BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年08月08日
XML
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。




そう言われて残りの2日を旅館での日々と変わらない生活を送った、朝起きて抱き合い寝る前に抱き合う、そんな淫らな中でも旅館と違うのは自分達で洗濯をし、食事を作らなくては成らないと言う事だった。
和樹さんはハルさんに教わって料理が出来るようになったて言ってキッチンに立ったけれど普段、器用になんでもこなす彼が家事に関しては不器用だと言うことが驚きだった。
仕方が無いので家事全般は僕が担当したかれど掃除は自分がすると聞かないからそれだけは任せることにした。
大きな体で掃除機を扱う姿がとても可愛らしいと思った。
そんな楽しい日々は早く過ぎ、和樹さんは日常の世界に戻った、ハルさんも休みが明けて帰って来た、久し振りに会ったハルさんは相変わらず明るくて元気な人だった。
帯締めと僕からの土産物を受け取ると非常に気に入ってくれた。
嬉しかった、けれど僕の帯締めとお揃いだと知ったらどんな顔をするだろうか?それは絶対口が裂けても言えない事実だ。
僕も自分の世界に戻る、また原稿に向かい合う日々が始まる、けれどその前に考えなくてはならないことがある、それは和樹さんとの生活のことただ一緒に暮らすだけならば問題は無いだろうがいざ現実を考えるとそれが良い事だとは思えないどうしたらいいのだろうか?
僕は独り、久し振りの僕のマンションで過ごす、長く離れた所為だろうか自分が過ごして来た香りがなくなってる様に思えた。
自分の部屋はこうだったんだと思わされる。
その時だった、ドアが開く、忘れていた現実を突きつけられる。

「ああ、お帰り、ここには戻らないかと思ったよ」
「全。。。」
「なに?そんなに怯えた顔しなくても何もしやしないよ」

そうだ忘れていた顔に存在、会いたくなかった人物、皆藤全、僕の以前の想い人、今はなんとも思っていないけれどただ恐怖がここにあるんだ、こいつは僕を愛人にしてる、二人の間に愛だの恋などは存在しない、ただあるのは脅されているという状況とそれをネタに僕は彼の性処理の道具だと言う事だった。

「あの。。。全。。。鍵を返して欲しいんだ」
「なに?唐突に」
「君はもう、僕の担当ではないのだろ、だったらここに出入りする必要はない、だったたら返してくれるのが筋じゃないのかな?」
「筋?そうか筋ね、筋なら有るじゃない、君は僕の愛人なのだから鍵は返せないね、例の写真は何時でもホームページにアップ出来るように準備してあるからね」
「お願い、あれは返して」
「さぁ、どうしよう、それは君、次第だね」

厭らしい笑を浮かべて僕の服に手を掛けるとボタンをひとつずつ外していく、けして見られてはならない痕が顔を覗かせる、僕は精神的な身震いを起こした。

「さむいの?」

同じ台詞をかずきさんから聞いた、あの時の感情とは違う震えになにも言えないでいると唇が僕の耳に降りて来て囁きかける。

「厭らしく躾けてもらったみたいだね、ふん、見せ付けてくれる、だけど君をどれだけ厭らしく躾けても俺のものには変わりないからね、覚悟すると良い」

和樹さんに囁かれる時は気持ち善さしかしか感じられないのに全にされるとおぞましさしかない、体全体に鳥肌が立つ。
唇は徐々に胸を目指す、そこには首筋よりも無数の痕が残されていた。

「これは俺に対する戦線布告と考えていいのかな?それとも所有物だという刻印?どちらにせよ良い、君は僕に抱かれるしか選択の余地は無いからね」

抱き寄せてお尻のラインに手を這わせられると息が上がってしまう、感じていないのだからこれは反射なのだと自分自身に言い聞かせる。
唇に唇が重なる、嫌だ。
思わず全の唇を噛むとそこから出血して離れる。

「つっ。。。操だてする気なのか?今更だよな、散々俺に抱かれたのだから操も有ったものじゃないよね」

傷ついた唇を舌で舐めると忌々しげに僕を睨んで手を捕らえると振りほどこうとした僕に平手で殴ると傍にあるベッドへと無理やり押し倒して自分のネクタイを抜くといとも容易く腕を縛り上げてしまった。

「丁度良い、ご主人様の趣味にぴったりなんじゃない?」

と腕に残る痣に舌を滑らせると僕の上に跨って抵抗を封じてボタンを引きちぎるようにシャツを左右に強引に開いた。
ボタンは音を立てて飛んでいくそれと同時に晒される愛された証が残る体、全は笑いながらその痕を吸う。
全なのに和樹さんにされているんじゃないだろうかと錯覚が起きるほど僕の体はその愛撫に慣らされていた。
感じたく無いのに感じてしまう。

「うっ。。。うっ。。。」

消して声は出さない、聞かせるのは僕を愛してるって言った和樹さんだけだ。

「強情だね、まだ抵抗するの?だったらあの薬を使おうか、あれは凄い効き目だったね」
「。。。」

言葉が出ない、あんなのを使われるのはもうごめんだったあれは自分の意思には関係なく感じてしまうからだ。
あれを使われる前に抵抗しなくちゃ、逃げないと僕は全から離れられないようにされてしまうだろう。





にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村 ←ランキングに参加しています、バナークリック宜しくお願い致します。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年08月08日 04時00分04秒
コメント(2) | コメントを書く
[焦れる僕を満たして欲しい] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


こんにちは  
YA さん
久しぶりの全君登場ですね。和樹さんとの幸せ気分も良いけど、やはり全君の存在が気になります。婚約者はどうなったんでしょう。何故、顕一君に拘るのでしょう?結婚しても、顕一君との関係は続けるつもりなのでしょうか…色々気になるところです。お話の続き楽しみにしてますね。 (2009年08月08日 17時07分03秒)

Re:こんにちは(08/08)  
佐玖螺  さん
YA様
こんばんお久振りです!お元気でしたか?
長いことLOVE×2していましたが蜜月はここら辺で終わりの様です、全ちゃんは良いタイミングで現れましたね、どうなるか楽しんで下さいね!
(2009年08月09日 00時35分34秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: