BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年01月15日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

椎名がドアをノックする。
返事は無い、ここで宗次の意思を無視して入室するべきか考えた。
以前だったら構わずに入り込んで抱いていただろう。
だが、今の椎名は鴻山の事を考える、相手のことを気遣う気持ちが生まれたのだった。
それは彼の事を好きだと意識し始めたからだった。

「宗次さんちゃんと身体温めるよね、水被ってなでしょ」

やはり答えはない。
入るべきか入らざるべきか迷う、そして意を決しドアノブを捻った。

入室した瞬間、熱気の塊が椎名を通り抜け、人影がシャワーカーテーンの影に巻かれた。

「宗次さん?」

足元の湯は程よい温度で有った事に安堵した。
濡れることも厭わず、カーテンごと鴻山を抱き締めた。
震える身体、冷えているわけではなさそうだがこれでな息苦しいのではないかと思った。

「ごめん、アンタ、考え事すると水、被っちゃうから。。。心配で。。。」
「入るなっていったはずだ。。。」
「うん、だから断ったはずだ」
「そんなの理由に成っていない、離れろ」
「強がんないでよ、俺には弱いアンタ見せろよ」

その言葉に涙が溢れた、消えてしまいたいと思っていた自分に見方が出来たのだと思った。

カーテンの端が持ち上げられ姿晒すことになった。

「苦しいでだろ、出てきなよ」
「お前。。。」

カーテンの中の鴻山を抱き締め、身じろぐ彼に口付けた。

「止めろ、俺はお前のものじゃない」

「例の男?恋人じゃ、ないんだろ?」
「お前だって俺の恋人でも無いくせに」

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最終更新日  2010年01月15日 23時58分59秒
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