読書など 0
全99件 (99件中 1-50件目)
『劇場完全版 熊川哲也 カルミナ・ブラーナ2021』|TBSテレビ:熊川哲也 K-Ballet Company28日から公開の、これが見たかったのに、映画館が休館で心配していました。きょうからやっと再開されたので、すっ飛んでいきました!熊川哲也のカルミナ・ブラーナまず、前からこの曲(合唱好きには有名!!)が好きだったので、何度か演奏を聞いたことがありますが、今回のようなプロ(新国立劇場合唱団、オペラの合唱団です)の演奏は初めてだったので、その合唱の力強さ、すばらしさに感動。なんて久しぶりの本格的な合唱だったことか。もちろんソリストもいい。バリトン与那城敬、カウンターテナー藤木大地、ソプラノ今井実希そしてバレエはもうハイレベルな技術といい力強さといい美しさといい、なにからなにまで素晴らしいです。鳥肌もの!!熊川さんのコロナに負けるものか!精神がすみずみまで行き渡っていて、すさまじい。しかも、まるで舞台を見ているような臨場感。オーチャードホールを貸し切り、無観客で撮影しています。出演者総勢300人くらいいそうな、大掛かりな舞台を映画館で観られるなんて、本当にありがたい!!!バレエだって、コロナのせいで公演延期や中止が相次いでいるはず。バレエにソーシャルディスタンスなんて、ありえません。どんなにつらい思いをしていることか。。。。見に行くことで、ほんのちょっとでも助けになればと思います。きょうわたしが観た映画館は、平日の昼とはいえ、なんと客席3人でした。どうか皆様映画館へ!!
2021.06.01
コメント(2)
エリーナ・ガランチャの「カルメン」を上映中というので、観に行きました。音楽配信とかDVDとかあってもうちの機器がお粗末なのと、オペラのように長いものは家では集中できないので、映画館で上映してくれるのはとてもありがたいです。ゆったりしたシートもいいし。ガランチャは前から素敵な人だと思っていたので、「ばらの騎士」も観に行きました。今回のは、2010年に上演されたものだそうで、ガランチャは33,4歳でメトロポリタン劇場デビューだったのかな。若くしてこんな4000人も入る大劇場で主役を務められるなんて、相当若い時から注目されていたのでしょうね。彼女はもうカルメンそのもの!最後にホセに刺されたときの表情は潔く、男をここまで追いつめてしまったのは自分だから仕方ない、責任をとってやろうという気持ちを表したように思います。最後までかっこいいのです。体を張ったかなり生々しい演技で、喧嘩して格闘したり、転がったり、そうかと思うと踊りだしたり、ほとんど出ずっぱりで、もちろんマイクなしで歌うのですから、その体力にも驚きます。ガランチャはかなり長身で体力がありそうですが。ほかのキャストも、特に男性たちは筋骨隆々としている大きな人が多くて、やっぱりこんな広いところで歌うには体格も必要だよね、と思いました。ともかく、舞台上のだれもが全身で歌い演技しており、その迫力にこちらのパワーを吸い取られたような気分でした。。。開演前と休憩時間に、ソプラノ歌手のルネ・フレミングがインタビューして回るのですが、気取らず親しみやすくて楽しく話してくれるのが好き。舞台裏も見られます。映画としてはやや高い料金だけれど、お値打ちだと思います。
2021.02.14
コメント(0)
映画館でたった一日だけ上映されているので、本日観に行ってきました。でもこのところ大阪は感染者がまた急に増え、そのせいか映画館はガラガラでした。いまや世界最高のテナー!というカウフマン。共演はプラハ交響楽団とソプラノのソレンセン。ウィーンコンツェルトハウスでのコンサートは超豪華。きっとチケットも高いのだろうなあ。画面で見る限り、お客様は中高年ばかりでした。音楽の都ウィーンでも、クラシックは年寄りばかりなのですか。曲目は、ウィーンにちなんだものばかりで、ワルツやオペレッタの曲、有名な曲が多かったです。まるで、ニューイヤーコンサートの声楽版のような感じでした。いいですよね~地元の方は嬉しい。そして、ドイツ語だから知らない曲でも歌詞の意味がちゃんとわかるんだもの、いいなあ。プラター遊園地の観覧車やウィーン中央墓地は、わたしも大学生のころに行きましたが、変わりませんね。大昔に訪ねたところが今も変わらずあるというのは、うれしいものです。
2020.10.30
コメント(0)
シネマ歌舞伎「め組の喧嘩」を見てきました。ほんの5年前の映像なので、出てくる役者のみなさんちっとも今とお変わりないのに、勘三郎さんだけがもうこの世にいない・・・と思うと、哀しい。わたしはあまり勘三郎さんの舞台を見てないものだから、こうして映画で見ることができるのは実に嬉しいです。あらすじは、火消しのめ組と相撲取りが小競り合いからついに大ゲンカになる、というものなんです。男が立たないとかなんとか、とかく江戸の男は血の気が多いのか?こんなに喧嘩っ早い人がいっぱい町にいたら堪りません~!! め組の鳶頭の辰五郎(勘三郎)は、武家お抱え相撲取りよりも鳶のほうが格下と言われてメンツをつぶされても、最初はがまんする。しかし、お返しに相撲取りの四つ車を闇討ちにしようとするのって卑怯では? それに、喧嘩シーンも、相撲取りがいくら強いったって丸腰なのに、鳶たちは鳶口振り回してるし。勘九郎くん演じる藤松という鳶はいなせでカッコいいけれども、座敷での喧嘩を止めに入った芸者を殴ったからムカッとしたし、喧嘩のシーンでは後ろから九龍山の頭を鳶口で刺した!!ずるい!卑怯!と思ってしまいました。・・・・というわけで、わたしは残念ながらこの喧嘩、あんまりめ組を贔屓にできませんでした。相撲取りたちの方が立派に思えました。こんな見方は間違ってるのかもしれませんけどね。
2017.11.29
コメント(0)
2016年に上演されたコクーン歌舞伎を映像化したもの。わたしは学生時代にしか勘三郎を見てなくて、亡くなるまで全然縁がなかったので、勘九郎・七之助の兄弟のほうが見ている回数は多いです。勘九郎は男らしくてかっこいいし、七之助はとてもきれい。コクーン歌舞伎は演出が現代的でおもしろく、笹野高史さん首藤康之さんなど、歌舞伎俳優でない人もたくさん出演していますが、バレエの首藤さんの登場は驚いたなあ。どうして小汐田又之丞の役を首藤さんに??
