BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年01月16日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

これほど順調で良いのかと言うくらい順調な本の売れ行き、ネットとマスコミの力を改めて思い知った。
そして僕も話題の本の作者として取り上げられ、ちょっとした有名人になり、周りが騒がしくなって創作どころでは無くなっていた。

「全、この騒ぎ何とかならないかなぁ?」
「もうしばらくの辛抱だよ、世間は直ぐ忘れるよ、流行ものに弱いからね」
「そんなもんかな」
「そうさ、最後に残るのは君の文章のファンだけだよ」

ペンを止めて顔を上げ、眼鏡を上げた全が僕に笑い掛けた。
僕もその顔に笑い掛けたけど、不安が残る、それは二人の関係、マスコミが動くという事は本のファンだけではない人々が騒ぎ出す。

人に言わせると作家にしては見栄えが良いのだそうで、場違いな取材依頼も飛び込んで来たりしている。
それを仕分けるのが全の役目になっていて、編集の仕事よりもそちらの方が忙しくなっていて申し訳なく思う。

「もう少し、創作の方に意識が向けられるようにして上げられればいいのだけれどね」
「良いよ、全は頑張ってくれているよ」

とは言うものの、マンションの周りには興味本位で人がうろつく、管理会社から苦情も来ているから、そろそろ引越しも考えなければならない。
そこらへんも頭が痛むところだけど、マスコミへの対応も考えなければ成らないのだ。
全の手が僕の方に伸ばされる。
抱き寄せられて口付けられた。
甘い時間もあまり取れはしない、だけどこうして全が気を使ってくれ、これが何よりも癒しに成るのだけれど疲れている全に無理はさせられない。

「ぜん。。。」
「ああ、分かってるよ、俺がこうしていたいんだ、お前の温もりが欲しい」


膝に乗って抱き締めあう、お互いの体温を感じ、香りを感じる。

「だめ、時間が無いんだろ」
「ああ、無いね、だけど君との時間ぐらいはあるよ、それは君も同じだろ」

クスクス笑って、シャツの裾からスルリと手が忍び込んで来た。
触れる手が冷たくて気持ち良い、こうして触れられあうのは何日振りだろう。


「あ、ダメ、こんな所で。。。」
「ここは誰の視線も無いよ、それに俺が限界なんだ、君が隣でインタビュー受けながら笑っているのを見て我慢するのは辛い」

ここのところ人の視線を気にしてキスは勿論、触れられる事もなかった体は火がつくのは早かった。

「ああ、全。。。」
「こんなに感じて、乳首を立たせて、触るだけでは足りないよね」


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最終更新日  2010年01月16日 14時57分52秒
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