。 まさに今明治維新に匹敵する改革をやっていく覚悟が必要。 自民にも、民主にも、国民にも、その覚悟が必要。 →これもそのとおりだと思う。特に、自民は、今までやってきた結果が、この800兆の借金の上に毎年の30兆の赤字を作り出し、どうすることもできなかったわけですから。 これがどこかの家庭か自営業者だったら、「ご主人、社長さん、破産する前に辞任してください。 あとは後継者(妻、息子)に任せるべきですよ。」と出資銀行から経営者失格の宣告をされている状態だと思います。・ひとつ注目すべき点は、民主が提唱している、政策決定の過程を事務次官会議から、閣僚委員会に移す、という案です。 今のしくみは 総理官邸が指示を出し、それを各省庁が受けて立案し、事務次官会議を通して案として決定し、それを閣議決定するという流れです。 その立案の過程で、省庁の官僚は、自民党の族議員にお伺いを立てます。結局官邸の意図より、省庁や族議員の意向や利害が反映された案が出てくることになる。 これでは何事も省益優先、いくら官邸側に思いがあっても、抜本改革などできません。 自民党側と官邸が戦っているように見える、野党はカヤの外だったのはこのため。 それを民主党案では、与党議員を送り込んだ省庁の案を、閣僚委員会で了承して立案し、閣議決定に回す。 事務次官会議を廃止する。 という画期的なものです。 これだと、省庁+与党と官邸が一体となって立案し、野党と戦うことになる。反論・議論が国会の場に移る。 方向性はいいし、それが実現できればそれこそ明治以来の改革になります。 しかし、どう実現するか、実行力が伴わないと機能しない。国会議員100人を行政側に送り込む、ということも、反論、議論の場が国会になるということも、まさに国会議員の質が問われるということにほかならない。それには国民の質も問われる。 その覚悟が、民主にも国民にもあるのか? 官僚主導の安定感にくらべ、官邸主導の不安がどうしてもぬぐえないところはある。 安定感のある省庁+党主導の政策決定システムを、壊してでもやる、という強い決意と覚悟が必要だ。 ほんとうにこれを実現し、軌道に乗せようとするなら、国民も、国会議員も、その覚悟をしなければいけない。変わらなければならない、ということだ。 → 聖域なき構造改革で特殊法人と特別会計の抜本見直しをやろうとしていた、竹中さんらでさえも、この族議員と省庁の権益を守ろうとする力に屈した、ということを考えると、省益を超える国民の利益で動く行政を作るためには、是非ともこれを実現してもらいたい。 自民にはそんな案もなければ、やる気もないように見える。 今のシステムは安定感(というか既得権益を享受し続けられる安定と、搾取されつづけているが、少しはそのおこぼれをもらってなんとか生活できて安定と思っているその他一般人で成り立つ社会))は国民の能力を生かす場を狭めつづけ、活力を奪い、確実に日本を衰退に向かわせることは紛れもないことだと思う。 優秀な官僚を敵に回すのではなく、一体となって、まさに日本を活性化できるしくみを実施できるかが問われると思う。政治家が私利を捨て、本当に国民のため、日本の将来のため、という滅私の覚悟で発想し熱意を持って動けば、物事は進むと思う。 それができるかが政治家の質であり、私利を政治に求めすぎないとうのが国民の質ということだと思う。 北川さんの言う覚悟と決意とは、そのようなことだと思い、私もまさに賛同します。・以下は北川さんが言っていたことではないですが、 地方分権について、橋下大阪府知事ら推進派の要求がほぼ両党のマニフェストに盛り込まれたということで、橋下さんがまずは安心している、という報道がなされていました。 →特に、国と地方の政策協議会の法制化を両党とも検討するとしたことは大きな進歩だと思う。 これも地方のことを国が決め、補助金というひも付きで地方に渡すのではなく、はじめから地方が参加して決めていく、ということで実現すれば有効な改革になると思います。私の見解まとめ: 戦後もっとも長い好景気の間でさえ、改革と再建ができなかった自民は下野すべき。 というのがなんといっても妥当だと思います。それ以外にはありません。失敗の責任はとっていただきたい。 ただし交代する側の民主に、明治維新の志士のような改革の気概があるか、というとそれも期待薄。 しかし、このまま万年与党と万年野党でいるよりは自民も民主も国民もモチベーション、危機感、そして政界再編による浄化とより洗練された政党への脱皮が可能となるでしょう。 自民か民主か、というより、政治全体の向上にはどうすべきかを考えるべきだと思います。
Aug 1, 2009
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