2017.10.11
コメント(0)
R・シュトラウスのオペラ「ばらの騎士」を見に行ってきました。休憩込みで4時間半もあるのでそれなりに覚悟が必要なため、行くかどうか迷っていたのですけど、元帥夫人役のルネ・フレミングとオクタヴィアン役のエレーナ・ガランチャがこれを最後にこの役から卒業するというので、やっぱり見たくなりました。長時間見るとひどく目が疲れるもので映画は一番後列の席(やや見下ろす方が楽)と決めていて、どうしても席を取りたかったので昨日の内にネットで押さえておきました。そしたら、きょうが最終日だからか、映画館についたときにはもう完売満席!予約しておいて良かったです。オクタヴィアンはまだ17歳の美少年で元帥夫人の愛人なんですが、こういう若い男をメゾソプラノが演じるのを「ズボン役」と言います。宝塚みたいでおもしろいです。少年では声が出来上がってないからダメなんでしょうね。といって大人の男では感じが出ないし。女でも、相手役にブチュッとキスしてましたよ。なんだか可笑しい。ガランチャはこれまで70回もこの役を演じてきたそうで、大勢の女性のくちびるを奪ってきたんでしょうね~それにこのオペラ、テノールの良い役がないんです。イタリア人歌手という役くらいで、特別出演としてポレンザーニという人が歌っていましたけど、名もない役しかテノールの出番がないというのは珍しい気がします。だんだん年を取って容色が衰えていくことを嘆く元帥夫人(・・・といっても役の上では32歳なんですけど!)と、18番だったその役を降りるフレミングがだぶって見えます。オクタヴィアンのガランチャも、17歳の若者にはちょっと見えないかな。インタビューでは、フレミングは「まだ演じられるけど、そろそろ若い後輩に譲らないとね、それなら下降になる前に」と話していました。ガランチャも、「こんどは男に追っかけられる方をやりたい」とのこと。カーテンコールでは、ふたりへの拍手の嵐。ステキでした。追記わたしは、2007年にテレビで見たドレスデン国立歌劇場日本公演の「ばらの騎士」が初で、そのときとても感動し、以来それがベースになっているもので、今回の演出はそのときほどの感動はありませんでした。19世紀末に設定しているのですが、意味不明のところもあったので、そこがわからない限り理解できそうにないです。解説を探したいと思います。
2017.06.16
コメント(2)
シネマ歌舞伎「東海道中膝栗毛 (やじきた)」を見てきました。歌舞伎ファンの方がおもしろかった~と言っていたので。パロディーやギャグ満載のドタバタコメディーです。やじ・きたは、伊勢に行くはずがラスベガスまで行ってしまいます。結論から言うと、こういうのはわたしの好みとはかけ離れているので、おもしろいと思えませんでした。まあ、映画で見ればじゅうぶん、という感じ(映画でも普通の映画より料金高い!)。高いチケット代払ってまで劇場で見たいものではありません。出演者は大勢で、セットも豪華だけど途中退屈しました。同じ時間に上映していた「ばらの騎士」に行くべきだったかな。出演者のなかで、この人良いなあと目についたのは、瓦版屋文春の市川弘太郎さん!先月の松竹座でも、場面転換の幕間をひとりで上手にしゃべって、繋いでくれてました。きょうはラップで出演者紹介をしてましたね。口跡の良い人、声のきれいな人は好きです。そしてもうひとり、市川團子くん。市川中車(香川照之さん)の息子さんです。子どもながらなかなかの名演技、この子は将来性ありそうで楽しみです。次の猿之助になれるかな?
2017.06.13
コメント(0)
シネマ歌舞伎「阿古屋」を見てきました。「壇ノ浦兜軍記」のなかの一場面ですが、女形の演目としては大変難しく、現在は玉三郎しか演じられないとのことです。というのも、琴・三味線・胡弓を演奏してみせなくてはならないから。初めて見ましたけど、あまり大きな動きがなく、セリフはほとんどの部分を義太夫が語るので、楽器演奏がメインみたいです。わたしが西洋音楽耳をしているせいか、邦楽もドレミに変換して聞いてしまうのですが、邦楽はハモるということがない。なんでもユニゾンですよね。玉さまの三つの楽器演奏も、バックに三味線が入りますが、すべてユニゾンなので少し音の高さが違うと目立つのですが・・・バックの三味線の先生方に比べると、ときどき音程がわずかに違ってるんですけど。邦楽のことはまったくわからないし、あれでいいのかなあ~でもなんか気になる~これは人形浄瑠璃で少し前に上演していたのですが、見に行けなかったのが残念です。たぶん浄瑠璃から歌舞伎にきているのでしょう、人形振りがあったりしておもしろいので両方見比べてみたかった。それにしても、玉さまの他にできる人がいないのは困ることでしょうに、今の若手の女形は楽器を練習してないのでしょうか。玉三郎が元気なうちに後継者を育てないといけないですね。
2017.01.13
コメント(0)
本日公開、「ワンピース」を見てきました。昨年上演されたスーパー歌舞伎「ワンピース」ですが、マンガ原作ですし個人的にわざわざ見に行くほどかな?と思ってしまい、行かなかったのです。これを「歌舞伎」と言えるのか?と思ったりもしますけど、出演者全員大熱演だったことは確か。観客を飽きさせない工夫に富んでいます。福士誠治(エース)ってかっこいいな! 歌舞伎界以外の役者さんは、体型や顔つきがぜんぜんちがうのですぐわかりますね。猿之助(ルフィー)はなんだかちょっと子供っぽくて可愛いかったです。当代猿之助のスーパー歌舞伎は、男同士の熱い世界や友情物が多い。女嫌いだけあるね。
2016.10.22
コメント(0)
シネマ歌舞伎「阿弖流為」見てきました。昨年話題になっていた舞台が映画館で見られるなんて、なんて嬉しい!わたしも行くかどうか迷ったけど、結局行かなかったので、映画になるのを待ちわびていました。すごく激しい立ち回りシーンの連続!歌舞伎ではゆっくりした動きしかないので、これは迫力満点。あんなに大勢で刀を振り回して、よくケガしないなあ。ずーっと舞台を走り回っているので、アスリートなみの体力が必要ですね。阿弖流為:染五郎さんも良かったけど、わたしは断然、田村麻呂:勘九郎さん!なんて魅力的なんだろう。すごくカッコ良かったです。3時間は少し長いですが、映画館はシートがゆったりしているので、劇場より楽ですよ。飲んだり食べたりしてもいいしね。平日の映画館はガラガラ。自分のいちばん好きな席で見ることができて満足♪
2016.06.28
コメント(2)
シネマ歌舞伎に初めて行ってきました。「棒しばり」は2004年上演されたもので、勘三郎さん・三津五郎さん若い!敏捷な動きで、イキイキと楽しく踊っておりました。「喜撰」は2013年で、本当につい最近で、三津五郎さんこんなにお元気だったのに、と思うとすごく残念。。。所化のお坊さんたちには、いま売出し中の若手がいっぱい出ていて、こんなに大勢伝統を継ぐ人たちがいて、なんてすばらしいのだろうと思います。
