光の詩 - 詩置き場

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星洋 杏

星洋 杏

2006.07.30
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テーマ: 詩(938)
カテゴリ: 詩未満
世界を変えてやる

そう言って飛び出した

闇雲に走る

あの青年は何処へ行ったのか

きらきらひかる目をして

拳を握り締めて

綺麗な心だけ持って

飛び出した

彼のことさ





歩みもひどく鈍くなり

ひかりをとうに失って

ただこの目は

冷凍都市を映すばかりなのだけれど

あの青年だけは

色づいて見えると思った

その時

美しいと 思った



氷を溶かすように走る

街を暖めるように歌う

世界を変えてやる



彼は今も凍らずに 走り続けているのだろうか



私はすでに凍り付いて

ここから動くことなど出来なくて

ただ青年のひかりを思い浮かべて

心だけは凍らぬようにと









救われようの無い未来

溶かせ

熱を

ひかりを

もっと




走る

青年は運ぶ

冷凍都市の

春がくる





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Last updated  2006.07.30 11:56:22
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