BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年05月11日
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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。





「顕一、うちに来ない?ここは寒い、君ともう少し話がしたいんだが」
「。。。しかし。。。」
「心配しなくていい、私は一人暮らしだ、迷惑の掛かる家族はいない」
「まったく知らない赤の他人をそんなに簡単に誘って良いんですか?」
「君は用心深いんだね、けれど君が誘って欲しいって顔をしてるよ」

僕はそんなに淋しそうに見えたのだろうか?それとも何か感じるものを見つけられたかな?全のいない淋しさがにじみ出てたかな?

そういえば全にいわらたっけ「ものほしそうだ」ってそんな僕を見破られたのだろうか?何でも良い、心が晴れればそれで良い、これって自分本位の考え方だよな。

「どう?私の家に来るつもりになったかな?」

顔を覗き込まれてちょっとびっくりした、こんな時間でもお邪魔していいのかなんて思ったけれど向こうがそういってるんだ。
行ってみよう。。。

「ヘックション」
「大丈夫?これを着るといい」

そういって彼が着ていたコートを着せられた、僕には大きいけれど暖かい、なんだか恋人のように扱われるのって嬉しいものだって悠長なこと考えてる場合じゃない、彼は寒くないのかな?今年は暖冬の所為でまだ冬だってことを忘れてた、午前1時とも成れば寒いのは当たり前だ。

「あの。。。」
「何?」
「寒くないですか、これ、借りちゃったし。。。」
「やっぱり君は可愛いよ、ほらあの家だから」

にこりと笑って和希さんは僕の肩を抱いてある家を指差した。
その家は閑静な住宅地の中でもひと際目立つ大きな家だった、僕は和希さんの顔を凝視すする。
この人はサラリーマンだって言ったけれど普通のサラリーマンがこんな家、住めっこ無い、だってそうだ暗くて外観は分からないけれどテレビのお宅拝見に出てきそうなくらいの大きさは有りだろうと推測する。

「どうした?」
「いえ、独りでお住まいだって言われたのにこれほどまで大きい家だとは。。。」
「ああ~そうか、驚いたか、君が驚くのも無理は無いな」

そういいながら僕の肩を抱いたまま家の門を潜ると玄関の鍵を開けて照明を点けると広い玄関と長い廊下が広がっていた。
豪邸だ、本当に独りで住んでいるなかな?表札見れなかったな。
玄関に入って靴を脱ぐ、和希さんも僕の隣に靴を脱いで綺麗に揃える、僕はそれを見て慌てて靴を揃えよとしたけれど彼がそれを制して揃えてくれた。
玄関のすぐ傍の階段の脇を通ってすぐの部屋に通された、そこは白くて広くて置いて有る物といえば壁際の大きなテレビと黒い革張りのソファー、そしてビデオラックにローチェストと真ん中には広いガラスのテーブルが有ってその上には大理石だろうか?で出来た灰皿が置いてある。

なんだか夢を見てるようだ、僕が立ち尽くしているとエアコンのリモコンを手にニコヤカに和希さんが笑いながらコートをコート掛けてソファーに座るように勧めてくれた。
ソファーの左手にカーテンが閉められているが大きな窓が有るのだろうと想像が出来た。

「そんなに珍しい?」
「済みません、人の家に上げてもらった上に観察だなんて」
「いいんだ、独り暮らしなのにって思ったんだろう」
「い。。。いえ。。。」

ばれてる。

「いいんだ、誰しも初めて来た人間はそう思うだろうから、まぁ~訳ありの独り暮らしだからね」

なんて言いながら笑う和希さんの目が悲しそうなのはなんでだろう、けれど聞いてはいけない気が直感的にした。

その時だった、和希さんが上着を脱いで僕の隣に座る、長い足を組んで僕の肩に腕を回す。
なんて長い腕に足だろう、益々感じる僕自身のコンプレックス。。。

「なんで顕一はあそこに居たのかな?」
「少し頭を冷やしたくて。。。」
「そう」

それ以上聞かないでくれるのとても嬉しい、そして思う、和希さんから香る匂い、さっきコート借りた時にも香ってた、柑橘系の優しい香り、なんだかリラックス出来る。

「和希さん?」
「嬉しいね、君はやっぱり可愛いよ」

といきなり額にキスをされた。

「ちょっと何するんですか」

膨れた僕を彼が笑う、なんだか不思議と落ち着く笑顔だなんて絶対に言わないけれど彼のこんな顔好きだな、初対面なのになに言ってるんだ?
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最終更新日  2009年05月11日 02時32分11秒
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