2016.02.17
コメント(0)
先日のBSプレミアムシアターから、録画したリヨン歌劇場「ホフマン物語」を見ました。長いので2日がかりでした。家でオペラ見るのもなかなかたいへんです。主役ホフマン役は、テナー:ジョン・オズボーン なんだか聞いたことのある名前だと思ったら有名な同姓同名が何人もいるのですね。世界一のホフマン歌い、とのこと。顔が大きくて、歌舞伎の隈取したら似合いそう。ソプラノ:パトリツィア・チョーフィはオランピア・アントニア・ジュリエッタ・ステッラの4役を一人でこなす。なかでもお人形のオランピアは、クレーンに乗って上がったり下がったり、こんな状態でよく歌えるなあ~。ミューズ・ニクラウス2役のメゾソプラノ:ミシェル・ロジェは、男役がとっても決まっていていちばん魅力的に思いました。リンドルフ・コッペリウス・ミラクル博士・ダペルトゥット4役のバリトン:ロラン・アルバロはスキンヘッドに何とも悪そうな顔で面白い。有名な曲は聴いたことがあるのですが、通してみたのは初。この作品は、オッフェンバックが未完で亡くなってしまい、決定稿がなく(火災で失われたりしたらしい)、いろんなバージョンがあるらしい。ということは、演出のしかたもずいぶん違ってくるのでしょうね。これまで見たことがないので何とも言えませんが。また違うバージョンで、このオペラを見てみたいですね。
2014.09.17
コメント(2)
たまたまつけたBSで映画を放送していたので、夢中で見てしまいました。オードリー・ヘップバーン主演の「尼僧物語」です。古めかしい修道院の戒律に、いつの時代の話かと思えば、第二次大戦直前から始まるもの。カトリックの修道院だけど英語だし、どこの国の話かわからなかったのですけど、ネットで調べたら舞台はベルギーだそうです。修道院に入り、尼僧としての請願を立てるミサのシーンで、歌ったことのある聖歌がでてきたので、あちこちひっくり返して楽譜を探したのだけど見つからない。グレゴリオ聖歌の一曲です。やっと歌詞が見つかり、「Veni creator spiritus(来たりたまえ、創造主なる精霊よ)」だとわかりました。歌ったことがあるのに詳しく知らなかったけれど、ミサでよく歌われる、とても有名な曲なのですって。→コチラ宗教曲は、単に歌っただけではダメみたいです。こうして映像の中でだけでも教会で実際に歌われている様子を聴くことができると、その曲がずいぶん違って聞こえてきました。宗教曲は好きですが、常に身近にキリスト教や教会がある欧米の人たちのようにはいかない。わたしには全くわかってないものが楽譜の後ろにいっぱいあるように思うし、それでは結局歌えていることにならないのだろうなと思います。それでも歌いたいですけどね~! やってるうちに少しずつでも知識は増え、理解は深まる・・・かな???
2014.08.15
コメント(2)
BSプレミアムで録画した映画「ライフ・イズ・ビューティフル」を見ました。あらすじを知っていたので気が滅入りそうだなと思っていたのですが。。前半がやけに軽くて、しょうもないジョークばかり言うおしゃべり男の登場にあきれてしまい、ちょっと早回ししてしまった(笑) 映画をこんな見方したらダメですよね~ともかく、子役の男の子のかわいらしいことっていったら!・・・そしてラストは感動です。挿入曲がステキだったので、動画を探しました。オッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」より「バルカローレ(舟歌)」
2014.03.14
コメント(4)
この前BS日テレから録画した映画「黒部の太陽」を、きのう見ていました。長くテレビ放送不可だったそうで、たしかにうちのような大きさのテレビで見たら迫力がなくて、あんまり面白くなかった。しかもやたらとCMが入って気がそがれ、BSだからちょっとはましかと期待していたのが間違いだったようです。それほど面白くなかったなあ。黒部の風景はすばらしかったけれど。ただ、もう亡くなってしまった往年の有名俳優さんたちが勢揃いしているのが懐かしかったです。特に宇野重吉と寺尾聡が親子役で出演してるのがちょっと微笑ましかったです。夫に話すと、「むかしはあの映画に憧れて土木工学科に進んだ人もたくさんいたというけど、今の子どもに見せたらあんな仕事はいやだと言うだろうな~」って。そういう自分も、学生時代に一度見て、「あんな現場に行くのはゼッタイイヤダ!」と思ったらしいです(笑)
2014.03.13
コメント(0)
映画「鑑定士と顔のない依頼人」を見てきました。評判にたがわぬ極上ミステリーでした!面白かった。すべてがわかってからもう一度見ると、印象がかわるらしいです。まあそこまでしようとは思いませんが・・・絵画やアンティーク、宝石、豪華な住まいなどなど、背景もすばらしい。でも、わたしが何よりも欲しい、うらやましいと思ったのは・・・主人公の家の広い広いクローゼットでした!!
2014.02.25
コメント(0)
映画観賞券をもらったので、「小さいおうち」を見てきました。映画館の会員カードを見たら、なんと一年ぶり!映画っていつでも行けそうでいて、案外思い立たないと行けないものですね。空いてる方がいいなと思って火曜日にしたのに、7割くらい入っていました。いつもここの映画館は、前後左右に人がいないことが多くてよかったのに。しかもほとんどの人が1000円で入れるシニア世代。まあ映画が昭和ノスタルジーな感じなので多かったのかもしれませんが、最近映画館にはシニア世代がすごく増えましたね。中島京子の原作がすごく良かった記憶がありますが、だいぶ忘れてきた頃だったので、ちょうどよかったです。良い映画で、観た後はしみじみしますよ。片岡孝太郎さんが小さなおうちのご主人の役で出ていたのですが、年末に女形で見た印象が強くて・・・・亭主関白を演じているのを見て、ちょっとにやにやしてしまいました。
2014.02.04
コメント(4)
すご~く久しぶりに映画を見てきました。地元映画館のポイントカードを見たら、前回行ったのはほぼ1年前。。なんか最近、それほど見たいものがなかったのよね。どうしてこの作品を選んだのかというと、「ダ・ヴィンチ」という雑誌に、北村薫さんがおススメ記事を載せていたのをちょっとだけ見たから。でも、あんまり中身を詳しく見ないままです。この映画R15だそうで、怖いのかなあ~?と思いつつ見たのですが・・・ホントに怖いシーンがいっぱいで、何度か思わず目をつむってしまいました。息苦しくなってしまうほどの場面もあって、もう出ようかなあなんて思ったくらい。でも、あんまりしつこくそういう場面が続かなかったので、なんとか最後まで観ました。怖いのが嫌いな人には決しておすすめいたしません。おかげで、犯人がだれかわかってもそれほどビックリしなかったし。ただ、ポーの作品を(読んだことがあるような気がするのですが・・・)なんにも覚えてないので、ちょっと読んでみたくなりました。
2012.10.15
