BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年01月16日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。R-18

抱き締められた身体が捕まった魚のようにもがく、触れる手が腰骨を辿り中心に絡みつくと動きが止まった。

「触るなと言った」
「俺はアンタに触れたいんだ」
「男に抱かれた身体じゃ足りないから俺を抱くのだろ?」
「違う、アンタだから抱きたいんだ」
「はっ、冗談。。。」
「俺は。。。」
「俺は何だよ?俺はお前達の玩具じゃない」


前に回されていた手が離れ、腰へと廻った。

「ああ、知ってる、アンタの事が好きなんだ」
「この身体がじゃないのか、それとも同情か?」

ズキリと心が痛んだ。
この感情が同情なのかと問われれば最初は同情だっと言っていい、しかし、今は同情ではない感情が生まれていると自覚していた。
だからこそ、動揺し男と寝たのだったが、身体は満足したが心は満たされることはなかった。
そして今、こうして鴻山を抱き締めていることに心が振るえ、身体が反応を示している。
抱いている手にいっそう、力を込めて腰を引き寄せ、股間に触れさせる。

「分かるでしょ、アンタとこうしてるだけなのに俺のは反応するんだ」

反射的に引いた腰に椎名のものが当たった。
目を見開き腕で身体を押すがビクともしない強さに脱力した。

拾った時は目覚めれば元の場所に帰って行くのだと思っていた。
しかし、身体を奪われ、次第に心まで奪われて行くのに気付いた。
そう、同棲を許した時点で既に心の中に有った想いは椎名を好きだという感情が芽生え初めたのだったが、それは抱いてはいけない思いだとして処理して来た。
だから伝えなかった、好きだと告白する資格は自分に無い事を知っているから、言ってはいけない言葉だと思っていた。
告白すれば椎名を巻き込んでしまうのではないと思えたため、椎名に甘えながら好きだと口に出来なかったのだ。

こうされるのは2度目だった。

「下ろせ」
「下ろさない、それにこのままじゃ湯当たりする」
「男を抱き上げるな」
「アンタが軽過ぎるんだ」
「お前が馬鹿力なんだ」

抱き上げ、椅子に座らせた。
鏡の前で髪を乾かされ、バスタオルを巻かれ、椎名は濡れたローブの変わりに新しいローブを纏、バスタオルで包まれベッドに横たえられた時点で、バスタオルが外されシーツと羽根布団を掛けられた。
そのままされると思っていた鴻山は驚きの表情を見せた。

「なに驚いてるの?」
「いや。。。あの。。。」

言葉を言ってしまえば揶揄されるのが分かっていた、だから言えない言葉を飲み込んだ。

「俺とSEXしたく無いんだろ、俺はあの変態野郎とは違うからな」

その言葉に笑が込み上げそうになった、初めて椎名に抱かれたのは合意の上ではなかったのだったのだがそれを棚に上げ、野瀬とは違うとアピールしているのだ。

「なんだよ?」
「抱いても良い。。。」
「え?」
「お前の事が好きだ。。。」

消え入りそうな声での告白、椎名の瞳が見開かれる。

「だって、俺の事。。。」
「好きだって言ってるんだ!」

紅潮する頬が一瞬見れたが布団を被ってしまった顔は確認出来ない。

「俺をこれ以上、煽らないで欲しいんだけど」
「お前が抱きたいって言ったんじゃないか。。。だから抱けって言ったんだ」
「宗次さん良いのか?」
「今更、躊躇するな、散々、無理やりして来たくせに。。。それにお前が俺の事を好きだと言うから許すんだ」

息苦しいのか顔を覗かせソッポを向いた。
スルリと椎名の着ていたローブが落ち、猛った中心が目の前に晒された。
布団とシーツを剥がし、ベッドの上に上がると鴻山がそれを両手で迎え入れ、立ち上がったものに手で触れた。

「お前、これをどうする積もりだった?」

問い掛けに真っ赤に成った椎名が答えた。

「トイレで抜こうかと。。。」

途切れた言葉、鴻山が口付け、舌を犯した。

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最終更新日  2010年01月16日 03時29分11秒
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