BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年11月18日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

体の痺れと妙な暖かさで目を覚ました鴻山は、自分の置かれた状況を把握する為に少々の時間を要した。
体は昨晩寝た時の裸のまま、椎名の手の中に納まりまるで抱き枕かお気に入りの縫い包みかと勘違いするほどに抱き締められていた。
この状況をどうしたものかと考えながら壁時計に目をやると出勤時間まで余り時間が無い、強引に腹の前で組まれている手を離した。
それに気付いて椎名が眠さを残して目を覚ました。

「なに?暖かくて気持ち良かったのに。。。」

抗議の声は無視をして起き上がると下着を探したが無い。
仕方なくそのまま降りるとチェストの引き出しから新しいのを取り出した。
自分の脱いだものがそこらへんに転がっているのが気に掛かったが探している暇は無い、スラックスを履き、ワイシャツを着、上着を羽織った。

手をポケットから出したとき、何かが落ちた気がしたが確認はせず、急いで会社へと向かった。
それを気だるい体を起こし、鴻山の動きを追っていた椎名が目にしていた。
椎名に取ってはどうでもいい、紙切れだったが親切心からそれを拾い上げた。
その紙には癖の強い文字で椎名でもぞっとする行為が書かれいた。
これが鴻山が恐れる相手の文字なのだと知った、そして下衆な男の悪い冗談だと思ったのだったがこれを甘んじて受け入れている鴻山に腹が立った。
舌打ちをし、捨ててしまおうかと思ったのだったが出来なかった。
鴻山が仕置きを喜ぶ人間ならば、放って措くのだろうが、彼はそうではない、自分のしたことで傷つく彼を見たくないというのが正直なところだった。
同居してほんの数日、椎名に取って鴻山の存在は、どうでもいい人間からちょっと気に成る度同居人へと変わりつつ有った。
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最終更新日  2009年11月22日 03時55分12秒
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