コメント(0)
きょうは1日、映画が1000円の日! なので、さっそく見に行ってきましたよ。先週三谷幸喜さんがさんざんテレビで宣伝していただけあって、いつも空いてる映画館が結構な大入り。わたしは平日にしか行かないので、この映画館では前後左右に人が座っていたことがないんですが・・・だいたいラストまで予想どおりのストーリーですが、とても面白かったです。いつもながら、端役にいたるまで有名俳優が出てくる。主役クラスの人たち以外では、小日向文世さんがいい味だしてました。ああいう役はうまいね、さすが!です。エンディングで流れるテーマ曲は深津絵里さんと西田敏行さんのデュエット。西田さんはともかく、深津絵里さんがこんなに歌うまいなんて知らなかったです。三谷幸喜さんのお芝居って見たことがないけれど、面白いだろうなあ~。やっぱり舞台こそが本領でしょうね。いつもあっというまに完売なのだと思うけれど、いつか見てみたいものです。
2011.11.01
コメント(0)
きょうは、家族みんな晩御飯いらないというので、合唱の練習の後、映画を見てきました。原田芳雄の遺作となった「大鹿村騒動記」です。夏休みの映画館は子供たちでいっぱいでしたが、この映画を見る人は少なく(熟年ばかりでした)、10人足らず。落ち着いて見られて良かったかな(笑)長野県の大鹿村は、三百年の村歌舞伎の伝統があるそうです。村の住人たちは、仕事のあいまに歌舞伎の練習に余念がない。原田芳雄演ずる善さんは、鹿肉料理店の主人で、歌舞伎の主役を長年演じてきた。ある日突然、18年前に駆け落ちしてしまった妻が帰ってきて・・・・というのがストーリーなんです。よかったですよ。原田芳雄さんが亡くなったばかりなので、余計に・・・。この村歌舞伎の舞台が素晴らしい!江戸時代の歌舞伎ってこんなだったんだろうな~と思うような、見物人と一体化している舞台。(ちなみに、演目はこれまた源平に縁のあるものなんですよね~。)そして、出演している俳優陣が大ベテランばかりで、佐藤浩市でさえ若手に見えてしまうくらい。村歌舞伎を演じても、ベテランたちはすごく上手い!!さすがですね。原田さんの遺作になったというだけでなく、いろいろな意味で熟年世代にはしんみりする点がある映画ですが、でもメソメソしていなくて、明るく楽しい映画なんです。ぜひ見てくださいね。
2011.07.22
コメント(2)
予告CMを見てぜひ見たくなった映画、きょう見に行ってきました。繊細で臆病なニナは、主役に抜擢されたものの、白鳥役にはぴったりだが、大胆で扇情的な黒鳥の表現がうまくできない。本番舞台が迫り、どんどん精神的に追い詰められていく。。。ナタリー・ポートマンは、アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しただけあって、この大変な(バレエも)役どころを見事に演じていました。怖くて思わず目をそむけてしまうようなシーンもありましたが・・・でも良かったです。バレエのシーンも、踊りの美しさではなく、踊り手の苦しい息遣いが聞こえるように生々しさを際立たせていて、こういう撮り方をしたバレエ映画というのは見たことがないように思いました。
2011.05.16
コメント(0)
アカデミー賞を受賞した「英国王のスピーチ」。土日、夫や娘を誘ったのだけれど、みんなに袖にされたので、ひとりで見に行ってきました。実のところ、前後左右空いている平日午前が好き(これなら、なんの割引もなくてもいいわ)。子供のころのトラウマで、吃音のあるヨーク公(ジョージ5世の次男)はスピーチが大の苦手。緊張するとますます話せなくなってしまいます。なんとか治したいと専門家を呼ぶのですが、一向によくならず、たまたま行きついたのがオーストラリアからきた売れない役者のローグのところ。。。・・・という、実話を映画化したものなのです。真面目に悩む王様のすがたがとてもいじらしいです。王族のプライベートや宮殿の中が垣間見られたような気持にもなります。また、王座を捨てて「世紀の恋」と騒がれたことはわたしも知っていたシンプソン夫人のはなしは、すてきな恋愛物語のように思っていたのに、軽薄な兄王と下品な尻軽女みたいに描かれていたのがおもしろかった。それほどロマンチックなことではなかったのね~。確かにそうかもね。とても良かったです。最近のCGやら3Dやら、わざわざ見に行きたいと思えなかったので、こういう保守的な良質作品大歓迎。
2011.03.07
コメント(0)
フランス映画『オーケストラ!』を見てきました。ボリショイ劇場で働くさえない中年清掃員、実は天才と言われた元指揮者。ブレジネフ政権当時にユダヤ人の演奏家たちが排斥され、それをかばったために解雇されて30年を無為に過ごしてきた。たまたま清掃中に手にしたファックスを見て、ボリショイ交響楽団二なり代わり、昔のメンバーを集めてパリに乗り込んでいく・・・・というストーリー。音楽が素晴らしい映画でした。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲がメインなのですが、この演奏がとても感動します。原題は「Le Concert」なんですから、日本の題名も「コンチェルト」にすればよかったのに、なんで「オーケストラ!」?笑えるシーンもあるけれど、決してコメディではないです。これはおススメ!
2010.05.31
コメント(4)
すっかり忘れていたのだめの映画の完結篇を見に行ってきました。映画になってからは前ほど興味がなくなっていたんですけど、そういえば「5回見れば1回タダ!」という特典があったので、やっぱり見ておこうと。パリやプラハがたくさん登場しました。まだ記憶にも新しく、嬉しかったですね。特に、今回のだめやルイがピアノ協奏曲を演奏した会場は、上の写真の市民会館の中にあるスメタナ・ホール。入ったことがある場所なので、嬉しかったですねえ。でも、ここに大きなミルヒの顔写真入ポスターが貼ってあったと思うと・・・・(爆笑)まんがの「のだめ」は、まだコミックが出ているのですが、そちらも完結しました。長い間ずっとたのしく読ませてもらって、作者に感謝
2010.05.10
コメント(0)
飛行機のなかで、「アバター」「恋するベーカリー」を見ました。「アバター」は、わざわざ見ようとは思ってなかったのですが、見始めると案外おもしろくて引き込まれました。3Dで見たら、きっと最高だったでしょうね。うちの近くの映画館では3Dで上映してなかったので、わざわざ遠くまでも・・・と思って行かなかったのだけど、なんだか惜しかったな。それに比べて、いかにも中高年女性向けの「恋するベーカリー」はおもしろくなくはないけれど・・・テレビドラマなんかでありがちな話。こんなの、お金払ってまでみたくないなあ。。。女性はラブコメディが好き!みたいに言われるけど、やけにつまらない作品が多くないですか?最近はこういうのは見ないことにしてます。本もそうだけど、軽い恋愛物はつまらない!
