BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年05月12日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方は こちらからご退室下さい。

野瀬は車を走らせる。
苛立ちがスピードを上げて行く、涙を流した鴻山の顔が浮かんでは消える、見たいと思った顔はこんなものでは無かったはずだった。

鴻山は気だるい身体を起こす、最奥が気持ち悪い、処理をしなくてはと思うが身体が動かない、時間が気に成って体勢を変えると溢れる白濁、瞳からは涙が零れた。
のろのろと起き上がる、時間は十分有ったかがこの部屋から速やかに出たいと思う。
バスルームに向かい、シャワーを浴び、後孔に指を伸ばした。
洗わなくては成らない、野瀬の香りが染み付いている、こんな身体で椎名に逢えない、ダラリと出てくる白濁を湯で流してボディーソープを付けてごしごし洗う。
全身に付けられた痕は消えないが香りは落ちた気がする。
身体の状態も先ほどよりはマシに成った。

野瀬が今まで気を使ってくれていたことに気付くのだった。
切ない思いが鴻山の胸を過ぎる。

「俺は玩具じゃないのか?」

野瀬の心が益々分からない、それよりも自分の心が分からない、椎名に逃げているだけなのだろうか、椎名が好き、そう思い込もうとしているのだろうかという疑問が浮かんでは消える。

野瀬は乱暴に車を止めるとバスルームに向かう。
今の思いを打ち消す為に冷水を浴びた。
引いて行く体温と怒り、冷たいとは思わない。
ざっと身体を流してバスタオルで拭くと寝室のベッドに倒れ込んだ。
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最終更新日  2010年05月12日 01時14分49秒 コメントを書く
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