BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年12月27日
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カテゴリ: 君がいるから
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれ方はご遠慮下さい。R-18

藤野の肩を撫で首筋に触れると微笑む、唇の触れようとした手がスッと引かれた。

「噛まれたら困るからね」

背中がゾクリとする声に言葉を顔を背けるが無理やり戻させる視線が藤堂の視線とぶつかった。

「怯えて可愛い顔が台無しです、ねぇ、笑ってよ」
「そんなこと。。。」
「貴方は笑顔の方が似合うのにね、笑って」
「。。。」
「声も聞かせてくれないのですね、だったら口は必要ないね」


息苦しく口が自然と開く、そこにポケットから取り出したハンカチを強引に捩じ込まれ、その上から外したネクタイで猿轡を噛ませる。
吐き気が襲うがそれは一瞬、生理的な涙が頬を伝う。

「泣かないで、こんな事したくは無いんです、だけど貴方がいけないんだ」

涙を掬い、口に含んだ。
頬を寄せ、愛しげに手で顎のラインを撫でながら舌は耳の穴から耳朶を舐め上げる。
その動きに冷たいものが背中を抜け、ジャラリと鳴る手錠音が妙に耳に響いた。
藤堂はベッドに上がり藤野を跨いで膝を突き、上から見下ろしてくる。
手は腰のラインを沿いベルトのバックルを器用に外しに外した。
見開かれる瞳に藤堂の厭らしく笑う顔が映った。

藤野の知りたかった、当時は幼く西本のその後を知る術は持ち合わせていなかった。
そして両親の死によって叔父に引き取られ守られ生きて来た。


「伯父の事は愛していなかった?こんなに伯父は貴方を愛したのにね」

ばら撒かれる写真、思い出が走馬灯のようにスローモーションで落ちて行った。
笑合う二人、幸せだったが西本が訴えられた事でそれはガラスのように脆くも崩れ去った。
倉本が振り下ろしたバットは無駄に成った。

「伯父も悪いですよね、貴方を愛しながらも他の男の子に手を出すなんてね」


痛みが広がり揺れる体、口からはくぐもった声が洩れる。

「しかしね、金が有る家は有利ですよ、報道陣を黙らせ、訴えた親でさえ和解に持ち込んだ、まぁ、子供の将来を考えればそれが懸命な選択ですよね」

鎖骨に沿って指が滑り、歯が立てられた。

「ぐっ」
「痛かった?」

体を屈めて首筋に吸い付き、新たな痕を残し始めた。
それは藤野の奥に眠る快感を引っ張り出す為の行為、手は乳首を刺激し続け、唇は赤い痕を散りばめる。

「それでもね、伯父は結婚したんですよ、笑えるでしょ、まぁ、仲は良かったけど子供は出来なかった、だから俺が養子に成ったんです、迷惑な話だ」

舌が胸に辿りつく、舌で転がし吸う。

「伯父だけで無く何人の男を咥え込んだ?栢山さんや倉本さんも貴方にも触れさせた?」

声は優しいが投げかけられる言葉には棘が有る。
体が一瞬固まるのを見逃さず、ニヤリと笑いながら上から降りると跪き、脇腹から腹部と吸い痕を残すと締った腹部上下にが揺れ始めた。
藤野はそれを押さえようとするが出来無い、抱かれる事に慣らされた体が皮肉にも感じ始め、朱に染まり藤堂が残した痕だけだ無く栢山の印までも浮き上がらせ、いやらしくも美しく見せた。

「ふふ、好く成って来た?脆いね」

スルリとスラックスのボタンに手を伸ばす。
反射的に身を捩ろうとするがそれも間々ならない、これ以上、触れられたくないという思いが藤野の瞳から涙を零させた。

「貴方は幸せだね、多くの人に守られて、その代償がもしかしてこの体?」

確かに守られて生きて来た。
倉本に叔父や叔母、そして今は栢山、藤堂には守られる相手は居なかったのかと思う。
自分に似た境遇、今の藤堂を見る限り、それさえも嘘ではないかと思えた。
ファスナーが下ろされる音が耳に届く、足が動かないのがもどかしい。

「俺は伯父に抱かれたんですよ」

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最終更新日  2009年12月27日 14時08分10秒
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