BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年12月12日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

発つ

休養中の全は仕事の有る僕をいろんな意味でサポートしてくれた。
身の回りの世話に執筆中の作品のアシスタント、全は「怪我人を扱使うな」なんていいながら、とても楽しそうに傍に居てくれた。
愛おしい人がこんなに傍に居てくれる事がこれほど幸せなんて思いもしなかった。
そして、この休養中に僕の体に残ったものがある。
乳首とあそこに全のものであるという印で有る、プラチナのピアス、胸のは輪に成ったそれに僕の誕生石のルビーが、あそこには輪が付いた、これは胸のピアスに鎖で連結出来る物、SEXのときこれをされると僕は今まで以上に感じて喜びを得、身も心も全のものに成ったという証に浸る。
だけどそんな蜜月はあっという間に終わりを告げた。
全は毎日忙しく働いている、怪我をする前より忙しいのではないかと思えた。

毎日、そいでは無いけれど幸福だと思う。
ただ、寂しいのは和樹さんが今日、旅立つという事だった。
タクシーで空港に向かった、佐伯先生は外せない講演が2ヶ月前から入っていて見送りには行けないだからこう言われた。

「ごめんね、顕一君、私の代わりに見送りお願いします、私は嫌でも2週間後には和樹と会えるのですもの

なんていいながら言葉に終わりにはハートが見えていた。
車を降りて待ち合わせの場所に向かう一際目立つ大柄の人物が柱に凭れて佇んでいた。
なんて絵になるのだろうと思い、このまま少しの間、見詰めていたいとさえ思えた。

「顕一」

彼が手を振り笑顔が向けられた。
僕は弾かれた様に駆け出して行った。

押し戻す手は大きな手に包まれ、長いキスの後、抱き締められた。

「和樹さん、見られてる」
「構わない」

そのまま手を引かれて僕をグイグイ、引っ張っていく、何処に向かうのかと思ったらトイレの個室、いつかもこんな状況だったことを思い出す。
上着を脱がされ、和樹さんのカバンと一緒に棚に置かれた。

ピクリと肩が震えて手が胸から離れて行く、そこには見せることの出来無い証が存在している、それに触れて手が抜かれる。

「和樹さん。。。」

乱れた服を直して上着を着せ掛けてくれた。

「もう、私が触れられない、体って訳なんだね」

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最終更新日  2009年12月12日 18時12分28秒
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