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BL小説です。興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
風呂では何も無かった、その代わり朔耶は約束をさせられた。
「絶対に今日の事は他の人に話していけないよ、僕達二人の秘密だよ、これを誰かに話したら僕は家庭教師を辞めるからね」
そういわれて朔耶は無言で頷いて絶対に話さないと誓って指切りをしてそれを西本は笑って頭を撫で身支度を整えて母親と入れ違いに藤野の家を後にした。
朔耶は西本が彼にした事だけは話さないで学校での出来事、家での勉強の事を話し、母親は疲れていた笑顔で朔耶の話を聞いた。
母親はこれでコミニケーションが十分だと思っていた、実際、朔耶は寂しいとか口にした事が無かった。
あれから何度か西本と勉強することは有ったが朔耶に触れて来ることは無かった。
正直なぜだと思った、朔耶は約束したのだからまた何かいい事が有るのだと思っていたから少し寂しいと思っていた。
そう、西本にされた行為は朔耶に取って秘密を共有することで友情の証のような意味を成していたのだ。
「先生。。。」
「どうしたの朔耶くん」
「勉強を終わりにしようよ」
「疲れちゃった?」
「そうじゃないよ」
「だったらなに」
朔耶は言えないと思った、自分から言ってはいけないことだと思った、だから西本から言うまでは黙って言うと思ったのだった。
「どうしたの言わないと分からないよ」
「言って言いの?」
幼い瞳が西本を見つめ何か言いたげにしているのを西本は察していたがあえて言わないで朔耶自身から言わせるように仕組んでいたのだった。
「何も無いのなら勉強を続けるよ、まだこの問題解けていないのだからね」
そういって算数のドリルの問題を指差すと回答を促した。
「ねぇ~朔耶くん何が言いたいかは先生分かったよ、でもね、今日は駄目なんだ、今度、お母さんが帰りの遅いとき教えてよ」
甘い声で耳元で囁くように話されると朔耶の背筋をくすぐったいものが走ったのを感じて体を捩じらした。
「うん、こんどお母さんにきいておくね」
屈託の無い笑顔を朔耶は向けてくる、それを見た西本は心の中で呟いた。
《これほどまでになるとは育てがいが有るのか楽しみだ》
そんな思いを朔耶は知らないというか知らなさ過ぎたのだった。
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