BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年06月13日
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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。




だとすれば和樹さんの家族。。。僕は知らない。。。

「顕一、大丈夫?」
「うん、ありがとう少し落ち着いた、ねぇ、全、何で人を好きになるんだろう」
「さぁ~何でかな、気づいたらその人の事が気になって仕方なくなる、そしてその人と一緒に居たいと思うのが好きってことじゃないかと俺は思う」
「そう。。。」

そうなんんだ、だから全は佐伯先生のことをそうやって思えるようになったんだ、僕は和樹さんのことどうやって好きになったのだろうと出会った日のことを思い出してみる。
最初、和樹さんを見たときは日本人ではないのかと思った、声を聞いてテノールで優しい声なのだろうと思った、そのときもうすでに惹かれていたのだと思う、一目惚れってこういうことをいうのだと気づいた。
和樹さんはどうだったのだろう。

「顕一、春日さんから」

全の携帯に春日さんから連絡が入った、どんな結果でも平気で居られるだろうか、自信が無いこんな経験なんて無いのだから当たり前だと思うけれど怖い、さっきまで何とか自分を保っていられたけれど。。。心臓が飛び出しそうなほど脈を打っている。

「顕一、大丈夫か?俺が聞いてやるよ」
「いい、全、それは僕の役目だよ」
「そう、だったらしっかり聞かなくちゃ、手が震えてる」

僕は全の差し出した手から携帯を奪うと春日先生の声に耳を傾けた。

「春日先生。。。」

携帯の向こうから聞こえてくる声が遠く聞こえる、僕の足が震えだす、それを抱きとめて全が先生の話を聞いてくれた。

「無理言って申し訳ありませんでした。はい、ありがとうございます」

一通り話し終えると全は携帯をしまって抱き止めていた僕を抱きなおして椅子に座らせてくれた。
もう駄目だと思った、全がもう一度抱きしめてくれる、涙が溢れて来て全の服に染みを作って止まらない、こんなに泣いたのはどれくらい振りだろうかと思う。
泣くというよりは嗚咽と言った方がいいのかもしれない。
和樹さんを思って泣く。。。
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最終更新日  2009年06月13日 02時58分33秒
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