BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年09月01日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。



全がそういって家に泊まるのは初めてだと思った。
なぜ、そうなったかなんて分からない、きっと成り行きだと思った。
全はライトを消してそのままベッドに潜ると僕を抱き込んだ、こんな状況じゃ眠るどころか緊張で目が冴えてしまった。
瞼を閉じた全を見上げるように見ると既に眠りに落ちてスヤスヤと寝息を立てていた。
こんな角度から見上げることって無かったからなんだか不思議な感覚に捉われる。
規則正しい胸の上下を感じながら僕も瞼を伏せた。
暗闇が広がったけど心が落ち着かない、全の体温は僕を緊張させた。

何時の間に眠ってしまったのだろうか全の体温をあれほど感じていたのに肌寒さで目が覚めた。
隣に居るはずの姿を探した。
そこには何も無かった。
きっと帰ったのだと思ったからあまり深くは考えなかった。
サイドボードを見た。
そこには何かメモのようなものが置かれていたのを手にとって薄暗い部屋の照明をつける。
寒いからエアコンをつけて側に有ったパジャマを着る。
目が霞むのは寝起きだから目を覚ますために顔を洗いに洗面所に向かうと鏡に映った僕の上半身は無数のキスマークと歯型が残されて顔は浮腫んでいた。
酷い顔だと思った。
寝室に戻ってベッドに腰掛けるとさっきのメモに目を通した。
見慣れた文字、癖のあるものだけど読めないわけじゃない文字に目を向けるとそこには『さようなら』とだけ綴られていた。
もっと書けば言いのにと思うと同時に全は自信で答えを出していたんだと感じた。
僕とは本当に終わりなのだと思った。
悲しかった、こんな終わり方でいいのかと思ったけれどこれが全の答えだとしたら仕方が無い事だと思ったのと同時に全はもう戻らないのだと確信した。

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最終更新日  2009年09月01日 03時14分11秒
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