BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年11月14日
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カテゴリ: 君がいるから
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。


「俺は、お前が居るなら壊れたりしない」
「朔耶さん。。。」

呼んだ人の顔を自分の方に向けると触れるだけのキスをした。
笑顔を向けて手を離すとバスルームへと向う栢山、それを見送った藤野は伏せたノートパソコンを開いた。
画面に目を向けそこに書かれた文字を追う。
もう、何年も前の記事、そしてその事件に関わった人の住所がそこに有った。
自分の知らされていない真実がそこに有る筈だったが何も得る事は出来なかった。
ここにあるのは裏切られたという真実のみだった。
この後、西本はどうなったかは知らない。
ただ、藤野の心には親戚からの拒絶、そして両親の死という事実、叔父と叔母の存在が無ければきっとこの世に自分の存在は無かったのではないかと思えるほどだった。

シャワーを浴びながら栢山は思った。
西本という存在がどれほど藤野の心を侵しているか、子供の頃は愛していたと言っていたが両親が死に親戚から疎まれる存在の藤野を思うとなんと酷な人生を歩んで来た事か、「愛していたか」と聞いたとき、子供の頃の藤野は西本を愛していたと答えた。
だが「今は」と聞くと「愛とは違う」と答えた。
吹っ切れているのだと思って居たのは藤野自信では無かったのかと思うと無性に腹が立った。
そして今でも翻弄されている。
西本の存在を消さない限り、藤野はきっと捉われたまま苦しみ続けるのだろうと思った。
シャワーを止め、表に出ると明かりが消えた。
髪を乾かしそのまま寝室に向かった。

パソコンの電源を落としてベッドに座る。
バスルームの方で栢山が出てくる気配を感じた。
部屋の電気を消しベッドに付いいる明かりをつけた。
裸で風呂から上がった栢山が浮かび上がるシルエットを見詰めた。
藤野はパジャマを脱ぎ始めると衣擦れの音が効果音となり、栢山を誘う。
喉を鳴らし深く口付け押し倒す。
裸の体を合わせると混ざり合う体温と水音が室内を濡らし、愛を睦み合い、深く楔を埋めた。
揺れる影かが重なり吐息が洩れ、背中に爪を立て体を開き、腰を揺らす藤野は娼婦のように淫らで妖艶だった。

「淫らな貴方をもっと見せて、ああ、俺を喰らって。。。貴方は俺のものだ」
「ああ、栢山、俺の栢山、もっとわからなくなるくらい抱いて、もっと俺を狂わせろ、ああ、栢山。。。」
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最終更新日  2009年11月14日 04時10分13秒
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