2010.04.27
コメント(0)
夕べ放送された、NHK「華麗なるメトロポリタンオペラ」は「ルチア」でした。アンナ・ネトレプコが主演なので、これは絶対見ようと録画しておきました。エンリーコ: マリウス・キーチェン ルチア: アンナ・ネトレプコ エドガルド: ピョートル・ベチャワ アルトゥーロ: コリン・リー ライモンド: イルダール・アブドラザコフ アリーサ: ミカエラ・マルテヌス ノルマンノ: マイケル・マイヤース 合唱: メトロポリタン歌劇場合唱団 管弦楽: メトロポリタン歌劇場管弦楽団 指揮: マルコ・アルミリアート演出: メアリー・ジマーマン(2009年2月7日 メトロポリタン歌劇場) おもしろかった~ネトレプコ、最高血まみれの花嫁衣裳で歌う狂気の花嫁・・・・凄いとしか言えません。 いつものお相手ヴィリャソンではなかったのですが(病気で降板)、違う相手役というのもまた良いですね。ベチャワは見た目がアメフト選手みたいで、少々健康的すぎではありましたが。兄エンリーコ役の人もいい。ネトレプコは産後でちょっと太っていたけれど、まだまだ美しい。これは1年前の作品だから、今年はもう少しダイエットしてくれてるといいけど。 またネトレプコのオペラがあったら、ぜひ見たいと思います。合間で出演者や指揮者・演出家・舞台装置や照明の人へのインタビューが入るのもすごくおもしろいです。大きな舞台装置をどんどん動かしていく、本当に贅沢なオペラですねえ。 このメトロポリタンオペラのシリーズは映画館で見たら音響もよくて迫力満点なんでしょうが、夜しか上映してないしちょっと遠くまで行くのがめんどう。。。こうしてテレビで放送してくれるのがありがたいです。NHKさまさま
2010.03.03
コメント(0)
先日NHK BSHiの番組を録画したもの。<2008年10月アメリカ メトロポリタン歌劇場で録画> 作曲=リヒャルト・シュトラウス 原作=オスカー・ワイルド 演出=ユルゲン・フリム 指揮=パトリック・サマーズ <出演> サロメ……カリタ・マッティラ ヨカナーン……ユーハ・ウーシタロ ヘロディアス……イルディコ・コムロージ ヘロデ……キム・ベグリー ナラボート……ジョゼフ・カイザー メトロポリタン歌劇場管弦楽団メトロポリタン歌劇場が広いということ、あらためてよく分かりました。なんだかスーパーボウルのスタジアムみたい(・・・ちょっと大げさですが) エロチックな踊りが入ることで有名なオペラですが、見るのは初めてなので期待増!サロメ役マッティラは、どう見ても若い娘には見えないけれど、この劇場でこんな難しい役を演じるにはこのくらいの人でないと無理なんでしょうね。時代設定は現代みたいです。王様たちは現代風の衣裳。兵士たちも、銃を持っています。ヨカナーンは髪の毛ぼうぼうで汚くて、太ったホームレスみたいでした。 エロチックな踊りのシーンも本人がやっていました。持ち上げるとき、一緒に踊っている男の人二人がかりでなんだか重そうに見えましたけど・・・このシーン、敢闘賞ものですね。パンツスーツを脱いでいき、下着姿になり、最後には一瞬裸に。。。これは映像には裸は映らなかったんですが、実際に歌劇場で見た方によると、本当に全裸になったのだそうですよ。オペラ歌手もホント、たいへんですね~。(でも、もうちょっとシェイプアップしたらどうかしら。)わたしには、この踊りのシーンよりも、ヨカナーンの首をかかえて歌う姿の方がよほどエロチックでした。そして、生首にキスして口の周りを血で真赤に染めて・・・・怖すぎる!!カーテンコールも真赤な口のまま。。。。 おもしろかったです。今度は、また違う演出で見てみたい。
2010.02.03
コメント(2)
カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団&合唱団1986年 バイエルン国立劇場におけるライブ収録オペラを見たことなくてもとても楽しめる、喜劇オペレッタ。聞きなれた名曲が揃っている上に、芝居上手・芸達者な出演者ばかりで、もうとにかくおもしろい!こういう作品がもっとたくさんあれば、ファン層が広がるんでしょうに。(先日のミュージカルよりもずーっと面白かったです。きょうの日経夕刊でほめてあったけど・・・あの程度であんなに褒めるか?!)クライバーは、わたしが名まえを知ったときは亡くなったときでした。このDVDではまだ50代で、指揮をする姿が華麗でかっこいいですね。
2010.01.07
コメント(4)
娘が、会社の忘年会でゲームの景品としてもらってきた白黒映画のDVD。往年のアカデミー賞受賞作品(1950年)です。あまりにもテレビが退屈だったので見てみました。あらすじ: ある日、売れない脚本家のジョー・ギリスは借金取りから逃げている途中、サンセット大通りにある寂れた邸宅に逃げ込む。その邸宅はサイレント映画時代のスター女優であったノーマ・デズモンドが、召使のマックスと共にひっそりと暮らしていた。ジョーは銀幕への復帰を目論むノーマのために、彼女が書き上げた映画脚本の手直しをするように要求される。うだつの上がらない生活に嫌気がさしていたジョーはこれを受け入れ、以降住み込みのゴーストライターとしてノーマと奇妙な共同生活を始めるのだった・・・ 主演は『慕情』で有名なウィリアム・ホールデン 当時は32歳、大女優役はグロリア・スワンソン 当時51歳。 ホールデンは落ち着いていて年取ってみえるし、スワンソンはきれいなのでそれほど不似合いなこともないんだけど。昔の栄光を忘れられない大女優の姿は悲しいです。しかも、この映画に登場する人たちは、実際に監督だったり往年の俳優だったり、その役どころにふさわしい人が選ばれていて・・・よく出演を受けたなあと思えるほどの顔ぶれなのだそうです。だから名作として残っているのですね。 サンセット大通り [CLASSIC MOVIES COLLECTION] / 洋画
2009.12.29
コメント(0)
ラッキーなことにタダ券をもらったので、映画版「のだめ」を見てきました。オープニングからすぐに出てきたのが、ウィーン楽友協会!!!本当に美しいすばらしいホールで、今年あんなところへ行ってきたということがもはや夢のようでした。ゲネと本番だけで、あとは控え室に押し込められ、中をゆっくり見て回ることもできずに終わった演奏会でしたからね~。もっとあちこち見学したかったなあ~。あんなすばらしい舞台を経験すると、もうあとは何処であろうがそんなに感激しないかもしれないです。 それでこの映画ですが、テレビドラマならゆっくり進めていける話をとにかく詰め込んでいる感じなので、はっきりいってそんなにおもしろくないです。ギャグが上滑りしてるし。ただ、音楽を楽しみつつパリやウィーンなどの風景を楽しむにはもってこいですよ。なんだかんだ言っても、後編も見に行くつもりです。
2009.12.22
コメント(2)
1988年ロココ劇場(シュヴェツィンゲン)におけるライヴ収録ロジーナ:チェチーリア・バルトリフィガロ:ジノ・キリコアルマヴィーヴァ伯爵:デイヴィッド・キューブラーバルトロ:カルロス・フェラー指揮:ガブリエレ・フェルロシュトゥットガルト放送交響楽団20年も前の映像だけれど、配役が良くてとても楽しいオペラでした。みんな歌唱力はもちろん演技力があり、容姿も魅力的な人ばかりで、誰が見てもきっと楽しいと思います。バルトリは当時22歳。いまや世界最高峰のメゾソプラノですが、この頃はとてもかわいらしく、でもその実力はすごいです。とても22歳とは思えません!フィガロ役と伯爵役の出身はカナダとアメリカ。だからでしょうか、表情を見ていると見慣れたアメリカのホームドラマみたい。だから一層親しみやすいのかもしれません。そして、このロココ劇場というところがステキ。席数514のすごく小さい劇場なのです。選帝侯カール・テオドールの夏の離宮の中にある宮廷劇場(1753年完成)です。その小ささがすごく贅沢!ここでオペラを見たら、さだめし王侯貴族の気分が味わえることでしょう。うらやましいなあ~ ロッシーニ / 『セビリャの理髪師』全曲 ハンペ演出、フェルロ&シュトゥットガルト放送響、バルトリ、キリコ、他(1988 ステレオ) 【DVD】
