BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年02月19日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。


今日はバレンタインデー俺は昼から藤野さんの所に向かう、あの人は意外に誕生日だとかイベントだとかには無頓着で俺から毎年、チョコレートの個数を競ったり、サプライズを仕掛けるのだ、あの人は負けず嫌いだから載ってくるのだけど、今年は日曜日と重なったから勝負は来年へと持ち越しとなった。
事前に貰った個数では悔しいが負けてる、嫉妬はしない、だって藤野さんがそれだけ人望が有っていい男だって事だから、そしてそれが自慢の恋人なのだから。
俺って心が広いと思う。
合鍵を使って部屋に入る。
綺麗に片付けられた部屋、やっぱり掃除でもしていたのだろう、洗い立てのシーツが風になびいている。
荷物をキッチンに置いて部屋を移動した。
藤野さんは?
寝室に向かう、陽だまりでベッドにもたれて雑誌を読み、紅茶を飲む姿が絵に成ると思う。


「あ、栢山」
「朝から掃除ですか?」
「終わって一休み」

笑顔が輝いてる。
この寒いのに窓が全開だから俺は横に座ると肩を抱いた、暖かい。
藤野さんの香りがする。

「何しに来たんだ」
「その言い方、冷たいですね、折角、逢いに来たのに。。。それにバレンタインだから恋人の営みを。。。」

体を押されて逃げられた。

「冗談ですよ、サプライズじゃないですが晩飯は俺が作ります、だから時間をどこかで潰して欲しいんです」
「俺の家なのにか?」


微笑んでウインクすると仕方ないなと言った表情で立ち上がって着替えを始めた。
藤野さんは俺に甘くて優しいと思う、だからこうして俺の言葉に素直に従ってくれる。
服を着替える藤野さん、惜しげもなく肌を晒してる、なんて美味しい状況なんだ、無意識に俺を誘ってるから質が悪い。
着替え終わった背中に抱きつくと腕が振り解かれた。

「なぜ?」

「だったら何時なら良いの?」
「。。。から。。。」

聞き取れないようなか細い声、頬を紅潮させて俯いて絞りだした声で意思を伝えてくる。
俺は噴出してその言葉に頷いた。
藤野さんはそんな俺から逃れて、グレーのタートルネック、黒の細身のジーンズにタータンチェックのパーカーを羽織って部屋を出て行った。
アンタ、そんなに体のラインを強調する服を着て何処に行こうというの?
俺は知ってる、あの人のところだ。
倉本さん、少しの間、藤野さんを預かって下さいね、華を持たせて上げます。
だから嫉妬はしない、戻って来る場所は俺の腕の中しかないのだから。。。帰って来たらキスして嫌って言うほど抱いて上げる。

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最終更新日  2010年02月19日 17時46分37秒
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