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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。18歳未満の方は閲覧禁止にさせて頂きますのでご協力ください。
全の手が服に触れる、今更、だけれどなんでスエットなんてのを着ちゃったんだと思う、脱がせ難いじゃない、色気、無いじゃない!全は横になって脱がせにくいスエットの上着を剥ぐのに苦心している、邪魔になる氷枕を退けてベッドヘッドに体をもたせ掛けると僕を起した。
全の表情は見えない、カサカサのてが上着の裾を持ち一気に引き上げた時、脇腹を全の手が僅かに触れた、瞬間「はぁ~」という声が漏れそうに成ったけれど寸前で飲み込んだ、駄目、そんな声、彼には聞かせては成らない、僕がどれほど全に弱いかがバレテ仕舞う。。。
「ごめん、顕一辛いだろうけれども、もう一度、横になってくれくれるかい」
僕は素直に横たわる、やっぱり頭がクラクラするから熱が有るのだと実感する。
氷枕の代わりに頭を何時もの枕に頭を預ける、寒いのは変わらないけれど僕の心臓はそんな事はお構い無しにドクドクと音をたてる、彼に聞こえてしまわないかと心までもが跳ねる。
「顕一。。。」
訝しむ様に全が僕の顔を覗きこんだ、駄目、そんな近くで全の顔など見ることなんて今の僕には不可能に近い、顔が火照る、駄目、こんなに反応しては駄目だ。。。
「顔が相当赤いね、さっきより熱が上がったのかな、明日は医者に行こう、いいね」
冷静な彼の声が憎らしい、こんなにも僕を感応させているのは全、君なのに。。。彼が僕の隣に身を横たえて布団を被る、男二人が眠るのには狭いベッドの中でお互いの肌を密着させる。
全の肌は手とは違ってしっとりしていて気持ちがいい、もっと触れて欲しいと思う、ああ~なんて浅ましい僕。。。彼は全裸だけれど僕はスエットのパンツを履いていることに感謝した。
流石に全裸は不味いと思ったのだろう。。。そうだよね、男同士が全裸で抱き合うなんて全の中では有り得ない事なのだろう。。。
首の下に右腕を入れられて背中から抱きこまれる格好になる、全の息が僕の首筋に掛かる、駄目だよ全、それ以上くっついちゃ、その時、僕の体がピクリと跳ねるのが分った。
気付かれたかな?
「顕一、平気、嫌だったら放れて他の方法考えるけれど」
嫌じゃない、けれど駄目なんだ、全。。。これ以上密着したら僕の体は君に反応してしまう、知られたくない、本当は僕が君にどんな感情を抱いてるいるか、僕が何を想像してここに居るのか知られたら。。。冗談のままで済んでいた事を冗談でなくしてしまったらきっと全は僕から離れるだろう。
腕を組んで僕を抱きしめる、密着感が強くなる、ああ~熱ではない眩暈が僕を襲う。。。やっぱり陳腐なドラマの主人公の心境で僕は暖めあう=抱き合うのだと感じた。
全の体温が気持ち良い、二つの心音の速さはバラバラだけどこのまま重なり合って眠りに落ちたい、そう、そうなら成れば今日のこの感情を忘れられるのではないだろうか?
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