2009.12.10
コメント(0)
きのう、テレビで映画「風と共に去りぬ」(なんと1939年の映画!)を放送していました。 4時間近くもあって長いのでやめとこうと思いつつも、なんとなく見始めたら、結局最後まで見てしまいました。 これを初めて見たのは、高校生くらいの頃だったかな。 当時は映画館で、こんな名作映画を再び上映することが多かったですね。母がこの映画が大好きだったので、まず小説を勧められて読みました。原作は2巻か3巻ある長編なのにすぐに読み終えるほどおもしろかったのですが、その後見た映画ももっと楽しめました。 とにかくヴィヴィアン・リーが美しくて その後も、テレビで放送していたこともあったけれど、吹き替えを見る気がしなくて、ずっと見てなかったのです。だから、今もよく覚えていたシーンは高校時代に興味があったところということですね。 改めて見ると、当時は結婚前のわがままお嬢様スカーレットのかわいらしさの印象がすごく強かったのだなと思います。美しいドレス姿が大好きでした。そして昔はメラニーの聖女ぶりがあまり好きではなかったのです。でも、今では、結婚後の方がすごくおもしろいし、メラニーはなんて素敵な人なのだろうと思います。とにかく、スカーレットはなんて強くたくましい女性なんでしょうね今もあこがれますよ。そして、今も昔も変わらないのは、なんでアシュレーみたいなつまらない男を追い掛け回してたのかということ。レット・バトラーのほうがずーっとずーっとステキなのにねえ~ 【中古DVD】風と共に去りぬ <期間限定版>/名画・クラシック
2009.12.05
コメント(0)
DVD第4巻は「蝶々夫人」2004年アレーナ・ディ・ヴォローニャという古代ローマ時代の円形劇場で上演されたもの。「蝶々夫人」は、実はわたしが生まれて初めて見たオペラです。小学校のとき、芸術祭か何かで地元で青少年向けのオペラ公演があったので、親に連れられて行ったんです。そのときは日本人が日本語で歌ってましたけど、物語があんまりおもしろくなかったのかもしれません。なにかもの珍しかったという印象しか残ってないです。 これは、先日のテレビのメトロポリタンオペラにも登場した、名演出家ゼッフィレッリが演出したので、やっぱりすごくゴージャスな舞台でした。また、衣裳がワダ・エミさんだったので、和服の衣裳がきれいでした。蝶々さんって、15歳だったんだ~(そうは見えないけど)とか、ピンカートンってアメリカ人だったんだ!(・・・いまさら) とか、たくさん日本の曲が登場している!とか、 新しい発見があっておもしろかったです。タイトルロールのフィオレンツァ・チェドリンスは歌唱はすばらしいけど、貫禄がありすぎて可憐な乙女には見えなくて・・・しかも、だんだん上沼恵美子に見えてきて悲劇なのに・・・。スズキ役のフランチェスカ・フランチとシャープレス役のフアン・ポンスが良かった こんなローマ時代の野外劇場でオペラを見るのは、どういう気分なんでしょうね。椅子(もちろん石ですよね)のすわり心地は悪いのかも。夏の夜だし、やたら蒸し暑かったりするのかな?
2009.10.16
コメント(0)
オペラDVD第2弾、『椿姫』を見ました。うちにはアンナ・ネトレプコのDVDがあるので買うつもりはなかったのですが、 「オーソドックスな演出のものを見たい」と娘が言うので、結局買ってしまいました。サー・ゲオルグ・ショルティー指揮 1994年コヴェントガーデン王立歌劇場で収録されたもの。ヴィオレッタ役のアンジェラ・ゲオルギュー(当時29歳くらい)のほっそりとして美しいこと! 最初に登場したときの白いドレス姿は、まるで后妃エリザベートみたいです。そして、愛する人と別れるとき、また最後の死を目前にした再会のシーンの大熱演はすごい。そのために余計にアルフレードが、わがまま単純世間知らずのおバカおぼっちゃんに見えてしまいました。なんだかこのアルフレードはいやだなあ。魅力ないわ。ヴィオレッタの熱演はすばらしいけど、最後は死にかけているシーンとはいえ、やつれ果てて髪振り乱し、第1幕と同じ人に見えないので、もうちょっときれいにメイクしても良いのにな、と思いました。でも、やっぱりわたしにはネトレプコの「椿姫」が最高だあ!ところで、この前の「カルメン」は舞台がスペインなのにフランス語のオペラで、今回は舞台がパリなのにイタリア語。ちょっと可笑しいですね
2009.09.28
コメント(4)
オペラDVD「カルメン」を見ました。1978年の映像ですが、世界の一流歌手の出演だけにすばらしいです。しかも今年1月に行ったウィーン国立オペラ座での録画。 30年前は、お客さんたちみんなすごいドレスアップしていたんだなあ~ わたしが行ったときは、タキシード姿の人なんてそんなにいなかったですよ。 カルメン役のエレーナ・オブラスツォワは、「10キロくらいやせた森公美子さん」ていう感じ。歌はすごいですよ。 情熱的に歌い上げるドン・ホセ役ドミンゴの歌はなんてエネルギッシュなんでしょうね~ 清純な優しさをたたえたミカエラは、イゾベル・ブキャナンという人。 カルメンは一時の気まぐれでホセをたらしこんだわけではなく、本当に愛していたのです。でも自由を愛し束縛をきらうカルメンを、ホセは縛りつけようとしすぎました。束縛に嫌気がさし、カルメンはエスカミーリョに心を移します。何もかも捨ててきたホセがカルメンを自分だけのものにしたいと思う気持ちもわかるけれど、どんどんDV夫やストーカーっぽくなってしまう。カード占いで殺されることを知りながら、それでも自由を選んだカルメンという人は、ただの魔性の女ではなかったのです。 このオペラ、舞台上にいる人数がすごい!舞台からあふれんばかりです。大阪芸大のオペラを見たときも、ずいぶん大勢舞台にいるなあと思ったのですが、あれは大学生をできるだけ大勢舞台に乗せてあげようという意図かと思っていました。これ普通だったのか。 今度は何を買おうかな。シリーズは「椿姫」「魔笛」「蝶々夫人」と有名どころが続くようです。
2009.09.22
コメント(4)
書店に、CMでおなじみの隔週発売オペラコレクションが並んでいたので、第1号「カルメン」を買いました。初回は990円。実はちょっと迷っていたのですが、オペラファンの方たちからも「安い!」「お得!」と評判が良かったので。「カルメン」は持ってなかったし、指揮カルロス・クライバー、ホセ:プラシド・ドミンゴというのが決め手でした。ただし、一緒についているテキストは、このコレクションの宣伝ばかり多く、肝心の「カルメン」の解説は半分ほどだったので、それならこんな大きな版のテキストは邪魔です。DVDの箱の中に入るサイズのテキストの方が整理しやすいのになあ。なんだか整理用バインダーまで売っているようですが。 次回からは1990円になるようですが、それでもまた見てみたいものが出たら買ってもよいと思っています。とりあえず、連休の暇な時にでも見るつもりで取ってあります。
2009.09.17
コメント(2)
「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」を見てきました。 3時間近くもある大作でした。原作に忠実でよくできていて、とてもおもしろかったです。唐沢寿明のケンジがバイクに乗って現れたときは、まったくマンガから抜き出てきたかのような姿でちょっと感激してしまった。。。ただし、最終章は第1作や第2作を見たときほどの驚きはなかったし、長編をダイジェストにしたような感じが多少ありましたが・・・でも、CGやアクションシーンがたくさんあるにもかかわらず心静かに楽しめた気がします。 これも原作が良いからでしょう。この映画、歌とエンドロールが流れるあとも、しばらく続きます。映画館の入り口に注意する立て札があったのに、エンドロールが出た途端席を立つ人が数人・・・・・あ~あ、だいじなところを見逃してますよ! これから見に行く方は、どうぞ気をつけて!
