BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年10月17日
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カテゴリ: 君がいるから
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。R-18

あれから数日、何も無かったように日々は動いていたが母親は仕事を辞め朔耶には家庭教師が付くことは無くなった。
西本は教え子の家族から子供に猥褻な行為をしたと訴えられ逮捕された。
朔耶の親達も訴えるものだと事情を知った人物は皆、思ったが世間体重視の父親が反対し訴えは起こず、朔耶を転校させる方向で話が進んでいた。

そんなある日、どこで嗅ぎ付けたのかゴシップ雑誌が朔耶の事を記事にし、必要以上に母親を追った為、とうとう母親は精神を病んで入院する事になった。
当事者の朔耶も父親から忌むべき存在のように扱われ、子供の居ない叔父夫婦が朔耶を引き取り、転校を余儀無くさせられた。
叔父夫婦は朔耶を可愛がったが朔耶自身は家族がバラバラになった事で自分を責め、明るかった子供は暗くて目立たない子供へと変わってしまった。

あれから1年が過ぎた。
忘れようにも忘れられない記憶だったが多少は薄れ掛けていたある日の事だった。
両親が事故に有って亡くなったと連絡が学校に入った。

一時退院で戻っていた母親を病院へ送り届ける途中、坂道でガードレールを破って谷へ転落したのだ。
朔耶は親類の反対から血の繋がった両親の葬式に参列を許される事無く葬儀は終わった。
幸い、遺骨は叔父夫婦が弔うことになりそれに手を合わせることが出来たのだったが法事への参列は勿論、親戚付き合いは悉く朔耶は呼ばれる事は無くなった。
そんな朔耶を叔父夫婦は大切にしたからグレルことも無く育った。
弓道は叔父が朔耶に教えたものだった、だから大切のしようと思い、高校進学は弓道部があり進学の出来る学校を選んだ。
しかし、朔耶の盾になった叔父夫婦も批判の的に成っていた事を知ったのは中学上がると時だった。
朔耶は決意し高校進学と同時に家を出て独り暮らしを始めた。
家を出ると告げると叔父夫婦は反対したがそれを説得させアパートを借りてもらった。
生活費は朔耶の両親が残した遺産だった。
それは叔父夫婦が管理してたが独り暮らしを切っ掛けに全てを朔耶に渡したのだった。
優しく暖かい夫婦に朔耶は今でも感謝している。


「バカ言わないで下さい」
「バカじゃない、真実なんだよ」

抱き締められた背中の体温が心地良いと思った。
栢山だから話す事の出来た事実だった。

「だから栢山、俺は綺麗じゃないんだよ、綺麗だなんて言わないでくれ」



「いえ、貴方は綺麗ですよ、そうやって泣けるでしょ、惨いことしたのは大人なのに貴方の所為にしてた奴らの方がよっぽど汚いです」

顎を取り上向かせると口付けをした。

「貴方のヴァージン奪ったのが俺ではないのが残念ですがね、ところでその西本って人、今でも愛してますか?」
「さぁ、どうだろう、幼かった頃の思い出だからな、あの人の事は嫌いには成れ無かった、今、愛してるって聞かれたらそれは違うって答える」

栢山はもう一度、口付けた。

「俺がもっと愛してあげますから余所見しないで下さい」
「ああ、分かった、お前も余所見しないで欲しい」
「ええ、絶対離れません、俺は朔耶さん独りのものです、だから独占して下さいよ」

長らくお付き合いありがとう御座いました。
朔耶の少年時代は終わりました。
「君がいるから」は新しい登場人物を加えて第2章?の始まりです。
宜しくお願い致します。

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最終更新日  2009年10月17日 03時45分37秒
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