BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年08月30日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。



切ない空気が流れてるけれど全が抱き締めていてくれるから心は落ち着いている。
このまま甘えてしまいたいと思うのは僕のエゴなんだよな、そうだよ、このままなんて許される事もない。
ここは僕の部屋だから出て行くのは全だけど部屋から出て行ったらもう彼は戻ってこないだろう、親友と言う絆も切れてしまうのかな。

「全、好きだよ」
「お前の好きは友達としてだろ」
「全。。。ごめん。。。でも。。。」

涙が溢れて来る止めようとするのに止められない。

「泣いているの顕一。。。」
「全。。。僕。。。気付けなかった。。。」
「泣くな。。。俺がいけなかったんだ。。。自分の心に気付くのが遅かった。。。俺の責任だよ。。。だから泣くな。。。」

頭を撫でられる、優しくて気持ちがいい、その手が背中へ流れるように移動する。
背中を擦られて首筋に口付けれられる。
なんだか母親にあやされる子供のようだと思う。

「全、くすぐったい。。。」

手はまだ背中を擦ってる、変な意味はなさそうだけどこのままキスの場所を変えられた変な気分になりそうだ。
体中が痛いからもうしたくないと思うけれど全と繋がりたくない訳じゃないって思ってみたりもする自分がいる。

「こうすると落ち着くだろ、泣くな、お前の泣き顔はもう見たくない笑顔だけのこして俺の記憶に。。。」
「全。。。なんでそんなこというの消えちゃうみたいじゃない、全は友達でも居られないの?恋人は無理でも友達で。。。て言うのは虫が良すぎるよね。。。」
「そうだな、俺と同じこと考えてたのか。。。俺はね、顕一、体だけが欲しいんじゃないんだよ、心も欲しい欲張りなんだよ、あんなことをしておいて言えた義理じゃないが心と体両方、欲しいんだ」

友人と言う選択肢は無いって事なんだと思った。
胸が苦しいと思った。

「泣くなって言ったじゃない。。。」
「と、友達としても存在出来ないのならこのまま突き放してよ、優しいのは残酷だよ。。。」

溢れる涙が止まらない、バスローブを濡らして行くのが分かる。
背中を擦るのを止めて僕を仰向けに寝かせると来ていたバスローブを脱いで覆いかぶさる様に体を合わせる。
バスローブが邪魔していた分、体温が遮られていたけれど全の体温が直接触れてくるからとても温かい。

「全。。。」

言葉の続きが出ない、僕は何を言いたいのだろう、まるで金縛りに遭った様に体が動かない、全は僕をどうしたいんだろう。
このまま抱かれるのかとも思ったけれどそうでも無さそうで重さと体温だけが伝わって来る。

「裸で抱き合うと本当に温かいな」
「全。。。何するの?」
「何がしたい?お前の望み通りのにしよう」

卑怯だと思った。
僕に何を求めているのだろうか、その先を望んでいるのかな、試してる?

「全はなんでもしてくれるの?」
「そうだな、お前が離れろって言えば離れるし抱けというなら抱く、帰れというのならこの部屋から立ち去ろう」
「ぜん。。。」

僕には決められない「帰れ」なんて言ったら本当に全は帰ってしまうだろうと思う。
そしてもう、二度とこの部屋には足を踏み入れる事は無いだろうと思うと僕は言葉を発することは出来ないでいた。

「ちゃんと言わないとこのままだよ、いや、抱いてしまうが正しいかな、さぁどうする?」

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最終更新日  2009年08月30日 03時22分44秒
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