2009.09.01
コメント(0)
合唱団の午後練習が休みになったので、映画「アマルフィ」を見てきました。真保裕一原作ということと、織田裕二と天海佑希が出ていることしか知らなかったですが。本当は真保裕一の原作の方を先に読みたかったのですが、何ヶ月たっても一向に図書館からお呼びがないので、とうとう映画が先になってしまいました。映画は全部イタリアロケ。豪華な画面は外国の映画に劣りませんでした。わたしには、主役織田裕二よりも佐藤浩市のほうが良かったですけど・・・アマルフィという地名は今回初めて知ったのですが、山の壁面に家が積み重なるように建っていておもしろいところ。階段だらけで毎日生活するには不便だろうと思いますが・・・。それにしても、特にここの地を選んだのは何故だったのだろう。映画では、それほどこの地の利みたいなものがわからなかったです。ストーリーも面白いし、これはやっぱり原作を先に読んでおきたかったなあ。そういえば、真保裕一原作・織田裕二・佐藤浩市というと、「ホワイトアウト」という映画もありましたよね。きょうの映画は、サラ・ブライトマンがテーマを歌っているのですが、もう結構古い「タイム・トゥー・セイ・グッバイ」を使うのはどうなんだろう?わたしはサラ・ブライトマンもこの曲も好きなんですが、どうせ出すなら新しい曲を歌ってもらいたかったです。あんまり映画に合ってないような気もしたし。それよりも、「あ、これいいな」と思ったのが挿入歌の「アニュス・デイ」。誰が歌っているのか(たぶんサラ・ブライトマンではない)誰が作った曲なのかわからないけれど、これはもう一度聞いてみたい、と思いました。イタリアの風景を楽しんだので、帰りにイタリア・ワインを買ってきました。今夜はこれで乾杯
2009.07.24
コメント(2)
予習用DVDが届いたので早速見ました。ベルクのオペラ「ルル」ルル役はクリスティーネ・シェーファーという人。わたしには、ちょっと宮沢りえに似ているように思えます(少し肉付きが良いけど)。あらすじは読んでいましたが、実際舞台となっているのを見るとすごく変わっています。登場人物がみな相当クセが強いので、オペラ歌手も相当演技力が必要ですね。そのうえ、どの歌もとても難しそうなのです。ただ、この映像で見るかぎり、ルルが「オペラの世界三大悪女」というほどには悪く見えませんでした。歌詞から想像するに、ルルはシェーン博士という人に子供の頃拾われて育てられたのですが、どうも性的虐待していたんではないかと思われます。「魔性の女」的要素はもって生まれたものだけではないみたい。しかも、シェーン博士を殺してからの転落ぶりは、可哀想になってしまう。びわ湖ホールのオペラはどういう演出で見せてくれるのでしょうか。とても楽しみになりました。
2009.06.18
コメント(0)
インフルエンザ騒動が下火になったので、ようやく映画を見てきました。『天使と悪魔』 の原作を読んだのは、『ダ・ヴィンチ・コード』を読んだすぐあとくらいだったので、もうだいぶ忘れていてちょうどよいくらいでした。この映画は、前作がかなりショッキングでカトリック教会に嫌われたので、確かいろんなところから撮影拒否にあったはず。でも、どこまで本物なのか、全然分かりませんでしたけど。相変わらず、ラングドン教授は丸腰で殺人鬼のいるところへどんどん入っていきます。勇気があるのか、無茶なのか・・・死なない方がおかしい。今回は、ちゃんとミッキーの腕時計をつけていたのは、原作ファンへのサービス? ローマ中を走り回る、ラングドン大忙しの一日の映画でしたが、引き込まれて楽しかったです。それにしても、ベルニーニの彫刻「聖テレサの法悦」は、一度本物を見てみたいなあと思いますね~。 ヴァチカンは大昔一度行ったことがあるけれど、それこそコンクラーベの最中(!)でシスティナ礼拝堂に入れなかったし、他も少ししか見えなかったので、なんとかしてまた行ってみたいものです。
2009.05.26
コメント(0)
アカデミー賞8部門受賞の映画『スラムドッグ・ミリオネア』を見てきました。これは、ヴィカス・スワラップ著の「ぼくと1ルピーの神様」という本が原作で2007年に読んだのですが、この本が実におもしろかったので映画化を楽しみにしていたのです。 原作とは少し変えてあり、映画では美しい少女とのロマンスがあって、映画にふさわしいストーリーとなっています。さすが、アカデミー賞受賞作!最後のダンスシーンはちょっと異色だったけれど、インドの映画らしくてこれも良しかな。
2009.04.27
コメント(0)
☆創立125周年を迎えた名門オーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を追うドキュメンタリー。首席指揮者サー・サイモン・ラトル率いる126名 の演奏家たちの、東アジアを巡るコンサートツアーに同行。最高峰のオーケストラを支える演奏家たちを映す。監督は『ベルリン・フィルと子どもたち』のトマ ス・グルベ。最強のオーケストラであり続けることの苦悩や喜びが赤裸々に描かれ、演奏家たちの知られざる素顔に驚かされる。☆ サイモン・ラトルは前からすごくかっこいいなと思っていた指揮者ですが、もっと若々しい印象だったのに、案外太っていておなかが出てた。。。。それでも、ステキな指揮者です。 世界のトップを走るベルリン・フィルの団員であることは、他者から常に完璧な演奏を求められる。そのためには厳しい自己批判が必要。精神的にもタフでないとやっていけないことでしょう。 台北でのコンサート後の熱狂はすごかった!まるでロックスターみたいでした。日本のクラシックファンも、あのくらい派手に熱狂してあげると演奏者が喜ぶのにね。
2009.03.30
コメント(0)
アンナ・ネトレプコ&ローランド・ビリャソンのゴールデンコンビが主演する映画「ラ・ボエーム」を見てきました。 舞台の映像ではなく映画化ということで、どうなるのか楽しみでしたけど、 どっちかというと舞台映像のほうが見たかったなあと思います。 歌は最高でしたけどね、オペラのまま映画にするというのは、なにか違うという感じがする。。。
2009.03.17
コメント(0)
