BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年05月16日
XML
BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

至福

こんな幸せでいいのかな、なんて思いながら和希さんが仕上げてくれたスープを口にする。
和希さんが言ったとおりハルさんのパンプキンスープは絶品だった。
でも、これって和希さんが作ったわけではないよねって思う、だってそうでしょあれだけ気合を入れた格好であれだけ豪語して置きながら和希さんがしたことは牛乳を入れてかき回しただけだった。

けれど気持ちが嬉しい、和希さんは僕の横でパンとスープを頬張っている、なんだか幸せそうだ、だったらいい、和希さんが幸せならそれでいいって思った。

「顕一?」
「なに?」

心配そうに僕の顔を伺う彼の瞳が笑ってる。


「この後、どうしたい?」

そだ、まだ時刻はお昼前、食事をして後片付けをしても時間は十分に余る。

「僕とデートしませんか?」
「デートねぇ~でも、君は安静にしないとね」

ねっ!て。。。笑顔でいわれても。。。

「そうだ、和希さんの時間が許す限りDVD観ませんか?」
「いいねぇ~」
「じゃぁ借りに行きましょうよね」

こんなのしたかった、好きな人と時間が許す限り映画鑑賞なんて、全とでは出来ない思い、和希さんは僕の事を甘やかしてくれる。
このまま、甘えてしまっていいなかな?
そう、よく考えてみれば僕らはまだ付き合ってる訳じゃないのに図々しいって思われて無いだろうか?


「いいえ、何でもありません」
「そう、眉間に皺寄ってるよ」

と僕の眉間に指を添えて皺に沿って動かす。
こんなこと思うのは和希さんに失礼かも知れないけれどなんだか可愛い人だと思った。

「で、レンタル店は近いのかな?」

「そう、だったら良かった歩いて何十分も掛かるなんて言われた君を置いて行かなければ成らないところだった」

和希さんは嬉しそうに僕を見て「じゃぁ行こうか?」というとテーブルの上の皿をキッチンに放り込むと僕の手を取って表に向かう。
この人ってきっちりしてるようで意外にズボラなのかな?そうか、ハルさんが居るから家のことは気にしないでいいのかも知れない。

細かいことは気にしないで和希さんは僕の肩を抱く、彼の香りに包まれる、嫌いじゃない爽やかなシトラス系の香りが僕を気持ちよくさせる。
和希さんはこの事は無意識なんだよね、だって僕の好きな香り知らないんだよね。
でも、こんな些細な事が僕には嬉しい。
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村 ←ランキング参加中です!クリック宜しくお願い致します!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年05月16日 01時58分00秒
コメントを書く
[焦れる僕を満たして欲しい] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: