BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年02月23日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

週末、ホテルのラウンジ、チェックインを済ませて席に着くとコーヒーを注文し、ゆったっりと椅子に身を預けた。
思いのほか早く終わった商談に満足し、これから訪れるだろう男の登場に期待をしながら運ばれて来たコーヒーに口をつけ、心を落ち着かせた。
時刻は8時を過ぎようとしている。
鴻山は現れない、やはり振られたかと席を立とうとした時、ゆっくりと優雅に歩く姿を見つけた。
おどおどしていない姿から今日の事は覚悟出来ているのだと見て取れた。
私よりも背の低い彼なのだが、175cmは有るだろう、美しい立ち姿が周りの者の目を引き、連れて歩くには自慢なのだが彼に向けられる視線には正直、嫉妬してしまう。

「遅くなりました」
「来ないかと思ったが何か社で有ったか?」

「躊躇したか、飲み物でもどうだ、一息入れてから上にいこう」

「躊躇」の言葉に的を射たのか眉根を寄せた。
表情が良く変る、仕事においてはマイナスになるがこうして二人で居る時にはからかいがいが有って面白い。
彼もコーヒーを頼み会話もなくそれを口に運ぶ、長い睫、切れ長の双眸、そして彼の動きをじっと見つめいると視線を感じているのだろう、微かに唇が震え、動きがぎこちない。
それに気付かない振りで視線で彼を視姦すると耐えがたいものが有ったのだろう、カチャリとカップを置き自ら私を誘う。

「上に。。。行きましょ、落ち着かない」
「なぜ、静かで雰囲気の良い場所じゃないか」
「貴方の視線が。。。」
「私の視線がなんだ?」

隣の席に座りなおして低く静かに耳打ちする。

「視線だけで欲しくなったか?」


微かな怒りを抑えて席を立った彼はエレベーターの方に向かって歩き出し、私もそれに従って歩く、立場が逆転したのではないかと思える光景だった。
エレベーター内は先日と違って数人の客と一緒になり、私達は一番奥に並んで壁にもたれた。
ここで鴻山を弄れないのは残念だが楽しみ部屋まで取って置く、これから朝までは時間が十分あるのだから焦ることは無い、その代わり鴻山の手を握ってやると抵抗は無いがピクリと跳ね、横目で表情を伺うと眉間に深い皺が刻まれ、歓迎されていないのが見て取れた。
途中で二人きりに成る事が出来た。

「な、何を考えてる居るのですか」


それは怒りからなのか、驚きからなのかは分からないがそんな反応が予想通りで面白い。

「君とのSEX」
「冗談。。。」
「事実だろう、これからするのはそれだけだ、私は君を抱く、君は私に抱かれる、お互いの間にはそんな関係しかないじゃないのか?」

二人の間には愛だの恋だの甘い関係は無い、ただあるのは身体の関係、私の想いをぶつけるのみ、これからも、この先も彼が私に私が彼に愛の告白をする事は絶対有り得ない。
エレベーターを降りて部屋へと向かう、俯き付いてくる彼、ドアを開け、ベッドに押し倒し、抵抗する身体を押さえ込んでスーツを脱がせる。
ネクタイを抜き、シャツのボタンさえ外すのがもどかしく引きちぎるとボタンが弾け飛び、ばらばらと床に散らばりた。
息を弾ませる鴻山の肩には月曜に付けた歯型が未だに薄っすらと残っていた。

「この痕が私を思い出させるのだろ?」

その痕にもう一度、噛み付いて消えかけの歯型を濃くした。

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最終更新日  2010年02月23日 13時21分28秒
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