☆ある夏の日、かつて開業医を営んでいた横山恭平(原田芳雄)と妻・とし子(樹木希林)の家に、長女・ちなみ(YOU)一家と次男・良多(阿部寛)一家が訪れてくる。良多は子連れのゆかり(夏川結衣)と結婚したばかりなのに、いまは失業中の身。ちなみは営業マンの夫と2人の子供に恵まれた専業主婦。家族一同が久しぶりに集まったのは、事故で亡くなった横山家の長男・純平の命日のためである。ごくありふれた夏休みの光景、それはいつものように過ぎていくはずだったが…。☆『誰もしらない』の是枝監督、この映画もセリフってあるの?と思うくらい会話が自然。先日読んだ原作も良かったが、こうして映像で見るとまた別の味わい。古い家というのはどこも良く似ているのだろうけど、懐かしくなります。見ながらいつのまにか自分がゆかりの立場になったり、ちなみの立場になったり、とし子の立場になったり・・・・ わかるなあ~。
2009.03.04
コメント(0)
ぽかぽかと暖かいので、映画を見てきました(!?)こっちの映画館はいつ行っても空いているのですが、特にきのうの1日は1000円で見られるお得な日だったはずだし、水曜日はレディースデー・・・ということで封切りしたての映画だというのにガラガラです。この頃わたしにとっては、映画館では前後左右に人がいないのが当たり前となっています。で、映画のほうは、第1章ほどの驚きはなかったものの、相変わらず原作に忠実にできるよう頑張ってるなあという感じでした。特に、新登場の女子高生小泉響子役の女の子(新人)が、まんがそっくりでなかなか好演していてよかったです。こうなったら最終章も見るぞ!その映画館でチラシを見ていたらみつけたのが、「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」という映画。 ドキュメンタリー映画です。ネット情報によると2008年11月公開、と書いてあるので、東京などではすでに上映されたのでしょうか。こちらの映画館では3月上映とのことなので、おもしろそうだから見に行こうかなと思っています。
2009.02.02
コメント(0)
☆露、仏、独、米で活動していた音楽家、舞踏家の4つの家族が、過酷な戦争時代を過ごしながらも踊り、演奏に身を投じた激動の45年間を綴るクロード・ルルーシュ監督によるドラマ。☆昨年ベジャール・バレエ団の「ボレロ」を見たので、この映画がもう一度見たかった!嬉しいことに年始深夜にテレビ放送され、録画することができたのです。1981年の映画で、当時映画館で見たのですが、このときラヴェルの「ボレロ」と言う曲を初めて知ったと思います。またバレエ・シーンがものすごく印象的で、ジョルジュ・ドンの名前とともにずーっと記憶に残っていました。改めて見てもまったく古さを感じず、戦争の悲しさがひしひしと伝わり、とても感動しました。ラストのバレエ・シーンは劇場ではなく、エッフェル塔の見えるシャイヨー宮広場の特設ステージだったのですね。ドンは1990年代に40代で亡くなってしまったので、この映画はますます貴重です。
2009.01.13
コメント(0)
明日から年賀状受付開始なので、きょうは年賀状を印刷しました。私の分はたいして数多く出さないので印刷も速く、すぐ終わりました。我が家は家族ひとりひとりが勝手に書いています。子供たちはほとんど出していません。メールで済ませるつもりなのでしょう。夫は毎年300枚以上も出していますが、今年は少し整理して減らすと言ってます。年賀状は出すのももらうのも好きですが、あんまり枚数が増えると家計が・・・なんでも今、郵便局はとても人手不足なのだそうです。 年賀状も早めに出さないと、とても遅れるかもしれないという話。 明日さっさと出してしまおうと思います。
2008.12.14
コメント(0)
見てきました!よくできてますね~。マンガを損なうことなく、映像にしてくれてます。 配役もぴったりだし、 爆破シーンなんて本物かと思うくらいリアル。子供時代を演じている子役たちがまたまたすごくぴったり!本当によく選んでます。 このマンガ、作者の浦沢直樹さんはもちろん、登場人物が同世代なので、とても楽しんで読みました。息子と半分こして全巻そろえているんです。ただ、この映画、原作をまったく知らない人にはわかりずらいかもしれません。1969年・1973年・1997年・2000年・2015年、と時代があちこちするのですが、主人公が子供の1969年はよくわかるのですが、大人になると違いがわからなくて混乱するかも・・・。きょうのお客さんのうちでも、年配の人に???という顔つきの人がいましたから。来年1月には第2弾が公開されます。早く見たいな♪ それまでにもう一度、マンガを読み返してみようと思います。
2008.09.03
コメント(2)
「ポニョ」見てきました。ポニョのお父さんって何者?ポニョのお母さんはいったい?ポニョって結局人面魚?いろんな疑問がうずまきます。それはそれで考えさせられておもしろいかもしれない。 宮崎映画の色彩は美しく、海・山・町の景色はすばらしいです。だけど、嵐や津波が街を襲うのは、このところあちらこちらで起きている水害や津波などを思わせます。 大きな波に乗って走ってくるポニョ、恐い! ポニョが「善なるもの」のようにはとても思えません。 そして、もっともイヤだなと思ったのは、そうすけの母親があまりにも無謀なこと。 ・・・ということで、わたしにはあんまりおもしろくない映画でした。歌がはやったおかげで、大勢の子供たちが見に来ていたけれど、果たしておもしろかったのでしょうか?
2008.08.20
コメント(4)
レディースデイだったので、映画を見てきました。夏休みなので、映画館は子供たちでい~っぱい、大騒ぎ!そこをかいくぐって、ちょっと怖そうな映画『ハプニング』。こっちには子供はひとりもいませんでした。しかも空いてる雑誌に載っていた映画評がよかったので、見に行ったのですが・・・人がバタバタと死にます。いったい何が起こったのか、どうして起こったのか、どういう対策をしたらよいのか、何もはっきりしなくて、謎だらけ。一応原因についてはコレ、というものが出されるのですが、見てるこっちは「ええ~、うそぉ~??」。一部グロいシーンがありますが、それも抑え目にしてあるのでまあ大丈夫。 とにかく、なんだかもやもやしているので、死体は一杯出てくるけどあんまり怖さも感じませんでした。なんだか不満足
2008.07.30
コメント(0)
全99件 (99件中 1-50件目)