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2007年08月27日
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カテゴリ: 日常生活
昨日、歌いに行ったら知人に会った。

前は毎週日曜に聴きに来てたのだけど、
仕事の都合で日曜に休めなくなってたようで、
久々に会ったから、お茶でも飲もうかという事になった。

『最近どうだった?』と聞かれたので
私は正直、台湾に失望する事があったんだ・・・といって、
ココ数ヶ月の私に(というか私たちに)降りかかった災難の話をした。

2ヶ月程前の事(昨日も2ヶ月前の事を書いていたな・・・)
白熊の働いていた学校が、ある日いきなり、


正確に言うなら、にっちもさっちも行かなくなったオーナーが逃げた・・・
ということだ。

よくよく聞いてみたら
雑居ビルの1フロアーにあるその英語学校の家賃、光熱費など
すでに10ヶ月以上も未払いの状態が続いていて、講師の給料はもちろん、
生徒が払った学費さえも持ってトンズラ決め込んだと言うわけだ。

そして、『法的処置を取ろう』という話しになったらしい。
でも、『法的処置』というのはどんな事でも
時間と労力を必要とする割りに、ナカナカ成果の見えないモノなのだ。

そして、一人、また一人、と被害にあった人々は去っていった。
過ぎてしまった事への怒りは薄れ、目の前の生活に追われ、


結局最後は、ほんの2,3人外国人の講師仲間だけになってしまった。
そして、それでも、決して諦めずに
中心になってあちこちに走り回っていたのは白熊だった。

法的機関にも関わらず、言葉の壁が大きく立ちはだかっていたので
時には、私が一緒について行って、でも私の中国語では当然歯が立たなくて、


そして今月始め、ついに白熊は『法律なんちゃら基金会』という機関から
国選弁護士を無料でつけてもらえる権利を獲得し、何度も弁護士と面談し、
すべての書類を揃え、後は弁護士に任せるだけという所までこぎつけた。
できることはすべてやって、もう後は待つだけなので
今、白熊は里帰りをし、庭いじりやゴルフをしている(らしい)。

いい話でしょ♪
このお話の何処で私が失望しなければならないのか?

それは・・・最後に残った数人の外国人講師仲間のうち
白熊以外はみんな台湾人の彼女か、奥さんがいるのに
彼女たちはたったの一度も助けてくれなかったということだ。

私たちは何度も頼んだ。
『台湾人の人が一緒に来てくれると、話がスムーズに進むから
一時間でいいから時間を作って来てくれないか?』

忙しいのだそうだ。
みんな、忙しくてそんな時間はないのだそうだ。

クラブに行って外人の彼氏を見せびらかしていい気になったり、
街をふらついて服やかばんを買わせたり、映画や食事をおごらせたり、
その見返りに性器を擦り付ける権利を与えたりする時間はあっても
失った職と少しのお金の為にわざわざ面倒な場所に出向いていく時間は無いし、
そんなことしてる暇があるなら、さっさと次の仕事探せよ

という事なのだと私には思えてならなかった。
だって、いつ来てほしいのかとか、自分は何時しか無理だとか
それだけの事さえも言ってくれなかったから。
ただ、『無理だ』『時間がない』の一点張り。


その出来事を話したら、知人はこう言った。

『え~、そんなの、当然じゃない? 彼女たちが正しいよ。
勝てるかどうかわからないし、お金だって戻ってくるかどうかわからないし。
自分の恋人がそんなことに首突っ込んでたら、僕だったら諦めるように言うよ。
世の中って、そういうものでしょ?』

そうだね。あなたの言ってる事には99%同意するよ。
でも、私が諦めるように白熊に言わなかったのは
白熊が、戦っていたからだ。
『すべてが無駄に終わるかもしれないけど、泣き寝入りはしたくないんだ』
白熊がそう言ったから、私は納得したし、
一緒に疲れ果てたり、イライラしたり、悔しくて涙ぐんだりもした。

もしかしたら、あなたみたいな考え方の人と一緒にいる方が
幸福だと感じる人は多いかもしれないね。
でもね、私はこう思う。

戦う事をやめてしまった人達、戦い方を知らない人達、
そして、いつ戦うべきなのかわからない人達が“世の中”を
勝手に作って安心しているだけなんだ。
そして、戦えない人には、守る事もできない。

怒りをあらわにしたり、口汚くののしったり、暴力を振るったり
失礼な態度をとったり(これらは全て私の得意技だな・・・^^;)
そういうことをしたことが無い白熊が
キバを抜かれ、爪を切られた動物園の白熊じゃなくてうれしかった。

そして、ひとつハッキリわかった事がある。

かつて、貢ぎ物や、熱いラブメッセージや、恥ずかしくなるような言葉を
いっぱいくれたあなたが、それでもやっぱり私の隣にいないという理由。





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最終更新日  2007年08月28日 12時02分54秒
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