BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年09月15日
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カテゴリ: 君がいるから
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

朔耶と倉本は楽しく荷造りをしていく時には冗談を言いながら時には行く場所のミニ知識を調べながら時間はあっという間に過ぎていった。

「さっくんパンツは白か?」
「いきなりなに変態みたいなこと言うの?」
「だって兄ちゃんが男はトランクスだってズボン脱いで見せるんぞ!」
「兄ちゃんトランクスなのか?それ尊敬する!俺ねトランクス履きたいけど母さんが駄目だって。。。倉本は?」

瞳を輝かせて倉本に問い掛ける顔が可愛くて顔を真っ赤にさせた。
視線を逸らせて答えようとする顔を下から覗いて来るのが恥ずかしくてそっぽを向いた。

「なんで目を逸らすの?」
「や、パンツの自慢話ってどうかな?」

自分で振って措きながら朔耶の行動に目を白黒させているのが面白いのか倉本を捕まえてズボンを脱がしに掛かる手を捉える。

「ば、ばか。。。」
「いいじゃん!俺のさっき見たじゃない?解った!倉本も白なんだぁ」

笑いながらお互いの体をくすぐりあっていると玄関でチャイムが鳴った、朔耶はじゃれあっていた倉本から瞬時に離れると玄関に駆け出していった。
倉本は独り取り残された気分で部屋の真ん中で寝転がった。
玄関からは二人がふざけ合う明るい声が聞こえて来た。
これで良いと思った。
朔耶が楽しく過ごせるならしかし、その相手が自分ではなく西本で有ったのが気に入らなかった。
勢いを付けて起き上がると自分のお泊り道具と朔耶の荷物を持って玄関へと向かった。

「ああ、倉本くん来ていたのか、その荷物は?」
「昨日、泊まったんです」
「そう」

なんだか余裕だと思った。
これが大人かと思った。
自分は早く大人になりたいと思った。
そしたら朔耶をこんな大人に任せなくても自分が大切に出来るのにと考えた。
無力で小さな自分が腹立たしく思えた。

「さっくん俺帰るわ」
「倉本、もう帰っちゃうの?」
「帰っちゃうってこれから出てくんでしょ、俺、居たって仕方無いじゃん」

持っていた朔耶の分の荷物だけを乱暴に置いて靴を履くと玄関を出ると振り向いた。
朔耶が立っているのに気付いたがそのまま自分の家まで走った。
悔しくて泣いた。

朔耶は玄関に戻った。
西本が心配そうにしていた。

「喧嘩しちゃった。。。」

大きな瞳から涙が溢れそうだった。
母親が留守なのを解っていて抱き締めてキスをした。

「先生。。。行こうよ。。。」
「ああ、そうだね、お母さんは?」
「朝、出かけた、先生に宜しくだってこれ渡す様に昨日言われたの」
「そう」

差し出された封筒を開封した。
そこには手紙と幾らかの現金が入っていた。
手紙には旅費だと書かれていた。
この金額で子守をしろと言う意味だと悟った。

「じゃぁ行こうか、その前に戸締りしなくちゃね」
「うん!」

さっきまでの泣き顔は消えていた。
家に上がり火の元、窓の戸締りを確認した。
朔耶は自分の部屋の戸締りに行った、倉本のペンケースを見つけた、これを持ってお土産を渡して謝ろうと思った。

「朔耶くん、出かけるよ戸締り出来た?」
「はい、今、行きます」

部屋を出て玄関の鍵を掛けポストに入れる。
家族の誰もが合鍵を持っていたが無くしてはいけないと朔耶が出かける時にはこうして行く決まるに成っていた。
二人は手を繋いで歩いた。
倉本の家の前まで来ると彼の部屋を見上げた。
そこには倉本の顔が覗いていたのだったが目が合ったとたん逃げてしまった。
視線を落として歩いた。

「う?どうした喧嘩が気に成る?」

無言のまま頷いた朔耶を立ち止まり肩車して駅へと向かった。
落ち込んだ朔耶から笑い声が漏れた。

「喧嘩は仲が良いから出来るんだよ」
「なんで?」
「だってそうじゃない、仲が悪いと言葉さえ交わす事無いでしょ、喧嘩に成り様ないじゃない」

西本と自信寒い言葉を口にしたと思った。
朔耶は大きく頷いて倉本への土産を何にしたら良いかと相談して来た。

「時間は有るからゆっくり考えれば良いよ」
「うん!」


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最終更新日  2009年09月16日 01時26分20秒
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