BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年06月07日
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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい





「顕一、これで終わりだ、さようなら」

その言葉を言い終えた時、全の目からは雫が零れ落ちてそれを隠すように眼鏡を掛けるとベッドを降りてドアに向かう全は振り向くこともなく立ち去って行った。

目が覚める、全の姿は夢の様にどこにもなくてサイドボードには白い封筒が置かれていた。
胸が痛い、愛人だなんて言いながら僕を恋人の様に優しく抱いてそれで「さようなら」なんてなんだか捨てられたみたいだ。
封筒を手に取るとそれは伸び々に成っていた佐伯賛成の受賞祝賀パーティー兼、婚約披露パーティーの招待状だった。
胸がズキリとした愛していないのになぜだろうと思うと同時にこれで全ともは切れたのだと心のどこかでホッとしたような、切ないような思いと同時に涙が溢れ出す。
結局、僕はチェックアウトぎりぎりまで部屋で寛いでホテルを出ると自分の部屋に戻る、こんなとき和樹さんの顔が見たくて仕方がない、甘えてると思うけれど彼が僕に癒しをくれるんだ。
そう、僕の恋人は和樹さんなんだ。
パソコンを開けるとメールをチェックする、いつも届いてるはずのメールがない、なんだか見捨てられた気分になった、でも、忙しいのかもしれない、アメリカの会社との提携で向こうに行っているということだから彼にとっては気の抜けない日々だろうに僕に時間を割くのならば提携相手の方に気を使った方が和樹さんにとっては有意義なはずだ。
我慢しなくちゃと思う。
そのときだった、編集社からのメールが届いた、全ではない。
会社に来て欲しいというものだった。
なんだだろ、出版社に呼ばれるなんていろんなことが頭の中をぐるぐる巡る、とにかく僕は出かける準備をするとタクシーで出版社に向かう、何があるというのだろうか?

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最終更新日  2009年06月07日 23時40分40秒
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